フィリップ・スタルクデザインのチェア「H.H.H.」イタリアで最も権威のあるデザイン賞「コンパッソ・ドーロ2025」受賞
Kartellとして通算10回目の受賞

2025年9月6日 (土)株式会社トーヨーキッチンスタイル(取締役社長 清本英嗣)は、総代理店を務めるイタリアのインテリアブランド〈Kartell(カルテル)〉のチェア『H.H.H.(エイチエイチエイチ)』が、デザイン界の最高栄誉「コンパッソ・ドーロ」を受賞したことを発表します。Kartellは、通算10回目の受賞となり、革新性と美学を融合したデザインが高く評価されました。コンパッソ・ドーロ2025は、2025年9月5日、大阪・万博会場のイタリア館にて授賞式が行われました。
◆コンパッソ・ドーロ
コンパッソ・ドーロは、1954年にイタリアで創設されました。デザインの分野で国際的に最も権威のある賞の一つとされ、受賞することは、デザイン業界における最大の栄誉として知られています。コンパッソ・ドーロ 2025は、大阪・関西万博イタリア館総代表事務局の協力のもと、万国博覧会という国際的なイベントの中での特別な開催となります。授賞式は、イタリアの独創性と創造性を象徴するイタリア館にて開催され、BIE(博覧会国際事務局)事務総長ディミトリ・S・ケルケンツェス氏、イタリア政府館総代表マリオ・ヴァッターニ氏が出席しました。
【受賞作品】H.H.H.(エイチエイチエイチ)
イタリアを代表するブランド〈Kartell〉のチェア「H.H.H.」が、デザイン界最高の栄誉「コンパッソ・ドーロ2025」を受賞しました。デザインは世界的デザイナー、フィリップ・スタルク。サステナビリティ、テクノロジー、そして造形美を兼ね備えた「H.H.H.」は、座るという行為の概念を再定義する“現代の玉座”として誕生しました。
【受賞理由と評価ポイント】
1. 未来へのビジョンを体現するデザイン
「H.H.H.」は、未来への意識と明確なビジョンを映し出す作品として選定されました。
ADI(イタリアインダストリアルデザイン協会)は、スタイル・責任・革新の調和を実現したデザインとして高く評価しています。
2. “引き算の美学”による造形美
最小限の素材で最大限の価値を引き出すという哲学に基づき、極限まで軽量化された構造を実現。特にアームレスト部分には、高度なインジェクション成形技術が活かされ、強度・快適性・軽やかさを兼ね備えた造形が高く評価されました。
3. サステナブルな素材選定と製法
フレームにはリサイクル熱可塑性テクノポリマーを採用し、座面にはリサイクルABSやポリウレタン、再生可能資源由来の生地、環境配慮型レザーなどを使用。持続可能な社会に向けた素材選定が、デザインの価値をさらに高めています。
4. 先端技術による表現力の革新
Kartellが新たに導入した「グラフィックインプレッション」技術により、複雑な曲面にも高精度でパターン転写が可能に。花柄や幾何学模様など、視覚的にも豊かな表現が可能となり、デザインの幅を広げています。

◆ Kartell 10回目のコンパッソ・ドーロ賞獲得
《Kartell CEO ロレンツァ・ルーティ氏 コメント》
「今回で10回目のコンパッソ・ドーロ受賞となりました。私たちにとっては、これまで積み重ねてきた研究やビジョン、そして数々の挑戦の成果が認められたことに、今もなお深い感動を覚えています。
この賞は単なる栄誉ではなく、Kartellの企業文化そのものを象徴するものです。私たちは情熱と一貫した美学に導かれながら、革新性を追求し続けてきました。その姿勢が人々の心に届き、人々の記憶に深く刻まれ、長く愛され続けるブランドとして評価されたことを誇りに思います。
今回の受賞は、未来を構想する力、そして新素材や技術開発、造形の創造性に挑み続ける私たちの姿勢が認められた証です。これは大きな節目であると同時に、さらに大胆に前進するための推進力にもなります。Kartellのデザインには常に、“今を越えてその先を見据える視点”が息づいているのです。」
◆これまでの受賞作品
2025 - H.H.H. - Her Highest Highness chair. Philippe Starck
2001 - Bubble Club sofa. Philippe Starck
1994 - Mobil containers. Antonio Citterio with Oliver Löw
1987 - 4870 stackable chair. Anna Castelli Ferrieri
1979 - Kartell
1964 - K 1340 child’s chair. Marco Zanuso, Richard Sapper
1960 - KS 1171 modular dish drainer. Gino Colombini
1959 - KS 1481 lemon squeezer. Gino Colombini
1957 - KS 1065 rectangular basin. Gino Colombini. 1957-1963
1955 - Round bucket with lid. Gino Colombini
◆H.H.H.(エイチエイチエイチ)
『H.H.H.』.は、5種類の仕上げを展開し、それぞれ異なる個性を発揮しています。グロス仕上げ、マ
ット*、環境に配慮した製法でなめされたリサイクルレザー、そして再生可能資源由来のエコフレンドリー生地。Kartell for Libertyプロジェクトの一環として、リバティ®の華やかな花柄プリントのファブリック6種類を展開しています。
さらに、Kartellが新たに採用した最先端印刷技術「グラフィックインプレッション」によって、複雑な曲面にもパターンの転写が可能となる、極めて洗練された仕上がりを実現。この新技術によってさらに色彩豊かに彩ることができ、花柄や幾何学模様など4種類のデザインを9通りのカラーバリエーションで展開しています。
(*マットは日本未発売)

・エイチエイチエイチ
価格:52,900円(税込)
サイズ:W55×D57×H90(SH46)cm 重量:5kg
材質:リサイクル熱可塑性テクノポリマー
・エイチエイチエイチ リバティ(ファブリック)
価格:115,900〜円(税込)
サイズ:W55×D57×H90(SH47) cm 重量:7kg
材質:フレーム/リサイクル熱可塑性テクノポリマー
座面/リサイクルABS、リサイクルポリウレタン
・エイチエイチエイチ リバティ(グラフィックインプレッション)
価格:86,900円(税込)
サイズ:W55×D57×H90(SH46) cm 重量:5kg
材質:リサイクル熱可塑性テクノポリマー
・エイチエイチエイチ(エコフレンドリー生地)
価格:115,900円(税込)
サイズ:W55×D57×H90(SH47)cm 重量:7kg
材質:フレーム/リサイクル熱可塑性テクノポリマー
座面/リサイクルABS、リサイクルポリウレタン
・エイチエイチエイチ(天然レザー)
価格:149,800円
サイズ:W55×D57×H90(SH47)cm 重量:7kg
材質:フレーム/リサイクル熱可塑性テクノポリマー
座面/天然レザー、リサイクルABS、リサイクルポリウレタン
■Kartell|カルテル
1949年、イタリアのロンバルディア州に化学エンジニアのジュリオ・カステッリによって創立。
プラスチック加工技術を活かし、常に革新的でデザイン性、品質の高い洗練されたインテリアを生み出します。エンツォ・マリ、マルコ・ザヌーゾ、ヴィコ・マジストレッティ、フィリップ・スタルクなど、世界的に著名なデザイナーとのコラボレーションを行い、デザイン性や品質の高さ、独創的かつ革新的な製品は数多くの賞の獲得や美術館のパーマネントコレクションになるなど常に高い評価を受けています。
■TOYO KITCHEN STYLE
1934 年岐阜県関市にて創業。「住むをエンターテインメント」を理念とし、キッチンを中心とした家全体のインテリアをコーディネート、販売している。ステンレスの洋食器メーカーとしての創業時からクラフツマンシップを大切にし、現在も熟練した自社職人の手作業によるステンレス加工技術を活かしたキッチンを製作している。キッチンを料理する道具ではなく人生を楽しくするための場所として考え、 日本で初めてアイランドキッチンを発表し、世界で初めてキッチンにシャンデリアを合わせた。現在はシンク内で調理が完結する「パラレロ」、キッチンでの横移動をなくす「ゼロ動線キッチン」など独自の製品を展開。デザイン性、機能性共に日本のキッチン業界を牽引する。
インテリアはオリジナルだけでなく、世界で注目されるイタリアの「Kartell(カルテル)」やオランダの「moooi(モーイ)」の日本総代理店を務め、世界中から家具、照明、モザイク、プロダクト、アート、ファッションを独自の目線でセレクトし、販売。ショールームを国内外 25カ所に構える。
■TOYO KITCHEN STYLE オフィシャルサイト
■TOYO KITCHEN STYLEオンラインショップ
https://store.toyokitchen.co.jp/
■TOYO KITCHEN STYLE 公式インスタグラムアカウント
https://www.instagram.com/toyokitchenstyle/
d86100-61-0007ca455dac7fbcf3244f3f64458ffe.pdfすべての画像