置き配バッグOKIPPAを環境配慮型再生素材RENUで製造開始 ~「エシカル&サステナブルバッグOKIPPA」で再配達問題解決を通じたサーキュラーエコノミーの構築を目指す ~

Yper株式会社

Yper株式会社(本社:東京都渋⾕区、代表取締役 内⼭ 智晴、ヨミ:イーパー、以下Yper)は、伊藤忠商事株式会社(代表取締役社長COO:鈴木 善久、本社:東京都港区、以下「伊藤忠商事」)が展開をする循環型素材ブランド「RENU®(レニュー)」の再生ポリエステル素材を利用して、「置き配バッグ™『OKIPPA(オキッパ)』」の製造を開始し、年内に順次提供する予定です。これを機にYperは、再配達問題の解決だけでなく、サーキュラーエコノミー(循環型経済)を構築できるサービスを推進します。

     「エシカル&サステナブルバッグ」OKIPPA

現行品のOKIPPAはメインのバッグ部分を通常のポリエステル素材100%で製造しています。一方、RENUは衣料品の生産時に発生する端切れやポリエステル素材の使用済衣料品等を原料とする再生ポリエステル素材で、繊維由来であることが特徴の環境配慮型リサイクル素材です。

今回、OKIPPAバッグをRENUを使って製造することで、石油をはじめとする化石燃料の使用量削減と衣料廃棄量の削減を実現します。Yperは、OKIPPAの「バッグ」という特徴を生かし、ファッションアパレル業界における課題と再配達問題という2つの社会課題を同時に解決する取り組みを推進します。

■ 「エシカル&サステイナブルバッグ」OKIPPA
2018年9月以来Yperでは、宅配の再配達問題の解決を目的として置き配バッグOKIPPAの普及に注力してきました。最近では、新型コロナウイルス対策としてのEC利用率の増加や非対面での宅配物受取りニーズによるOKIPPA導入事例も増加しています。過去の実証実験では、OKIPPAでの高い再配達率削減による環境負荷低減効果も実証されています。(*1) (*2)また実際に、再配達率の減少は、多くの現場配送員にとっての適正な賃金の支払いや心身の負荷軽減といった労働環境の改善にも繋がることがわかっています。(*2)(*3)実証実験で対応した約95%の配送員がOKIPPAの普及を望む結果も出ており 、OKIPPAの普及が社会環境の改善に繋がる仕組みが構築されてきています。(*2)
さらに今回、OKIPPA製造過程でのRENUの利用が加わり、衣料廃棄物量の削減と、石油由来のポリエステルを利用した場合と比べて、石油をはじめとする化石燃料の使用量削減が可能になりました。


数値で見る「エシカル&サステナブルバッグ」OKIPPA

(全国で使用されているOKIPPAバッグ 15万個がすべてRENU素材と仮定して換算)(*1) (*2) (*4) (*5) (*6)

再配達削減効果   
  • CO2排出削減量:790トン/年
  • 再配達に費やす労働時間削減:146万時間/年
  • 新規荷物受入れに代替可能な人件費:22億円/年(時給1,500円換算)
再生素材利用効果
  • 廃棄物再利用量:63,690枚(Tシャツ1枚200g換算)
  • 削減できる水の量:23,160本(ペットボトル500ml)

■ OKIPPA x RENUで実現可能なサーキュラーエコノミー
今回、OKIPPAの仕組みにRENUを採用することで、OKIPPAサービスを通じてサーキュラーエコノミーを推進するための、重要な2つの工程を製品ライフサイクルに導入することになります。現在でもOKIPPAバッグの破損、また、住環境の変化に伴いバッグが不要になった場合には、ユーザーからの製品回収を行なっていますが、今後はそうした回収品を再生ポリエステルに戻し、再生素材100%のOKIPPAバッグ製造、回収、再利用を目指します。

1.    石油をはじめとする化石資源の使用量削減と衣料廃棄物の削減
2.    OKIPPA利用後の製品廃棄を削減して再利用を促進(※将来的な施策)

RENU素材、OKIPPA製造の循環イメージ

■伊藤忠商事 ファッションアパレル第三部 繊維原料課のコメント
RENUはサプライチェーンから生み出される廃棄繊維・使用済衣料品を繊維製品へリサイクルすることで、サーキュラーエコノミーを実現し、環境への負荷が高いとされている繊維産業を変えることを目指しています。今回の取り組みでは、再配達の削減という社会課題の解決によってCO2排出削減を達成するOKIPPAに、繊維産業における廃棄問題の解決を目指すRENUを採用していただけることで、モノだけではなくサービスを通して、消費者の方々により身近に社会課題の解決への貢献を実感していただけると考えております。将来的には使用済OKIPPAバッグの回収・再利用が実現できるよう進めて参ります。 

■ Yper代表取締役 内山智晴のコメント
OKIPPAはこれまで単に宅配ボックスとしてのイメージが強くあった商品ですが、今回、RENUを利用させて頂くことで、バッグという特性を活かし、玄関前を飾るアパレル雑貨としての商品開発が可能になると考えています。社会課題である再配達問題をより早く解決するためには、物流や不動産業界からの活動にとどまらず、より多くの方が自然と課題解決に参画できる仕組みが重要です。今回の取り組みが、OKIPPAサービスを介した社会への価値提供をより多様化し、より多くの事業者様及びユーザー様とサーキュラーエコノミーの推進をできる社会環境作りに繋がることを願っています。

【参考情報】
RENUの循環イメージ

■再生ポリエステル素材「RENU®」について
伊藤忠商事がファッション業界の課題を解決し、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現を目指すプロジェクトとして2019年春にスタートした「RENUプロジェクト」。そのプロジェクトの第1弾が再生ポリエステル「RENU®」展開です。再生ポリエステルの製造には、使用済みペットボトル原料を利用したものがよく知られているが、RENUでは、衣料品の生産時に発生する端切れやポリエステル素材の使用済衣料品等が原料になっています。

(*1) (2020/3)大阪府八尾市と実施した実証実験で再配達7割削減に成功
     https://www.yper.co.jp/20200326/1027/
(*2) (2020/5) 宅配バッグOKIPPA 95%の配送員が「普及してほしい」と回答
     https://www.yper.co.jp/20200520/1088/
(*3)  補足:OKIPPAが普及することによる再配達の削減によって、配送員の労働賃金が適正に支払われるようになり(現状大手配送会社と下請け配送会社の雇用形態は個建て精算が多く、再配達になると配送完了してないので賃金が払われないことが多い)、労働環境の改善と向上、雇用の安定に繋がる。
(*4) 東京都環境局 排出量取引に関する調査結果(取引価格の査定結果等)
     https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/climate/large_scale/trade/#cmssateikakaku
(*5) 国土交通省 宅配の再配達の削減に向けた受取方法の多様化の促進等に関する検討会報告書(P6)
     https://www.mlit.go.jp/common/001106397.pdf
(*6) RENU®  https://renu-project.com/wp-content/uploads/2020/02/RENU%E2%84%A2_Brochure_1910_v06_JP.pdf
    【最新版ブローシャ―】 https://www.yper.co.jp/wp-content/uploads/2020/10/RENU_R_brochure_ITOCHU-Corp.pdf

■置き配バッグ™ OKIPPAについて

OKIPPAは煩雑な再配達受け取りを不要にする吊り下げ式簡易宅配ボックスです。不在中だけでなく在宅時でも、非対面で荷物の受け取りが可能です。
玄関ドアノブに簡単に取り付けができ、設置工事は不要。使用時以外は手のひらサイズに折りたたんでおけるため、常設していても玄関の場所を取りません。EC(ネット通販)のヘビーユーザーや、宅配ボックスがない住居にお住まいの方などに好評をいただき、2018年9月の販売開始から、すでに全国15万世帯以上で利用いただいています。(2020年10月8日時点)

盗難や個人情報漏洩対策として、2種の鍵(ドアノブ専用ロックと、シリンダー式南京錠の内鍵)構造を採用。連携可能なアプリでは、盗難補償保険に加入できるだけでなく(*) OKIPPA荷物通知を受け取ることができ、いつでもどこにいても荷物の受け取りと到着確認が可能になります。

  (*) 東京海上日動と共同開発した専用の盗難補償「置き配保険™」
     https://www.okippa.life/insurance/

■ OKIPPAアプリ(iOS/Android)
配送会社9社の配送状況表示に対応。OKIPPAに荷物が配送されると、配送完了通知が届きます。
アカウント情報やメールをアプリと連携させると、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、ユニクロなどの通販サイトで購入した商品情報を自動で取得し、配送状況をいつでもすぐに確認することができます。
iOS: https://itunes.apple.com/jp/app/%E8%8D%B7%E7%89%A9%E7%AE%A1%E7%90%86nr/id1334541155?mt=8
Android:  https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nr_yper

■ 置き配バッグ™ OKIPPA 製品概要
世界3大デザイン賞受賞のエコバッグ「Shupatto」を開発した生活雑貨メーカー株式会社マーナと共同開発。

品名: OKIPPA(バッグ・専用ロック・内鍵、専用バンド、取扱説明書他7点セット)
カラー: ネイビー(オリジナルデザインでのカラーバリエーションあり)
通常販売価格:「買い切りプラン」4,980円(税・送料込み)
※サブスクOKIPPA開始による価格改定(2021年1月13日)※旧価格 3,980円(税・送料込)
材質:本体/ポリエステル(撥水加工)
耐荷重:13kg
サイズ:バッグ使用時/約70×66cm(容量57L)
            折りたたみ時/約13×13cm(厚さ5cm)

■ Yper株式会社について
商号:Yper株式会社
設立:2017年8月3日
本社住所:〒150-0036 東京都渋谷区南平台町13-15
代表者:代表取締役 内山 智晴
OKIPPA製品公式サイト:https://www.okippa.life/
Yper企業サイト:https://www.yper.co.jp/

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会社概要

Yper株式会社

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URL
https://www.yper.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区東品川2丁目2-43 T2 office 2F
電話番号
-
代表者名
内山 智晴
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年08月