【ポーラ青山ビルディング】都市と建築/アートと文化財/人の幸せな連携
株式会社久米設計(本社所在地:東京都江東区潮見2-1-22)は、安田アトリエと当社が協同設計した「ポーラ青山ビルディング」が港区景観街づくり賞奨励賞を受賞したことをお知らせします。
■港区景観街づくり賞奨励賞受賞とは
https://www.city.minato.tokyo.jp/matizukurikeikakutan/keikanmachidukurisyou.html
ポーラ青山ビルディング

【設計者コメント】
この度栄誉ある港区景観街づくり賞奨励賞を受賞できましたこと、大変光栄に存じます。本計画では、ポーラ・オルビスグループの掲げる企業ビジョン「多様化する美の価値観に応える個性的な事業の集合体」に応える不動産事業として、今まで同グループが培ってきた建築の歴史(ポーラ五反田ビル、ポーラ銀座ビル等)を踏まえると、ポーラ青山ビルディングにおいても建築とアートの共存によって、このビルで働く人々、青山という街に対して大きな刺激と同時に安らぎを与えることができると考えました。建築主、設計者、アーティスト、アーティストディレクターなど、多様な関係者と美しい景観を創造することを目指して、一致連携し完成に至ることができました。改めまして、感謝申し上げるとともに、このポーラ青山ビルディングが青山通りの新たなランドマークとして区民に深く愛されることを願います。
【建築概要】
名称:ポーラ青山ビルディング
所在地:東京都港区南青山2-5-17
建築主:株式会社ピーオーリアルエステート
設計:有限会社安田アトリエ/株式会社久米設計
施工者:鹿島建設株式会社(建築/空調/給排水/電気/昇降機)
株式会社大気社(空調/給排水)
株式会社きんでん(電気)
東芝エレベータ株式会社(昇降機)
延床面積:17,104㎡
階数:地上16階地下2階
構造:S/RC/SRC/CFT
竣工:2024年2月
受賞:港区景観街づくり賞奨励賞/AACA賞
【設計コンセプト】
アートが感性を刺激するオフィス
神宮外苑、赤坂御用地、外苑墓地の広大な都市緑地に囲まれた南青山のテナントビルである。近年の大量オフィス供給に対する反動と、コロナ禍以降のワークスペースに求められた「個人で集中する場」と「人が集まりコミュニケーションを図る場」への応答。建築とアートが共生することにより、ビルで働く人、そして青山という街に対する刺激と安らぎを与えるためのアート空間を導き出した。青山通り側のファサード5層分を凹ませてアートを配した「街の床間」、ここから立体的にもち出した構造体はアートを支えると同時に、光学ガラス越しに都市の風景を見渡すことのできる内部空間でもある。建物の南側には安田アトリエによって復原・移築された「土浦亀城邸」が寄り添い、近代住宅が誕生した昭和初期の空気が周辺に漂う。ここを訪れる人々が、アートや文化財によって日常の変化の機微を意識するようになり、大いなる刺激剤となることを願う。
【会社概要】
株式会社久米設計
「豊かさ」を拓く。私たちは「豊かさ」とは何かを真剣に考える多様な個性の集合体です。地域・人を大切に、未来を見据えた新たな価値を創造していきます。
1932年の創設以来、数多くの都市、建築の設計を手掛けてきました。技術とデザインの融合を追求し、人と社会への貢献を目指す企業です。本社を東京都江東区潮見に構え、社員数約650名(約450名の資格を有する専門家)を擁し、国内外の幅広いプロジェクトに取り組んでおります。持続可能な社会の実現へ、技術とデザインで貢献してまいります。
URL:https://www.kumesekkei.co.jp/
所在地:東京都江東区潮見2-1-22
取締役社長 井上宏
【久米設計Instagram】
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