Snowflake、より高速で効率的なウェアハウスおよびAI駆動のデータガバナンスを実現する新たなコンピュートのイノベーションを発表
※本報道資料は米国スノーフレイク社が6月3日に発表した内容の抄訳です。

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新たに発表するスタンダードウェアハウス - 第2世代は分析性能が2.1倍高速化し、顧客のインサイト創出を加速
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Snowflakeアダプティブコンピュートにより、さらに容易にウェアハウスを活用できるようになり、顧客のプラットフォーム管理の負担を解消しつつ、より速やかな成果をより低いコストで実現
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Copilot for Horizon カタログやAI主導モニタリングなど、相互運用性の強化とAIによる新たなセキュリティおよびガバナンス機能をSnowflake Horizon カタログで提供
AIデータクラウド企業であるSnowflake(ニューヨーク証券取引所:SNOW)は本日、年次ユーザーカンファレンスSnowflake Summit 2025において、最新データインフラストラクチャの基準を引き上げ、より高速なパフォーマンス、利便性の向上、より高いコストパフォーマンスを提供するコンピューティング技術革新の次なる進化を発表しました。これに含まれるのは、Snowflakeの仮想スタンダードウェアハウスに次世代のハードウェアを追加し分析性能を2.1倍(※1)高速化した改良版、スタンダードウェアハウス – 第2世代 (Gen2)(現在GA中)です。さらに、Snowflake アダプティブコンピュート(現在プライベートプレビュー中)も発表しました。これは自動的なリソースのサイズ調整と共有により効率を最大化し、リソース管理負荷を軽減する、新たなコンピュートサービスです。アダプティブコンピュートを使って構築されるウェアハウスであるアダプティブウェアハウスは、コストの上昇なくパフォーマンスを高速化し、ひいてはAI時代におけるデータ管理のあり方を刷新します。
Snowflakeのコアデータプラットフォーム担当責任者、Artin Avanesは次のように述べています。「当社は顧客が最新データプラットフォームに期待することを大きく刷新し、より高速な性能、容易な拡張性、費用対効果の向上を実現します。SnowflakeのGen2は中核となる分析処理を2倍以上高速化し、チームがより迅速にデータに基づく判断を行えるようにします。アダプティブウェアハウスを組み合わせ、リソース判断を自動化し適切なサイズ調整を行い、より簡単かつ効率的にプラットフォームを管理できるようにします。これは単なるインフラストラクチャの改良ではなく、変化の激しいAI時代において企業が速やかにイノベーションを進められるよう備えるものです」
ファイザーのエンタープライズデータベースソリューション担当ディレクター、Steve Ring氏は次のように述べています。「世界トップクラスのバイオ医薬品メーカーである当社では、革新的な医薬品をいち早く提供するためのあらゆる業務において効率と拡張性が欠かせません。Snowflakeの使いやすく接続された信頼性の高いプラットフォームは、当社の業務の合理化に重要な役割を果たしており、データの価値やエンドユーザーに対する影響の最大化を可能にしています。アダプティブウェアハウスがその成功を土台にさらなる成果を生み出すものと期待しています。アダプティブウェアハウスはクラウドコンピューティングの大規模化の始まりであるだけでなく、人の介在なく、ワークロードの需要に応じてリソースを動的に調整できる点に注目しています」
Snowflake Gen2、分析性能を2.1倍高速化
データ量が増え、ワークロードが何倍にも拡大する中、クエリの遅延、ボトルネック、生産性の低下が発生し、従来のコンピュートでは状況に対応することが困難になっています。急速に拡大するワークロード全体でより複雑なエンドツーエンドの分析が行われるようになる中、Gen2のウェアハウスは今日のデータ要件に対応するための、より高速なパフォーマンスを提供できる設計となっており、ハードウェアのアップグレードとソフトウェア強化に支えられたこれらのイノベーションにより、極めて高速な分析機能と業界屈指のパフォーマンスを提供します。世界中の何千もの顧客がSnowflakeの現在標準となっている仮想ウェアハウスの最新版を活用して、変化の激しいAIの世界に組織が将来にわたって対応できるよう支援します。
Snowflake アダプティブコンピュートにより、より高い効率でビジネス革新を推進できるよう支援
今日のAI主導の環境において、組織はすべてのデータから価値を創出する時間を短縮化する新たな方法を継続的に模索しなければ、競争に勝ち残ることはできません。これまで何十年にもわたり、企業は時間を要するクラスタ管理、業務を中断するアップグレード、手作業での性能調整、そして煩雑な最適化の作業など、スタックのあらゆる層で運用上の負担に苦労してきました。
アダプティブコンピュートはしばしばビジネスの妨げとなる複雑な運用の解消に向けた重要な取り組みです。アダプティブウェアハウスは背後でリソースを自動的に拡大し、クエリをインテリジェントにルーティングすることでウェアハウス管理を簡素化し、担当者は基盤となるインフラストラクチャの対応から解放され、イノベーションに注力することが可能になります。インフラストラクチャはシームレスになり、ユーザーは基盤となるインフラストラクチャを意識することなく利用できます。このようなコンピュートサービスを搭載するアダプティブウェアハウスにより、手作業でウェアハウスのサイズ調整、並行処理設定、マルチクラスター構成を管理する必要がなくなります。さらに、アダプティブウェアハウスは最新のハードウェアやパフォーマンス強化を取り入れた設計となっており、アカウント内でのリソース共有を最適化し、優れたコストパフォーマンスで効率を最大化します。
Snowflake、信頼性やデータへのアクセスのしやすさを向上させるさらなるプラットフォームのイノベーションを発表
Snowflakeは、新たなコンピュートイノベーションによりパフォーマンスの高速化、利便性の向上、コストパフォーマンスの改善を実現するだけでなく、信頼性やデータへのアクセスのしやすさを改善するためのその他の機能も発表します。
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カタログおよびエンジン間の相互運用性:新たなカタログリンクデータベース(近日中にGA開始)により、顧客はSnowflake Horizon カタログを、Apache Polaris™(※2)、SnowflakeのApache Polaris向けのマネージドサービス(Snowflake オープンカタログ)、AWS Glueなど、Iceberg REST カタログにより管理されるApache Iceberg™(※3)オブジェクトと自動的に同期させ、容易に高度なガバナンスや探索機能を適用することができます。
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ユニバーサル検索によるデータ探索の拡張:外部データへのユニバーサル検索(近日中にプライベートプレビュー開始)を利用して、Snowflakeから離れることなく、PostgreSQL、MySQLその他社外ソースの外部リレーショナルデータベースのデータを探索することができます。これにより、ユーザーは事実上どこからでもデータを特定し、データエコシステム全体で可視性を高めることができます。
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AIによるデータガバナンスでセキュリティ&コンプライアンスを改善:新たなHorizonカタログでのCopilot活用(近日中にプライベートプレビュー開始)により、SQLの専門知識がなくても、Snowflake Cortex AIによるチャットインターフェースをとおして、ガバナンスやセキュリティの疑問に対する回答を容易に得ることができます。より直感的で使いやすいデータ監視を実現し、より速やかで情報に基づく意思決定により、セキュリティおよびコンプライアンスも強化します。
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信頼できるデータ復旧で企業を保護:規制コンプライアンス強化とランサムウェアに対するサイバーレジリエンスで顧客を支援するため、Snowflakeはポイントインタイム(特定の時点で取得)方式の、イミュータブルな(改ざんできない)バックアップ機能であるスナップショット(近日中にパブリックプレビュー開始)を提供します。スナップショットはデータの作成後は変更や削除ができないようにすることで、必要な時に確実にデータを復旧できるようにします。
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セキュリティをユーザーのニーズに合わせてカスタマイズ:トラストセンターの機能拡張(近日中にGA)により、独自要件に合わせたセキュリティスキャナー用のパートナーソリューションを構築し、提供できるようになります。これにより、環境に合わせたソリューションで、業界特有のコンプライアンス基準により柔軟に対応できます。
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問題解決とデータパフォーマンス最適化を推進:Snowflakeの顧客は、新たなAI オブザーバビリティツール(現在GA中)によりリアルタイムのインサイトと統合された診断により問題をより迅速に解決し、パフォーマンスを最適化し、開発者の生産性向上、データ環境全体の可視性と管理性の向上を実現します。
関連情報:
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データウェアハウスを簡単に活用し、完全に最適化することのできるSnowflake アダプティブコンピュートについて詳しくは、こちらブログ投稿をお読みください。
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AIによる脅威検知、Snowflakeのトラストセンターの改良、新たなAIオブザーバビリティツールなど、Snowflakeによるプラットフォーム機能の拡張について詳しくは、こちらのブログ投稿をご覧ください。
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Snowflake Summit 2025で公開したすべてのイノベーションと発表内容については、Snowflakeのニュースルームでお読みいただけます。
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※1 Snowflakeの性能向上は2024年5月3日(Standard Warehouseを使用)および2025年5月2日(Gen2を使用)に測定されたベンチマーク結果に基づいています。
※2 「Apache Polaris」はApache Software Foundationの米国および/または他の国における登録商標または商標です。
※3 「Apache Iceberg」はApache Software Foundationの米国および/または他の国における登録商標または商標です。
このプレスリリースには、明示または黙示を問わず、(i)Snowflakeの事業戦略、(ii)開発中または一般に提供されていないSnowflakeの製品、サービス、テクノロジー、(iii)市場の拡大、トレンド、競争状況に関する考察、(iv)Snowflake製品とサードパーティプラットフォームの統合およびサードパーティプラットフォーム上でのSnowflake製品の相互運用性と可用性についての言及など、将来の見通しに関する記述が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述は、さまざまなリスク、不確実性、前提に左右されます。これには、Snowflakeが証券取引委員会に提出するForm 10-Q(四半期レポート)やForm 10-K(年次レポート)内の「リスク要因」などのセグメントに記載されているリスク、不確実性、前提が含まれます。これらのリスク、不確実性、前提を考慮すると、将来の見通しに関する記述において予想または暗示されている結果と比較して、実際には大きく異なる結果や反対の結果に至る可能性があります。 これらの記述は、初回記述日の時点に限った記述であり、かかる記述の時点で入手可能な情報に、および/または経営陣がかかる時点で抱いていた誠実な信念に、基づいています。法律で義務付けられている場合を除き、Snowflakeには、本プレスリリース内の記述を更新する義務または意図は、一切ありません。そのため、将来の見通しに関するいかなる記述も、未来の出来事についての予測として利用してはなりません。
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Snowflakeについて
Snowflakeは、簡単かつ効率的で信頼性の高いエンタープライズAIを実現します。世界最大規模の数百の企業を含めた11,000を超える世界中のお客様が、SnowflakeのAIデータクラウドを利用して、データ共有、アプリケーション構築、AIによるビジネス強化を実践しています。エンタープライズAIの時代が到来しました。詳しくは、snowflake.com(ニューヨーク証券取引所:SNOW)をご覧ください。
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