農業支援コワーキングスペース「アグリテックラボ」の第一号入居者にクラウドサービス「RightARM」のテラスマイル株式会社が決定
〜地元農家や都城高専と連携。アグリテックを導入したスマート農業を宮崎県新富町で実現へ〜
一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(宮崎県児湯郡新富町、 代表理事:齋藤潤一、 以下こゆ財団という)は、 農業に関連する事業者向けのコワーキングスペース「アグリテックラボ」について、テラスマイル株式会社(宮崎県宮崎市、代表取締役:生駒祐一)を第一号入居者に決定しました。
入居日は11月1日(木)で、同社で新富町民1名と移住者1名の合計2名を現地メンバーとして雇用し、事業を開始する予定です。
入居日は11月1日(木)で、同社で新富町民1名と移住者1名の合計2名を現地メンバーとして雇用し、事業を開始する予定です。
コワーキングスペース「アグリテックラボ」は、 IoTやドローン、 画像解析、 コンサルティングなど、 農業のコストダウンや高品質化につながる先進技術を保有する事業者を誘致し、 新富町の基幹産業である農業を支援するために、2018年10月にこゆ財団が新富町商店街内の空き店舗を改装したものです。
■特徴:新富町でアグリテック導入を進める農家に実践機会を提供
テラスマイル株式会社は、「みんなが楽しく働ける町づくり」を理念とし、「データ×農業=HAPPY」をビジョンに掲げて農業経営における勘と経験のデジタル化を推進しているベンチャー企業です。農業の経営管理のためのクラウドサービス「RightARM(ライトアーム)」を提供しており、現場でのデータの利活用と改善事例を豊富に蓄積。7年間に及ぶ農業コンサルティングで培った分析メソッドも保有しています。今年の衆議院農林水産委員会では、「データ利活用の先端事例」として、『日本版FBN』と紹介されました。
一方、こゆ財団では宮崎県新富町の主要産業である農業の課題解決に、2017年4月の設立当初から取り組んでいます。これまでは、先進技術で農業の収量向上やコストダウンをはかるアグリテックの研究に注力。 2018年3月には都城高専(宮崎県都城市)と連携協定を締結し、学生と地元農家による共同研究を後押ししているほか、先進農業に意欲的な地元農家を集めての研究会も定期開催しています。
また、同年5月には農業におけるIoTの標準化を目指して「IoT推進コンソーシアム」にも加盟。各種関連事業者との協働、共同研究・開発を促進し、アグリテック事業の成長と拡大をはかってきました。
テラスマイル株式会社の入居は、こゆ財団のこれまでの取り組みを加速させ、アグリテックの実践機会を農家に提供できる大きなきっかけとなることから、第一号の入居者として認定しました。
*テラスマイル株式会社
http://terasuma.jp
RightARMという農業経営の見える化と出荷予測を行うシステムを開発し、主に農業法人と地域商社を中心にサービス提供している。2017年1月 (株)エムスクエア・ラボと資本提携、2017年10月 筑邦銀行と包括提携、2018年1月(株)クロスエイジと営業連携。
経済産業省 先端課題対応型ベンチャー事業化支援等事業
農林水産省 革新的技術開発・緊急展事業のうち人工知能未来農業創造プロジェクト推進事業
総務省 戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)
■背景:現場で進まない農業のスマート化は後押しできる実績とノウハウが必要
宮崎県新富町は約2,210ヘクタールの農地をもつ農業の町です。しかしながら、今後の人口減少社会において担い手の不足が危惧されているほか、価格低迷やコスト上昇などのさまざまな要因で離農が進行している状況があります。
その課題解決において、農業のスマート化は重要なテーマです。ただ、基盤技術は確立されていますが、農業の現場では利活用が進んでおらず、農家や関連事業者はそのメリットを享受できない状態が続いています。
新富町には、先進農業を試験的に導入し、農業の「見える化」に独自に取り組んでいる農家がいます。こゆ財団ではこれを機会と捉え、町内の若手農家を中心に、先進農業に関する研究会を組織。先述の都城高専との共同研究などにいち早く取り組んできました。
テラスマイル株式会社の豊富な実績・ノウハウは、こうした新富町での研究会運営や共同研究を基盤として活用することで、アグリテックを拡張させる大きな推進力となります。また、新富町の農家にとってもアグリテックの実践機会が得られ、経営改善や収量増につなげられるなど、双方にメリットを生み出すことができます。
■今後の展望:さらなる入居者と協働。上場企業の輩出を目指す
農業特化型コワーキングスペース「アグリテックラボ」では、引き続き、10月25日まで入居希望者を募集しています。新たな入居者とテラスマイル株式会社、農家、こゆ財団とのシナジーを加速させることで、新富町の農業における課題解決を支援。上場企業の輩出を目標として、先進農業の実践に取り組みます。
<施設概要>
農業特化型コワーキングスペース「アグリテックラボ」
場所:新富町商店街(新富町富田2)
定員:残り9社(1社2名まで)
利用:24時間
形態:創業または支店/支社拠点(テレワークも可。但し1ヶ月の2/3は所在していること)
料金:無料(2018年11月~2019年10月)
申込:2018年11月15日締切
(問)こゆ財団 0983-32-1082(担当:高橋慶彦)
<入居について>
入居に際しては、事前審査を行います。申込受付は定員に達し次第締め切ります。
①お申し込み
次のフォームよりお申し込みください。(入居申込フォーム http://urx3.nu/Mm2l)
②審査(面談)
現地(宮崎県新富町)で面談を行います。
③入居手続
審査通過者には入居手続を案内します。
*関連プレスリリース
農業に特化したコワーキングスペース「アグリテックラボ」が宮崎県新富町に開設
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000028395.html
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