インバウンド旅行需要によるアメリカ経済への好影響を達成すべく消費者向けマーケティングキャンペーン「アメリカ・ザ・ビューティフル」をトラベルウィーク UK&ヨーロッパ2025期間中に始動

建国250周年「アメリカ250」、サッカーワールドカップ、ルート66制定100周年など国際的イベントが相次ぐ2026年に向けた、新たな観光マーケティング施策

ブランドUSA

アメリカ合衆国の公式観光マーケティング機関であるブランドUSAは現地時間2025年10月20日、イギリス・ロンドンで開催中の「ブランドUSA トラベルウィーク UK&ヨーロッパ2025」において、新規の一般消費者向けのグローバル広告キャンペーンおよびデジタル・プラットフォーム、「アメリカ・ザ・ビューティフル(America the Beautiful)の概要を発表しました。本キャンペーンは今月20日から23日までブランドUSAが開催している旅行業界イベント「トラベルウィーク UK&ヨーロッパ2025」の期間中に、本格的に始動することとなります。今年で7回目を迎える「ブランドUSA トラベルウィーク」は、米国各地の観光局や旅行関連団体をはじめ、欧州を中心とする20カ国から主要な旅行会社やメディア関係者が一堂に会するイベントです。

新規キャンペーンの展開の背景にあるのは、海外からの渡航需要・実績がアメリカ経済に多大なる経済効果をもたらし続けているという市場環境です。本年当初から7月までの累計で、訪米旅行者による旅行消費額は1,470億ドル(約22兆500億円)に達しており、前年同期比で2%増加しています。これにより、年末までにおよそ396億ドル(約5兆9,400億円)の連邦税収が生み出され、数百万件の米国内雇用を支え、2025年通年では総額5,510億ドル(約82兆6,500億円)規模の経済効果をもたらすと予測されています。「アメリカ・ザ・ビューティフル」はこの潮流を2026年に向けて戦略的に加速させるべく、今回のタイミングでローンチするものです。2026年はサッカーワールドカップ、建国250周年記念事業「アメリカ250」、ルート66制定100周年など、アメリカにとって重要な大型イベントが目白押しの年となります。

「アメリカ・ザ・ビューティフル」

「アメリカ・ザ・ビューティフル」は、ブランドUSAのグローバルマーケティング戦略を新たな段階へと発展させる施策となります。今回のキャンペーンの主軸を成すのがデジタルプラットフォーム「アメリカ・ザ・ビューティフル」で、来年に控える数多くの大型イベントに向けた様々なマーケティング・チャネルでの活動を、「アメリカ・ザ・ビューティフル」という一つのブランドの元に集約させたものです。そのコンテンツは、情報が氾濫する現代においても、旅行者がアメリカという国に対して心から魅力を感じる要素をあらためて再認識できるよう戦略的にデザインされています。焦点を観光地や施設といった「モノ」から人へと移し、アメリカを特別なものにしているのは、旅先で出会う人々、旅の中で共有される物語、文化、そしてユニークな体験であることを発信していくツールとなっています。

キャンペーンの実施に先立ち10カ国を対象に実施した市場調査では、本キャンペーンが旅行者の間で高い共感を得られることが明らかになりました。「アメリカ・ザ・ビューティフル」というキャンペーンスローガンは、強い感情的な訴求力と幅広い共感性を持つことが確認され、回答者の72%が肯定的に反応し、67%が「アメリカを訪れたいという意欲が高まった」と回答しました。

本キャンペーンは、旅行意欲、経済動向、消費者心理に関するデータ分析に基づき選定した、日本を含む9つの主要市場(アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、インド、アイルランド、日本、メキシコ、韓国、英国)にて、コネクテッドTV、ストリーミング、屋外広告、デジタル広告、SNSなど、複数のメディアチャネルを通じて順次展開します。本キャンペーンでは、自然の中での滞在や癒やしの時間、本物の家族のふれあい、ラグジュアリーな体験、そしてアートや文化に深く触れる旅を求める、感度が高く国際的な視野を持つ旅行者層をターゲットとしています。キャンペーン映像では、アメリカの雄大な自然、家族旅行、ラグジュアリーな旅をテーマにした4本の動画を通じて、「アメリカ・ザ・ビューティフル」の世界観を表現しています。

本キャンペーンのクリエイティブ展開を補完する形で、AI技術を活用した新たなデジタル・プラットフォーム「AmericaTheBeautiful.com」を開設しました。本サイトは、Mindtrip社のテクノロジーを基盤に構築しており、日本語を含む8言語に対応しています。旅行者一人ひとりの興味や嗜好に合わせた旅の提案や、インタラクティブマップ、旅程作成ツールなどを備え、よりスムーズで魅力的な旅行計画をサポートするツールとなります。さらに、本サイトは、アメリカ各地の主要都市を出発点に、周辺地域の多様な観光地への訪問を自然に促す設計となっており、旅行者がアメリカ全体に広がる魅力をより幅広く、より深く体験できるよう意図されています。

これらの取り組みを総合的に展開することでブランドUSAは、各国市場で展開するパートナーシップ・マーケティングプログラム、旅行業界向け施策、メディア活動を一体的に統合し、「アメリカ・ザ・ビューティフル」キャンペーンの発信力と影響力を高めています。こうした統合的な取り組みにより、世界各国でのブランド認知の向上と、訪米旅行需要のさらなる拡大を目指して参ります。

訪米渡航を促進、「ブランドUSA トラベルウィーク」を各国で開催

「ブランドUSA トラベルウィーク」は近年、海外の旅行業界関係者やメディアとの連携強化を目的とした当団体主催の中核的イベントとして位置づけられ、旅行業界内で広く浸透しつつあります。本年は、ブリティッシュ・エアウェイズ、アメリカン航空、フィンエアー、エアリンガス、イベリア航空、レベルによる大西洋路線の共同事業「アトランティック・ジョイント・ビジネス」の協賛のもと、旅行業界、メディア、サプライヤー、デスティネーション関係者など約900名が参加し、4日間にわたって商談ミーティングやリーダーシップセッション、業界トレンドに関する教育プログラムなどを開催します。さらに、今後の訪米旅行需要の拡大が特に期待されるインドでは2026年1月18日〜23日に、南米では3月16日〜20日に「ブランドUSA トラベルウィーク」を開催する予定です。なお、本年の「ブランドUSA トラベルウィーク UK&ヨーロッパ」には、旅行データ分析のアダーラ、オンライン旅行プラットフォームのエクスペディア・グループ、体験型メディアのアトラス・オブスキュラ、観光マーケティング会社のマイルズ・パートナーシップ、メディア企業のワーナー・ブラザース・ディスカバリー、旅行マーケティング会社のMMGYグローバル、ブロードウェイチケット販売のブロードウェイ・インバウンド、および観光業界の社会貢献団体ツーリズム・ケアズなどが協賛企業として名を連ねています。

アメリカ観光の新たな動向と今後の展望

2026年の歴史的な節目の年に向けて、アメリカ各地では新たなアトラクション施設、個性豊かなホテルの開業、そして多彩な観光体験が続々と登場しています。ブランドUSAでは、2026年に向けた最新の観光トレンドおよび関連情報を順次発信していく予定です。

航空分野では、2026年4月よりブリティッシュ・エアウェイズがロンドン〜セントルイス線を新たに開設するほか、エアリンガスがダブリン〜ローリー・ダーラム線を就航予定です。さらに、5月からはアラスカ航空とデルタ航空がローマ〜シアトル間の直行便を新設し、ユナイテッド航空もバーリ、グラスゴー、サンティアゴ・デ・コンポステーラ各都市からニューアークへの新路線を開設する予定です。日本市場ではスターラックス航空が、台北経由でフェニックス線を2026年1月に開設予定で、アジアからアメリカ南西部へのアクセスが一層便利になります。

こうした新たな展開により、米国は国際旅行市場における競争力を一層高め、世界中の旅行者に向けて、2026年以降もアメリカ各地の多様な魅力を体験する新たな機会を広げていくことが期待されています。

ブランドUSAに関する詳細情報は、公式ウェブサイト(TheBrandUSA.com)にてご確認いただけます。また次回の訪米旅行の計画には、旅行者向け公式ポータルサイト「AmericaTheBeautiful.com」をぜひご活用ください。

「アメリカは、長距離レジャー旅行における世界トップクラスの渡航先として高い人気を維持しており、これはアメリカ各地が持つ多様で独自性に富んだデスティネーションや体験の魅力が今もなお世界中の旅行者を惹きつけていることの証です。『アメリカ・ザ・ビューティフル』を通じて、私たちはこれまでにない新たな視点で、アメリカを探訪する魅力的なきっかけを世界に提案していきます。2026年をはじめ、今後10年にわたって続く国際的な大型イベントの開催を見据えながら、ブランドUSAは、国際観光を通じた経済効果と雇用創出の最大化に引き続き注力し、世界中の皆さまを『アメリカ建国250周年』という歴史的な節目を共に祝う旅へとお招きして参ります。さらに、『ブランドUSA トラベルウィーク UK&ヨーロッパ』の成功は、グローバルな展開に向けた確固たる基盤を築くものとなりました。今後もこの高い効果を持つプラットフォームを新たな地域へ広げ、世界各国の旅行業界およびメディアパートナーとの関係をより一層強化していくことを楽しみにしています。」(ブランドUSA のプレジデント兼最高経営責任者(CEO)、フレッド・ディクソンのコメント)

「『アメリカ・ザ・ビューティフル』は、これまで以上にスケールの大きなストーリーテリングを通じて、アメリカという国の魅力をこれまでになく力強く、そして美しく表現しています。その中で、土地が持つ力と、人と人とのつながりの深さを、バランスよく描き出しています。本キャンペーンを構成するすべての要素は、印象的なクリエイティブ表現からAIを活用した旅行計画ツールに至るまで、旅行者がアメリカを新たな視点で再発見し、その感動を実際の行動へとつなげることを目的としています。私たちは、単に『アメリカを訪れてください』と呼びかけているのではありません。アメリカを感じ、味わい、その体験を心に刻んで持ち帰っていただくことを願っています。」(ブランドUSAの最高マーケティング責任者(CMO)、リア・チャンドラーのコメント)

「ブリティッシュ・エアウェイズは、本年の『ブランドUSA トラベルウィーク』を、アトランティック・ジョイント・ビジネスのパートナー各社と共に支援できることを誇りに思います。当社のネットワークでは、アメリカ国内27都市以上への路線を展開しており、大西洋路線は引き続き多くのお客様にご支持いただいています。お客様がアメリカという国の多様性をどれほど高く評価しているかを私たちはよく理解しており、その魅力を世界に広めるうえでブランドUSAとのパートナーシップは非常に重要なものと考えています。アメリカには、世界有数の都市から雄大な自然景観に至るまで、実に多彩な魅力が揃っています。」(ブリティッシュ・エアウェイズ チーフ・コマーシャル・オフィサー(CCO) コルム・レイシー氏のコメント)

  • ブランドUSAについて

アメリカ合衆国の公式観光促進団体であるブランドUSAは、アメリカを世界有数の旅行デスティネーションとして訴求し、国外から旅行者に対しアメリカの観光施策を伝達することをその目的として、旅行促進法に基づき、アメリカ初の半官半民の事業体として設立されました。ブランドUSAは、業界や政府機関との連携を通じて、データに基づいたキャンペーンや一貫したメッセージの発信を行い、アメリカの最新情報やビザ、入国関連の情報を含む旅行者向けのリソースを提供しています。ブランドUSAは、設立以来の12年間にわたり、旅行業界のパートナーと連携して実施してきたマーケティング施策により、訪米旅行者を1,030万人増加、約350億ドル(約5兆2,500億円 1ドル=150円換算レートにて計算)の消費を創出し、その経済効果は累計で760億ドル(約11兆4,000億円)に達し、年間平均で約4万件の雇用を支え、100億ドル(約1兆5,000億円)の税収を生み出しています。これらの取り組みはすべて、米国納税者の負担なしで実現されており、投資1ドルあたり20ドル(約3,000円)の経済的リターンを生み出しています。

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会社概要

ブランドUSA

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URL
https://www.thebrandusa.com/about/global-offices/office-region/78
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区九段南3-8-11 飛栄九段ビル3階
電話番号
03-6261-5385
代表者名
早瀬陽一
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
1999年09月