Kudan、フォトリアル3Dデジタルツイン基盤のクラウド版「Kudan PRISM Cloud」をグローバル市場向けに正式提供開始
~3D空間データの“民主化”を実現し、全社・全拠点連携型のデジタルツイン活用を加速~
Kudan株式会社(本社:東京都、CEO:項 大雨、以下「Kudan」)は、フォトリアル3Dデジタルツインプラットフォーム「Kudan PRISM(Photo-Realistic Integrated Spatial Management)」のクラウド版である 「PRISM Cloud」 を、本日よりグローバル市場向けに正式提供開始いたしました。
「Kudan PRISM Cloud」は、従来、ハイスペックなPCや専用ソフトウェアの中に閉じ込められていた3Dデータを、Webブラウザ経由で開放し、現場、本社、海外拠点をシームレスにつなぐクラウドプラットフォームです 。インフラ、エネルギー、製造、建設といった産業分野において、デジタルツインを「作る」段階から、組織全体で「使い続ける」段階へと進化させます 。
■ 背景:デジタルツインの「サイロ化」を打破する
近年、産業界ではデジタルツインの導入が進んでいますが、多くの現場で「データ容量が重く、特定の高性能PCでしか開けない」「専門家しか扱えず、他部門や経営層に共有できない」といった課題(データのサイロ化)が発生しています 。その結果、貴重なデータがPoC(概念実証)止まりとなり、全社的な業務改善やDXにつながらないケースが散見されます。
「Kudan PRISM Cloud」は、Kudan独自の空間知覚技術と、最新の3D Gaussian Splatting(3DGS)技術を統合することでこれらの課題を解決し、「誰でも・どこからでも・即座に」アクセス可能な環境を提供します 。

■ 「Kudan PRISM Cloud」の主な特徴と提供価値
1. デバイス非依存・即時アクセス(Browser-Based & Device Agnostic) 専用ソフトウェアのインストールは不要です。Webブラウザ経由で利用可能なため、PC、タブレット、スマートフォンなど、デバイスやOSを問わず(Device Agnostic)アクセス可能です 。現場、本社、海外拠点、出張先など場所を問わず、関係者間で常に同じ3D空間・同じ情報を参照できます。この高いアクセス性により、デジタルツインを一部の専門担当者のものではなく、組織全体で活用可能な基盤へと進化させます。
2. 段階的な導入と拡張を前提としたスケーラブル設計 将来的なデータ量・利用範囲の拡大を前提に設計されており、小規模なPoC(概念実証)から部門展開、全社展開までスムーズに拡張可能です。拠点数・ユーザー数・データ量の増加に柔軟に対応し、長期運用を見据えた設計思想により、一過性で終わらない、持続的に成長するデジタルツイン活用を実現します 。
3. コラボレーションと情報共有を前提とした設計 フォトリアルな3DGSデータや点群データをクラウド上で一元管理し、複数ユーザー・複数拠点で共有できます 。3D空間上での注釈、メモ、ドキュメントの紐付けや、遠隔レビュー機能により、部門・拠点を越えた共通の参照基盤(Single Source of Truth)を構築します。これにより、3D空間を単に“見るためのデータ”から“組織で使う情報基盤”へと転換します 。
4. 顧客要件に応じた柔軟なクラウド選択 企業のデータポリシーやセキュリティ要件に応じて、AWSやAzureといったパブリッククラウドに加え、プライベートクラウドや顧客管理型クラウド(Customer-managed Cloud)にも対応します 。業界・地域・規制要件に応じた柔軟な導入形態を選択可能です。
5. APIによる既存システムとの柔軟な連携 設備管理システム(CMMS)、ERP、IoT基盤など、既存システムとの連携を前提に設計されています 。既存環境を置き換えるのではなく「併設・連携」することで、現行業務を止めることなくデジタルツイン活用を開始できます。「入れ替え」ではなく「統合」というアプローチで導入負荷を最小化します 。
6. Kudan独自の空間知覚技術とAI統合を加速 Kudan独自の空間知覚技術を中核とし、顧客独自のAIモデルとの統合も容易です 。フォトリアルな3DGS空間を活用した点検・検査・シミュレーションを行い、3次元空間として意味を持つデータ活用を促進します。AIによる自動解析・高度化を支える基盤として、点検・保守領域における新たな価値創出を加速します 。
7. 多言語対応によるグローバル横断型情報連携 日本語・英語・ドイツ語など複数言語に対応しており、多言語UIによる統一された操作環境を提供します。言語や国が異なる拠点間でも同一の3D空間データを共有でき、海外拠点・本社・パートナー企業との円滑な連携を支援します。グローバルで一貫したデータ活用を支える共通基盤として機能します。
■ Kudan PRISM Cloud と PRISM Edge の相乗効果
Kudan PRISMは、お客様の利用環境や要件に応じて、CloudとEdgeを使い分け、または組み合わせることが可能な柔軟な構成を提供します 。
PRISM Cloud (本発表):組織全体のデジタルツイン基盤 全社・全拠点での情報共有やコラボレーション、複数拠点・多人数での同時参照を担います。中長期的なデータ蓄積と横断的活用を実現し、グローバル運用や多言語対応に適した、組織のメインストリームとなる基盤です 。
PRISM Edge:現場に最適化されたデジタルツイン環境 ネットワーク制約のある現場環境や、極めて高いセキュリティ要件が求められるオンプレミス運用に対応します。単一拠点・現場完結型の運用において、ローカル処理や閉域ネットワーク内での高速なデータ活用を可能にします 。
ハイブリッド運用による価値最大化を実現
Edgeで生成・活用した設備データをCloudに集約することで、「現場最適」と「全社連携」を両立します。まずは現場主導でEdgeから開始し、段階的にCloud活用へ移行するなど、企業のDXフェーズに合わせた柔軟な運用が可能です。
■ 今後の展望
Kudan PRISMは、3D空間データを「部門単位で分断されたデータ」から「組織の資産」へ、そして「全社・全拠点で共有される経営基盤」へと進化させるプラットフォームです。「PRISM Cloud」と「PRISM Edge」を組み合わせることで、現場から経営層、ローカルからグローバルまでを一気通貫でつなぎ、デジタルツインの価値を最大化します。
Kudanは本プラットフォームを通じて、現場と経営をつなぐ空間データ統合基盤を構築し、分断された資産情報を統合された経営資源へと転換します。これにより、産業分野における高度な意思決定を支援するとともに、設備・インフラの維持管理効率化や技術継承のデジタル化といった構造的課題の解決を推進してまいります。
【Kudan株式会社について】
Kudanは、フィジカルAIの発展を支える空間知覚技術=「機械の眼」を提供し、次世代デジタルツインとロボットの中核を担います。現実空間を知覚してデジタルツインを生成しAIが理解することで、現場管理のDXや生産性向上に貢献します。また、ロボットが空間をデジタルに知覚し、複雑環境での自律行動を行うための基盤技術も提供しています。
詳細な情報は、Kudanのウェブサイト(https://www.kudan.io/jp/)をご参照ください。
■会社概要
会 社 名:Kudan株式会社
証券コード:4425(東証グロース)
代 表 者:代表取締役CEO 項 大雨
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