【50代以上の未婚男性に調査】約7割が将来に不安――三大懸念は「健康・老後資金・介護」

終活への意欲は39%――最多は「なにから始めればよいか分からない」

ジー・プラン株式会社

企業と消費者のニーズをつなぐマーケティングプラットフォームを提供するジー・プラン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役執行役員社長:竹内 庸真)は、50代以上の未婚男性1,763名を対象に「将来の生活に関する意識調査」を実施しました。調査の結果、健康や老後資金、介護といった将来への不安に加え、孤立リスクや終活に対する課題が明らかになりました。

※本調査は、当社が運営するポイントサイト『Gポイント』の会員を対象に、2025年8月にインターネット調査を実施しました。

調査の背景・目的

日本は超高齢社会を迎え、将来への備えは喫緊の課題です。特に50代以上の男性では生涯未婚率が上昇し、老後の生活に対する不安が深刻化しています。

本調査は、50代以上の未婚男性(離婚・死別16.8%含む)が抱える将来への不安や課題を把握し、その実態を明らかにすることを目的に実施しました。

調査結果のポイント

■ 約7割が将来に不安――三大懸念は「健康」「老後資金」「介護」

回答者の約69%(1,212件)が、将来に不安があると回答しました(「非常に不安がある」649件、「少し不安がある」563件)。

最も多かった不安は「健康」(1,197件)で、「認知症になった際に世話をしてくれる人がいない」「寝たきりにならないか心配」といった切実な声が寄せられました。

健康問題が経済的困窮に直結する懸念も強く、「できる限り自立した生活を続けたい」という願望と「助けなしでは生きていけなくなるかもしれない」という恐れが交錯しています。

また、長期療養や介護が必要になった場合でも「できる限り自宅で過ごしたい」という希望(949件)がある一方、支えが得られないかもしれない現実との乖離が見られました。

「健康」に次いで多かった不安は「老後の生活資金」(966件)でした。「資産不足が心配」「物価高なのに収入が上がらない」といった声が寄せられ、特に「老後資金の必要額が分からない」という回答が587件と最多でした。

経済的な備えとしては「預貯金」(1,119件)が最も多い一方、「株式投資」(559件)や「投資信託」(433件)、「NISA」(394件)など、資産運用に積極的な人も一定数存在します。

しかし「特に何もしていない」という回答も467件(全体の4分の1以上)に上り、「何をすれば良いか分からない」といった諦めに近い感情や、社会全体への不信感も垣間見えました。

そして、「健康」「老後資金」に続き「介護」に不安を抱く人は693件に上りました。その内容は「準備不足」「頼れる人がいない」「家族への負担が心配」「介護サービスに関する知識不足」など多岐にわたり、複合的な懸念が示されました。

■ 孤立リスク――相談相手が「いない」人は57%超

日常生活で「孤独や社会的孤立を感じる」と回答した人は559件(「時々感じる」380件、「常に感じる」179件)。そのうち、悩みを相談したり、本音で話したりできる相手が「いない」と答えた人は1,008件(57%以上)に上り、孤立リスクの高さが明らかになりました。

相談相手は「家族(両親・兄弟姉妹)・親戚」(445件)、「学生時代の友人」(283件)が多い一方、関係性の希薄な層では孤立の可能性が懸念されます。

自由回答では「猫を飼っているので、もし自分が先に逝った場合に世話代などを渡せるよう、銀行口座等を家族に任せられるようにしたい」といった具体的な不安も挙がり、生活全般にわたる支援の必要性が示されました。

■ 終活への意欲は約39%に留まる

終活を「すでに始めている」と回答した人は124件、「今後始めたい」を含めると全体の約39%(687件)でした。

一方で「何から手をつけて良いかわからない」(313件)、「どこまでやればいいか分からない」(220件)、「費用がどのくらいかかるか分からない」(214件)など、具体的行動に移せない理由が多数挙がりました。自由回答では「イメージがつかめず、結局手を付けられていない。何かきっかけがほしい」といった意見も見られました。

実際に取り組んでいる活動は「身の回りの整理・生前整理」(482件)が最多で、「資産整理・相続」(270件)、「病気や介護が必要になった時の備え」(249件)が続き、三大不安と密接に関わる項目が上位を占めました。

■総括

調査から、「できる限り自立したい」「誰にも迷惑をかけたくない」という意識が、支援を求めることへの心理的障壁となり、孤立を助長する可能性が示されました。さらに、準備に踏み出せない情報的・心理的ハードルが課題であることも明らかになりました。これらは特定の層に限らず、多くの人に共通する社会的テーマだといえます。

今後の展望――シニアの“リアルな声”を価値に変える新サービス『HajiQto(はじくと)』

ジー・プランは、ポイントサイト『Gポイント』の運営で培ったノウハウを活かし、シニア層に特化したリサーチを簡便に行える新サービス『HajiQto(はじくと)※仮』を開発しています。

本サービスは、シニアのリアルな声(インサイト)を収集・分析し、企業の製品・サービス開発を支援するリサーチプラットフォームです。今回の調査も、その構想の一環として実施しました。

ジー・プランは、シニア層の真のニーズを社会へ届けることで、誰もが安心して暮らせる未来の実現に貢献してまいります。

シニアリサーチサービス『HajiQto(はじくと)※仮』

シニアリサーチサービス『HajiQto(はじくと)※仮』

サービス紹介:https://www.g-plan.net/HajiQto/

■調査概要

調査テーマ

ご自身の将来に関するアンケート

調査方法

インターネット調査

調査期間

2025年8月23日~8月27日

調査対象

全国の50代以上の未婚男性

有効回答数

1,763件

■ジー・プラン株式会社について

ジー・プラン株式会社は、ポイント・人・情報をつなぐ「マーケティングプラットフォーム」を提供しています。20年以上にわたり培ってきたポイント事業の知見を基盤に、ポイント交換プラットフォーム事業をはじめ、広告代理事業やメディア事業を展開。企業のマーケティング課題を解決するとともに、生活者へ価値ある体験を届けています。

【会社概要】

社名    : ジー・プラン株式会社

設立    :2001年2月9日

代表者   : 代表取締役執行役員社長 竹内 庸真

所在地   : 〒140-0002 東京都品川区東品川4-12-4

        品川シーサイドパークタワー3F

事業内容  :Gポイント事業、メディア事業、ポイントプラットフォーム事業

       広告代理事業

ホームページ:https://www.g-plan.net/

【本件に関するお問い合わせ先】

ジー・プラン株式会社

広報担当:コミュニケーションデザイン戦略部

メール:pr@g-plan.net

お問い合わせ:https://www.g-plan.net/inquiry/

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マーケティング・リサーチ
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会社概要

ジー・プラン株式会社

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URL
https://www.g-plan.net/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区東品川4-12-4 品川シーサイドパークタワー3F
電話番号
-
代表者名
竹内 庸真
上場
未上場
資本金
2億9600万円
設立
2001年02月