全体の8割の人がキャリアブレイクは個人のキャリアにとって有益であると回答/日本国内のキャリアブレイクに関する意識調査
キャリアブレイクに関する国内の意識調査
調査背景
近年、働き方改革やリモートワークの普及に伴い、自己成長やリフレッシュを求めてキャリアブレイクを選択する人が増えています。この調査では、近年注目されるキャリアブレイクの実態を把握し、その背景や目的を把握するための調査を行いました。
主なトピック
・40%の人が心身のリフレッシュのためにキャリアブレイクを取得。
・66%の人が「精神的・肉体的なリフレッシュができた」と回答した一方で、63%の人が「収入の減少から経済的な不安」を感じていたと回答。
・キャリアブレイク取得後、多くの人がキャリアに対する考え方が変わったと回答。
調査結果詳細
1. キャリアブレイクを取った期間はどれくらいですか?
・3ヶ月未満 87名(29%)
・3ヶ月〜6ヶ月以内 85名(28%)
・6ヶ月〜1年以内 79名(26%)
・1年〜2年以内 29名(10%)
・2年〜3年以内 9名(3%)
・3年以上 11名(4%)
2. キャリアブレイクを取った主な目的は何ですか?
・心身のリフレッシュ 121名(40%)
・自己成長や新しいスキルの習得 80名(27%)
・家庭や育児の事情 60名(20%)
・海外留学 14名(5%)
・長期旅行 2名(1%)
・新しい挑戦を見つけるため 20名(7%)
・その他 3名(1%)
3. キャリアブレイクを取ることでどんなメリットがありましたか?(複数回答可)
・精神的・肉体的なリフレッシュができた 197名(66%)
・新しいスキルや知識の獲得ができた 128名(43%)
・家族や友人との時間を増やすことができた 112名(37%)
・自分の価値観やキャリア目標の再確認ができた 103名(34%)
・新たな挑戦に対するモチベーションを高めることができた 74名(25%)
・その他 8名(3%)
4. キャリアブレイクをすることで何かデメリットはありましたか?(複数回答可)
・収入の減少から経済的な不安 188名(63%)
・再就職や復職の難しさ 92名(31%)
・社会的な孤立感や焦り 92名(31%)
・復帰後の環境適応の難しさ 61名(20%)
・キャリアの進行が遅れること 38名(13%)
・デメリットは特になかった 37名(12%)
5. キャリアブレイク後、キャリアや仕事に対する考え方はどのように変わりましたか?(複数回答可)
・仕事とプライベートのバランスを重視するようになった 169名(56%)
・自分に合った働き方を探求し始めた 146名(49%)
・健康やメンタル面を重視するようになった 130名(43%)
・自己成長への意識が高まった 79名(26%)
・仕事へのモチベーションが向上した 64名(21%)
・キャリアの多様性・柔軟性を重視するようになった 53名(18%)
・新たなキャリアへの興味から転職した 44名(15%)
・収入よりもやりがいを優先するようになった 41名(14%)
・長期的な視点でキャリアを考えるようになった 35名(12%)
・その他 3名(1%)
・特に変わりない 6名(2%)
6. キャリアブレイクは個人のキャリアにとって有益だと思いますか?
・非常に有益 81名(27%)
・有益 164名(55%)
・あまり効果はない 8名(3%)
・全く効果はない 0名(0%)
・どちらとも言えない 47名(16%)
代表取締役 末永雄大のコメント
今回の調査より、全体の約8割の人がキャリアブレイクは個人のキャリアにとって有益なものであると回答し、キャリアブレイクが非常にポジティブなものであることが分かりました。
キャリアブレイクを取った期間として一番多かった回答は29%で「3ヶ月未満」でした。それに続いて28%の人が「3ヶ月〜6ヶ月以内」、26%の人が「6ヶ月〜1年以内」と回答しました。
また、キャリアブレイクを取った主な理由では、40%の人が「心身のリフレッシュ」と回答しました。他の回答としては、27%の人が「自己成長や新しいスキルの習得」、20%の人が「家庭や育児の事情」を挙げました。
キャリアブレイクを取ったことでのメリットとして挙げられたのは、「精神的・肉体的なリフレッシュができた」「新しいスキルや知識の獲得ができた」「家族や友人との時間を増やすことができた」でした。一方で、デメリットもいくつか挙げられました。デメリットとして一番多かった回答は「収入の減少から経済的な不安」と全体の6割でした。
キャリアブレイク後のキャリアに対する考え方が変わったとほとんどの人が回答しました。56%の人が「仕事とプライベートのバランスを重視するようになったと回答し、49%の人が「自分に合った働き方を探求し始めた」、43%の人が「健康やメンタル面を重視するようになった」と回答しました。
今回の調査結果から、キャリアブレイクは心身のリフレッシュや新しいスキルの習得に有益であり、全体の約8割の人がポジティブに捉えていることが分かりました。キャリアブレイク後は、多くの人が仕事とプライベートのバランスを重視し、柔軟な働き方を求める傾向が強まっていることが伺えます。そして、企業にとっては、キャリアブレイクを前向きに評価し、従業員の成長をサポートする取り組みがこれから求められるのではないでしょうか。
まとめ
・全体の4割の人が心身のリフレッシュを目的としてキャリアブレイクを取っている。
・全体の6割の人がキャリアブレイクを取ったことで、精神的・肉体的なリフレッシュができたと回答。
・キャリアブレイクは個人のキャリアにとって有益であると回答した人は全体の8割。
調査概要
調査名:日本国内の「キャリアブレイク」に関する意識調査
調査対象:日本国内の就業経験がある20代〜60代の男女 300名
調査年月:2024年10月4日
調査機関:自社調べ
調査方法:インターネット調査(クラウドワークス)
有効回答数:300名
回答者の年齢構成:20代:34名、30代:117名、40代:108名、50代:36名、60代:5名
回答者の雇用形態の構成:正社員209名、契約社員20名、派遣社員11名、アルバイト・パート60名
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