共同カイテック、防災・減災機能を兼ね備えた屋上緑化システムの導入規模が過去最高に

都市の豪雨災害対策に貢献する独自技術で、今期単体で約3.5万㎡の導入を達成

共同カイテック株式会社

2025年9月30日 15時00分

環境設備メーカーの共同カイテック株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：吉田建、以下「当社」）は、雨水流出を抑制する屋上緑化システム「スクエアターフ洪水無用」と雨水貯留と植物の生育を目指す屋上緑化システム「スクエアターフRain96」の導入が、今期（2024年10月～2025年9月）、過去5期において最も多い約3.5万㎡となったことを発表します。

◆再開発が進む都市での防災インフラとして需要が拡大

現在、2002年に制定された都市再生特別措置法の施行により、都市の防災機能の確保を目的の一つに、日本全国各地で都市の再開発が進められています。そんな中、気象庁から「地球温暖化などの影響により、日本の大雨の年間発生回数は有意に増加しており、より強度の強い雨ほど増加率が大きくなっている」（※1）と発表され、日本でのゲリラ豪雨発生数が増加していることがわかりました。防災意識の高まりと共に、ゲリラ豪雨が引き起こす浸水や停電といった都市型災害への対策として防災インフラが求められたことにより、雨水の貯留や流出抑制を行う当社の屋上システムに注目が集まっています。

当社の屋上緑化システム「スクエアターフ洪水無用」と「スクエアターフRain96」は、雨水を活用した屋上緑化を高い自由度を持って実現したと同時に、複数層構造で雨水を貯留・流出抑制することで、ゲリラ豪雨などの大雨に対する防災・減災機能を併せ持つ製品です。再開発の波と共にその機能性が再評価され、今期（2024年10月～2025年9月）、過去最高となる約3.5万㎡の導入実績となりました。主に、建物の計画・設計時に基本仕様として採用されている他、建て替えや修繕工事のタイミングで建物の評価向上を目的に導入される事例が増えています。

共同カイテック「スクエアターフ洪水無用」と「スクエアターフRain96」の導入実績の推移

（※1）気象庁「大雨や猛暑日など（極端現象）のこれまでの変化」

https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/extreme/extreme_p.html

◆大雨時に都市の内水氾濫を防ぐ共同カイテックの屋上緑化システム

スクエアターフ洪水無用

「雨水流出抑制対策量」と「緑地面積」の両方の法規制に対応した緑化施設です。雨水流出抑制量は60L/m2（標準構造の場合）となっており、全国ほとんどの流域対策量をクリアしています。一時貯留槽に溜まった雨水は24時間以内に特殊不織布により排出され、動力なしで下水に排水される構造です。

また、上部の土壌コンテナには、芝から中低木まで植栽が出来、自由なランドスケープデザインも可能です。

＜製品詳細ページURL＞

https://www.ky-tec.co.jp/product/greening-rooftop/turf-rainwater.html

スクエアターフRain96

自然降雨だけで植物の生育を目指す、雨水貯留型屋上緑化システム。雨水利用率96％で、グッドデザイン賞を受賞している製品です。土壌コンテナの下部に貯水槽を設け、雨水を貯める2層構造となっています。45cmの自然土壌と同じ保水力を持ち、SDGsやグリーンインフラ等、昨今の環境配慮製品として最適な屋上緑化システムです。

＜製品詳細ページURL＞

https://www.ky-tec.co.jp/product/greening-rooftop/turf-rain96.html