北海道札幌市と DFA Robotics、人口減少に適応した持続可能なまちづくりを目指し連携協定を締結

第一弾の取り組みとして、自動除雪ロボットにより札幌市の深刻な冬期課題の解決と人手不足の緩和を目指す

株式会社チェンジホールディングス

北海道札幌市(以下「札幌市」)と株式会社チェンジホールディングス(本社:東京都港区、代表取締
役兼執行役員社長:福留 大士、以下「チェンジ HD」)の子会社である配膳・清掃・搬送ロボットであ
らゆる業界の DX を推進する株式会社 DFA Robotics(本社:東京都港区、代表取締役社長:松林 大悟、以下「DFA Robotics」)は、人口減少に適応した持続可能な都市の構築を目的として連携協定を締結しました。

本協定にもとづき、両者は、ロボティクスを活用して地域課題・社会課題の解決を図るとともに、行政
施策の効率化・省力化や、市内における人手不足の解消につながる取り組みを官民連携で推進していき
ます。第一弾の取り組みとして、札幌市特有の地域課題である除雪・排雪作業の負担軽減に向け、自動
除雪ロボットの実証実験を進めてまいります。

■本協定の概要 

本協定は、札幌市とDFA Roboticsが相互に連携し、それぞれが有する人材・技術・ノウハウ等の資源を活用しながら、人口減少の進行下においても地域経済力の向上と新たな価値創造につながる取組を推進することで、「人口減少に適応した持続可能な都市の構築」に寄与することを目的としています。

連携・協力する主な事項は以下のとおりです。

  1. ロボティクスを活用した、人口減少に適応した持続可能な都市の構築に関する事項

  2. ロボティクスを活用した行政施策の効率化・省力化に関する事項

  3. ロボティクスを活用した市内の人手不足解消に関する事項

  4. その他、両者の協議により必要と認められる事項

今回の自動除雪ロボットの実証は、上記のうち「人口減少に適応した持続可能な都市の構築」と「市内の人手不足解消」に資する取り組みの第一歩として位置づけられています。

■協定締結の背景 

札幌市では、さらなる官民連携の推進に向けて、民間事業者から札幌市との協働に関する相談・提案を受け付ける「SAPPORO CO-CREATION GATE」を運営しています。今回、DFA Roboticsでは札幌市が掲げる「誰もが幸せを感じ、希望を実現している、魅力と活力に満ちあふれた未来」の実現に向け、人口減少・高齢化に伴う人手不足への対応を見据え、ロボティクスソリューションの利活用を「SAPPORO CO-CREATION GATE」を通じて提案しました。

協定概要の1.~3.の事項に係る第1弾の取組である、札幌市の雪対策では、近年、「断続的な大雪」や短期間で集中的に降る「極端な大雪」により道路交通・物流・市民生活に大きな負担が発生しており、交通網の混乱や企業の営業機会の損失など、地域経済全体に影響が及んでいます。

また、市内全域を対象とした除雪・排雪作業には多くの人員とコストが必要とされ、札幌市での除雪・排雪関連予算は非常に大きな規模となっております。さらに、少子・高齢化に伴う除雪の担い手不足が深刻化し、将来的に地域の冬季移動環境の維持が難しくなることが懸念され、効率的かつ持続可能な除排雪体制の構築が長期的な課題として対応が求められています。

こうした状況から、効率性・安全性を両立する新たな除雪・排雪手法としてロボティクス技術への期待が高まっています。本協定を通じて、札幌市とDFA Roboticsは、ロボット技術を活用した課題解決モデルの構築と、その社会実装を共同で進めていきます。

■取り組みの内容 

本協定にもとづき、まずは以下の取り組みを行います。

● 自動除雪ロボットの実証準備

歩道や公共施設周辺など、市内の除雪・排雪負担が大きいエリアでのロボット活用を想定し、実証に向けた走行環境調査・オペレーションの設計。

● 地域特性に応じたロボット仕様の検討

札幌市特有の粉雪・湿雪・路面凍結・吹雪・寒冷環境に対応するため、ロボットの性能・安全性・遠隔監視システムの改善案を検討。

● 自治体との連携体制構築

実証後の運用モデルや除雪計画への組み込みの可能性を含め、将来的な地域展開に向けた官民協働体制を整備。

将来的には、除雪のみならず、ロボティクスを活用した行政施策の効率化・省力化や、さまざまな分野における人手不足解消に向けた取り組みへと連携範囲を広げていく予定です。

■連携を通じた事業の特徴 

DFA Roboticsは、国内3,500台超の導入実績と、全国24時間体制のアフターサポートの強みを通じて、自律走行技術を活用したロボットソリューションを配膳・運搬・清掃領域など幅広い分野で提供しています。

これまで培った知見と技術を活用することで、札幌市の厳しい雪環境や人手不足といった地域特性・社会課題に対応し、人口減少に適応した持続可能なまちづくりへの貢献を目指します。

■今後の展望 

2025年度冬季に実証実験を行い、得られたデータをもとに性能改善を図ります。将来的には、公共インフラだけでなく商業施設・マンション管理・住宅地などにおいても導入可能なソリューションとして展開し、札幌市全域の冬季負担軽減および人手不足の緩和に寄与することを目指します。

本協定にもとづき、札幌市とDFA Roboticsは、自動除雪ロボットを皮切りに、ロボティクスを活用した行政施策の効率化や、さまざまな産業分野における人手不足解消など、人口減少に適応した持続可能な都市づくりに向けた新たなプロジェクトを検討・推進していきます。

■札幌市のコメント 

「札幌市では、人口減少や高齢化が進むなかでも、市民の皆さまの安全・安心な暮らしと都市の活力を維持・向上させる『持続可能なまちづくり』を重要なテーマとしています。

このたび、ロボティクス分野で豊富な実績を有するDFA Roboticsと連携協定を締結できたことを大変心強く感じております。まずは自動除雪ロボットの実証を通じて、冬期の生活環境の改善と人手不足の緩和に取り組むとともに、将来的には行政サービスの効率化など、さまざまな分野でのロボット活用の可能性を共に探ってまいります。」

 ■DFA Roboticsのコメント 

株式会社DFA Robotics 執行役員 山本 雄士

「このたび、札幌市様と人口減少に適応した持続可能な都市の構築を目指す連携協定を締結できたことを大変光栄に思います。当社は『次世代の社会インフラの創造』をビジョンに掲げ、ロボットが人の働き方を支え、可能性を広げる社会の実現を目指して事業を展開してまいりました。自動除雪ロボットの実証をはじめ、ロボティクスを活用した行政施策の効率化や人手不足解消の取り組みを、札幌市様とともに進めることで、北海道が抱える冬期課題の解決と、持続可能なまちづくりに貢献してまいります。」

■株式会社DFA Roboticsについて 

「次世代の社会インフラの創造」をビジョンに掲げるロボティクスソリューションカンパニー。ロボットが「人の仕事を奪う」のではなく、「人の可能性を伸ばす」存在と位置づけ、配膳・清掃・搬送など多様なサービスロボットを社会実装し、飲食、ホテル、小売、工場、医療、介護など、さまざまな業界が直面する人手不足や生産性向上の課題解決に貢献。国内3,500台超えの導入実績と、豊富な製品ラインナップから最適な機種、運用方法をご提案。全国140箇所以上の保守拠点を持ち、迅速かつ正確なアフターサポートが強み。

会社概要

株式会社DFA Robotics

設立:2017年9月

代表者:代表取締役社長 松林 大悟

本社:東京都港区虎ノ門3-17-1 TOKYU REIT 虎ノ門ビル6階

資本金:5,683万5,500円

事業内容:配膳・運搬・清掃などを担うサービスロボットの輸入、販売、導入支援、アフターフォロー等

https://dfarobotics.com/

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会社概要

URL
https://www.change-jp.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門三丁目17番1号 TOKYU REIT 虎ノ門ビル6階
電話番号
03-6435-7340
代表者名
福留 大士
上場
東証プライム
資本金
10億237万円
設立
2003年04月