上司や先輩社員に「相談のしやすさ」「人柄の良さ」「ほめてくれる」ことを期待

2023年度トレノケート新入社員研修アンケートより

トレノケート株式会社

2023年11月17日 14時30分

人材育成のトレノケート株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：早津昌夫、以下トレノケート）は、2023年度トレノケートの新入社員研修の受講者にアンケート調査を実施しました。

■上司や先輩社員に期待するのは「いつでも相談できる雰囲気がある」「人柄」が上位

上司や先輩に期待するのは「いつでも相談できる雰囲気がある」85.9％、「人柄が信頼できる」67.2％となり、2022年度より10％以上高くなりました。この点から2023年度の新入社員は、上司や先輩社員に相談のしやすさや信頼感を求める傾向が見られました。

Q：職場の上司や先輩社員に期待することはどのようなことですか（複数選択）

■成長意欲がある一方、プライベートの充実も大切にしている

「あなたが仕事をするうえで大切にしたい、または成し遂げたいことは何でしょうか」という設問に対しては、「自分の成長」「経験を積む」「プライベートの充実」という回答が上位を占めました。仕事での成長とともにプライベートも充実させたいという傾向が読み取れました。

■新入社員研修中に「同期との人間関係が築けた」「同期と助け合えた」という声が増加

「新入社員研修中でよかったことは何でしょうか」という設問では、「同期との人間関係が築けた」（70.6%）、「同期と助け合えた」（65.3%）を選んだ人が2022年度に比べるとそれぞれ17.3％増、15.8％増となりました。この点から、昨年までよりも同期との接触機会が増えた可能性が伺えます。

■「コロナ禍の影響による、『対面コミュニケーション経験』の少なさ、ぜひ念頭に」　～法政大学　廣川進教授

当アンケートの設問内容策定と回答結果の考察にあたり、法政大学キャリアデザイン学部　廣川進教授に監修いただきました。廣川教授の監修のことばを一部抜粋しご紹介いたします。

「今年入社の新入社員のなかには、サークル活動をしていなかった学生も多いことでしょう。ゼミでも飲み会や合宿など、教員、上級生、下級生との交流経験も少なく、上下の人間関係の経験がそもそも少なくなっているかもしれません。そのため、職場の上司、先輩を理想化したり期待値が上がったりしてしまっているのかもしれません。こうした期待がそのとおりでなかった場合、『こんなはずではなかった』という失望に変わることも想定しておいた方がよさそうです。

『密でない青春』を送らざるを得なかった新入社員たちに温かいまなざしを、まずは向けてあげてほしいのです。

一方で、信頼関係を作りながら、彼ら彼女らに届くコミュニケーション、指導やキャリアにかかわる対話の量と質をどうやって上げていくか、私たちも模索していかなくてはならないのでしょう。それが『人的資本経営』の土台をも支えることなのではないでしょうか。」

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当社Webサイトより、今回の調査レポートを資料請求いただけます。40の質問に対するアンケート結果と考察をまとめています。

https://info.trainocate.co.jp/newtrain_report2023　

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これだけは押さえておきたい！2023年度新入社員研修アンケート結果からコロナ世代／Z世代の傾向を読み解く

アンケート監修者の法政大学廣川進教授が、今回のアンケート結果をもとに新入社員世代の傾向を読み解きます。

・日時：2023年12月15日(金) 14:00～16:00

https://seminar.trainocate.co.jp/20231215_1

【調査概要】

調査期間：2023年8月24日～9月30日