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公益財団法人日本ユニセフ協会
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【報道参考資料】中央アフリカ共和国 長引く混乱で数十万人の子どもたちが満足な食糧・医薬品がない状態に

公益財団法人日本ユニセフ協会

報道参考資料

報道各位                                  2013年7月3日
【2013年7月2日 ジュネーブ/バンギ発】

今年3月のクーデターを挟み、治安が安定しない中央アフリカ共和国。栄養のある食べ物を
口にすることができず、基本的な医薬品や医師などの診察や治療も受けられない子どもたちの数は、
数十万にものぼります。

 

 

小児病棟で、栄養不良の治療を受ける生後12ヶ月のピンガヤちゃん。現在、中央アフリカ共和国全体で、命に関わる栄養不良に苦しむ子どもの数は5万7,000人に上ると推定されている。© UNICEF Central African Republic/2013/Matas小児病棟で、栄養不良の治療を受ける生後12ヶ月のピンガヤちゃん。現在、中央アフリカ共和国全体で、命に関わる栄養不良に苦しむ子どもの数は5万7,000人に上ると推定されている。© UNICEF Central African Republic/2013/Matas

 

 

首都バンギ近郊の小児病棟で母子と戯れるユニセフ現地事務所の スリマン・ディアバット代表 ©UNICEF/NYHQ2012-2183/CHRISTINE NESBITT UNICEF首都バンギ近郊の小児病棟で母子と戯れるユニセフ現地事務所の スリマン・ディアバット代表 ©UNICEF/NYHQ2012-2183/CHRISTINE NESBITT UNICEF

「武力衝突が続き、この国が恐怖に支配される中、一刻の猶予も許されないような深刻な状況にある

子どもたちや女性たちに、緊急人道支援の手を差し伸べる事すら非常に難しい状況が広がっています。
子どもたちは学校に通う事はおろか、安全な水や適切な衛生環境を確保することもままならず、
病気になっても治療を受けることもできない状況です。」ユニセフ現地事務所の
スリマン・ディアバット代表はこのように訴えます。

 

 

 

 

 

 

クーデター発生前、既に悪化していた状況に対応するため、ユニセフは、国際社会に対し、
緊急支援活動に必要な資金として総額1,150万米ドルの支援を要請していました。
しかし、その必要額は、これまでに、既に倍以上の3,240万米ドルに膨れ上がっています。
一方、これまでに国際社会から寄せられた資金は、900万米ドルに留まっています。

 

 

 


今回の人道危機が勃発して以降、ユニセフが輸入した人道支援物資は140トン超。
多くの人道支援団体と協力して、国内のあらゆる地域でスタッフの安全が確保できる限り、
保健・医療、栄養、子どもの保護、そして水と衛生の分野での支援活動を展開しています。
活動を続ける中、子どもたちが置かれている状態の詳細もより明らかになってきています。

 

 

 

首都バンギでフルーツや野菜など、栄養のある、バランスのとれた食事を与える母親。©UNICEF/NYHQ2012-2183/CHRISTINE NESBITT首都バンギでフルーツや野菜など、栄養のある、バランスのとれた食事を与える母親。©UNICEF/NYHQ2012-2183/CHRISTINE NESBITT

 

住民からの聞き取りを含めた様々な調査(これまでに国中部及び西部16県中13県で実施。
今後も東部各県で実施予定)から、以下のようなことが明らかになりました。

 

・調査対象の51%が、病院などの医療施設に掛かれず、医薬品も入手できない状況と回答。
 医療施設が閉鎖されたかそもそも存在していないとした者は29%。
 医療従事者が不在と回答した者は24%。

・81%が食糧の入手先を変えたと回答。54%が、食糧価格の高騰 や市場の食品数の
 減少を訴えている。

・72%が子どもたちは学校に通っていないと回答。
 22%は校舎が避難所として使用されているとした。国内の殆どの学校は、今年3月以降休校状態。

・女性や女の子に対する暴力、保護者が不在の子ども、武装勢力等による子どもの徴用などの
 数が増えていることを伺わせる多数の証言があった。

・これまでに、紛争などで家を失い、国内の他の場所で避難生活を送っている方々は、
 少なくとも20万6,000人。コンゴ民主共和国を中心に隣国に非難した人々の数は、
 5万人を超えています。

・国の発展度合いを測る開発諸指標の国際ランキングで、常に下位10位内だった中央アフリカ共和国。
 3月のクーデターが起こる以前から、子どもたちの命が最も短い国の一つでした。

「今回明らかになった事実は、この国の子どもたちが、貧困や貧弱なこの国のガバナンス、紛争、
そして不安定な政治状況の負のサイクルの矢面に立たされていることを裏付けました」
(ディアバット代表)

 

 

 

首都バンギで子どもたちを学校へ連れて行く母親。ユニセフが支援しているC4Dプログラムの一環で、学校まで子どもを送り届けることで子どもたちを誘拐や人身売買のリスクから保護できる、とされている©UNICEF/NYHQ2012-2168_CHRISTINE NESBITT首都バンギで子どもたちを学校へ連れて行く母親。ユニセフが支援しているC4Dプログラムの一環で、学校まで子どもを送り届けることで子どもたちを誘拐や人身売買のリスクから保護できる、とされている©UNICEF/NYHQ2012-2168_CHRISTINE NESBITT

※本信は、ユニセフ本部と同中央アフリカ共和国現地事務所が配信したプレスリリースの仮訳版です。
※オリジナル(英文)はhttp://www.unicef.org/media/media_69761.htmlでご覧いただけます
■ お問い合わせ先
Linda Tom
UNICEF CAR (中央アフリカ共和国 現地事務所)
Tel: +237 90077953

Martin Dawes
UNICEF Regional Office, Dakar (西部・中部アフリカ地域事務所)
E-mail: mdawes@unicef.org
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  メール: jcuinfo@unicef.or.jp


■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、世界36の先進工業国と地域で活動するユニセフ国内委員会の
ひとつです。1955年に設立され、ユニセフ本部との協力協定に基づき、民間団体として日本国内で唯一
ユニセフを代表する組織として、国内におけるユニセフの広報、政策提言(アドボカシー)、
ユニセフ募金の窓口としての役割を担っています。2012年(1月~12月)の1年間に、日本から本部に
届けられたユニセフ募金は130億円。過去数年にわたり、民間拠出(個人、企業、団体、学校等からの寄付)
として世界最高額の支援実績を残しています。www.unicef.or.jp

■ ユニセフについて

ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、世界の子どもたちの命と健やかな成長を守るために
活動する国連機関です。現在、150以上の国と地域で活動しています。ユニセフは、子どもの権利を
守る主要な機関として、保健、教育、栄養、水と衛生、保護、緊急支援などの支援活動を
実施しています。活動資金は、すべて個人や企業・団体・各国政府からの任意拠出金で
まかなわれています。(www.unicef.org)

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種類
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本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
-
設立
-
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