コロナ禍で成功するデジタルマーケティングの秘訣を紹介 ~fabbit Conferenceイベントレポート~
第一部ではデジタルマーケティングをテーマにしたパネルディスカッションを、第二部ではアライドアーキテクツ株式会社が同社の歩みとソーシャルを活用したマーケティングについての講演
スタートアップ企業支援とコワーキングスペース運営のfabbit株式会社(本社:東京都千代田区、CEO:田中 保成)は、第35回fabbit Conferenceを7月21日(火)18時からオンラインで開催しました。第一部ではデジタルマーケティングをテーマにしたパネルディスカッションを、第二部ではアライドアーキテクツ株式会社の代表取締役CEOの中村壮秀(なかむら まさひで)氏が同社の歩みとソーシャルを活用したマーケティングについての講演を行いました。
第一部では、MA(マーケティング・オートメーション)などのデジタルマーケティングを支援するソリューションを提供する、WACUL株式会社 取締役CIOの垣内 勇威(かきうち ゆうい)氏、株式会社Sprocket 代表取締役の深田 浩嗣(ふかだ こうじ)氏、SATORI株式会社 代表取締役の植山 浩介(うえやま こうすけ)氏を迎え、日本を代表するエンジェル投資家であり、数々のスタートアップ企業を上場に導いた経験を持つボードウォーク・キャピタル株式会社代表取締役社長の那珂 通雅氏をモデレーターに、COVID-19によって大きく変化したマーケティング環境についてのパネルディスカッションを開催しました。
Google Analyticsのデータを分析して、売り上げや問い合わせを増やすための施策を自動で提案する「AIアナリスト」を提供するWACUL株式会社では、COVID-19の緊急事態宣言解除後に問い合わせが増加しているといいます。垣内氏によると、今までは対面営業をやってきた老舗のB2Bメーカー企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組み始めるなど、COVID-19を機にデジタル化の流れが大きく変わったと言います。しかしながら、今までリアルの現場で顧客と接点を持っていた企業にとって、これは大きなチャレンジであり、デジタル上で顧客とつながるためのコンテンツを一から作る必要があり、データ活用が成功のカギになることなどをご紹介いただきました。
ウェブサイト上の顧客の行動をデータ分析し、最適なタイミングで顧客とのコミュニケーションを図ることで、デジタルの世界でのおもてなしをデザインするSprocket株式会社では、デジタル化に総力戦で取り組んでいる顧客が特に大きく成長しており、企業がどれくらい本気でデジタル化を進められるかが成長のカギになるといいます。そのためには、営業、販売員、コールセンターがアナログで持っている知見をデジタル化することがチャンスにつながるとのことでした。日本の企業は、ユーザーフレンドリーだったり、クオリティの高さ、現場力やお客様をつかむ力が強みと言われています。その強みである現場のおもてなしをデジタル上で実現することが、今後のカギになると話されました。
マーケティングオートメーションツールを提供するSATORI株式会社からは、自社の事例が紹介された。同社では、提供サービスの「SATORI」を自社でも活用している。ウェブサイト上の行動履歴をはじめとする顧客の行動データを集め、営業パーソンに代わって最適なタイミングで最適なコンテンツを自動で案内し、顧客の購買意欲を引き上げています。積極的にデジタルマーケティングの取り組みを行っており、「コロナ禍においても今年6月には過去最高の売上の増加を記録した」と話しました。「コロナによって、営業組織のデジタル化は待ったなし。5年分進んだと思います。ニューノーマル下での競争力は、新たな知恵を活用すること。つまり人材育成とデータ活用がコアになる」と紹介されました。
各社とも、緩やかだったデジタル化の流れがCOVID-19によって激変し、企業がどのくらい本気でデジタル化に取り組むのかが、今後の事業成長を左右するとのことでした。
第二部では、ソーシャルテクノロジーによる生活者マーケティングの実現を支援するアライドアーキテクツ株式会社の代表取締役CEOの中村壮秀氏が、起業から上場までの同社の歩みと、ソーシャルテクノロジーを活用したマーケティングについて講演しました。中村氏によると、企業やブランドが大切にしている価値を支持してくれるファンとのコミュニケーションが重要だといいます。例えば、ある企業では8%のコアなファンが売り上げの45%を占めることがあるそうで、このほかにもコロナ禍でファンが企業を応援する応援商品の購入に人気が集まるなど、COVID-19によって、企業への共感や応援という気持ちが消費行動に影響があることが明らかになりました。その中で、ファンに対して会社やサービスの情緒価値をどのように伝え、ファンとのつながりを深めるかが企業のマーケティング活動で大切になるとのことでした。
本イベントでは、コロナ禍で企業を取り巻く環境が大きく変わったことから、非常に高い関心を集め、170名以上の方が参加しました。fabbitでは、今後もスタートアップ企業をはじめとする会員企業が求める情報や知見を共有するイベントやセミナーを開催していく予定です。fabbitが開催するイベントスケジュールは下記をご参照ください。
https://fabbit.co.jp/event
fabbitでは、皆様に安心、安全にご利用いただくための取り組みを引き続き実施しています。詳細は下記をご覧ください。
日本拠点の取り組み: https://fabbit.co.jp/news/20200615/
米国拠点の取り組み: https://fabbit.global/covid-19-updates/
以上
【fabbitの概要】
fabbitは政府の提唱する「日本再興戦略2016」(現「未来投資戦略2018」)の趣旨に賛同し、「スタートアップ企業」や「中小企業の第二創業」の支援およびコワーキング・レンタルオフィス施設fabbitの運営を行っており現在国内23カ所、国外23カ所の拠点を有しており、会員数は10,000名以上に上ります。
※2020年7月末時点。数字は累計、変更になる可能性があります。
会員数・・・fabbit、Compass、及びグループ出資会社を含みます。
拠点数・・・グループ出資先のWorkbarを含んでいます。
【fabbit 株式会社の会社概要】
代表者:代表取締役 田中 保成
本社所在地:東京都千代田区大手町二丁目6番1号 朝日生命大手町ビル3階
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