アプリ「NHOPS」を活用した避難所開設の実証実験を行田市で実施
埼玉県行田市の指定避難所「忍小学校」で、避難所での行動を支援するアプリ「NHOPS」を使用した避難所開設の実証実験が行われました。
能美防災株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岡村武士、資本金:133億2百万円、東証プライム市場)は、12月26日に埼玉県行田市の指定避難所「忍小学校」で行われた避難所開設訓練へ、アプリ「NHOPS」を提供し、市と協同でアプリを用いた実証実験を実施しました。
■実証実験概要
今回の実証実験は、行田市公民連携窓口Co-Labo Gyodaに「NHOPS」を提案したことで実現しました。実証実験当日は、行田市職員の避難所担当者が指定避難所「忍小学校」に参集し、「NHOPS」の指示を基に避難所開設作業を進めました。
■実証実験の様子
実証実験では、参加者が5人1班に分かれ、避難所に到着した時点から作業をスタート。建物点検や資機材の準備、避難者受付の手順など、開設作業の一連の流れを実施しました。なお、能美防災は訓練実施にあたり、行田市が作成した避難所運営マニュアルを「NHOPS」に反映し、避難所開設作業のサポートを行いました。
■参加者の声
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「参集から避難所開設までのやるべきことが明確となり、発災から開設までの時間が大きく短縮されると感じました。」(避難所担当職員)
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「リアルタイムで開設作業の進捗が確認でき、次に行う作業も判りやすい点が大きなメリットです。」(避難所担当職員)
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「決められた手順を確実に実行でき、避難所担当職員の能力・スキル向上にもつながると期待しています。」(危機管理課職員)
■行田市危機管理課 平井様コメント
今回の実証実験では、本アプリを用いて「次に何を行うか」を可視化することで非常にスムーズに避難所を開設することができました。操作性も良く、災害発生時における避難所開設要員の負担軽減とミスの防止に役立つと思います。
このような実証実験は、本市の防災体制の見直しにもつながる有意義なものであり、今後も実証実験等の機会を捉え、能美防災株式会社様と情報共有させていただきたいと考えております。
■「NHOPS」が解決する課題
「NHOPS」は自治体の防災担当職員や避難所開設者(参集職員や住民)が直面する課題を解決し、『住民主体の避難所開設・運営』をサポートします。
■アプリの特徴と利用イメージ
「NHOPS」はスマートフォン上に避難所開設に必要な行動が書かれたカードが一つひとつ順番に表示されるため、開設者は何をすればよいのか一目で分かるようになります。また、カードの内容はユーザー自身で自由にカスタマイズが可能で、カードのコピー、文章や地図・写真データの差し替えなど容易に追加や編集がであり、避難所運営ガイドラインの変更や行動指針が生じた際も容易にアプリ内容を更新することが可能です。
■問合せ先
能美防災株式会社 総合企画室 担当:山田/淺野
TEL:03-3265-0218(平日9:00-17:30)
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