つくば市長が「全アフリカ市町村長サミット」に参加
日本の市長として初めての登壇
平成30年11月20日から24日の間、モロッコ王国・マラケシュで開催された、全アフリカ市町村長サミット「Africities Summit 2018」(以後「サミット」)に、五十嵐立青(いがらし たつお)つくば市長が参加しました。
今回、モロッコ全国市町村議会議長会のダウディ副議長(写真右)から日本の自治体へ招待があり、日本政府から「SDGs未来都市」に選ばれているつくば市の五十嵐市長が、日本の市長として唯一で初めて参加しました。
「世界のあしたが見えるまち」として、世界へ発信
当サミットは3年毎に開催され、アフリカ内外の市町村の首長など3,000人以上(主催者側発表)が参加しました。期間中には約100のセッションが用意され、各自治体の先進事例などが紹介されました。
五十嵐つくば市長は、国連SDGs(持続可能な開発目標)に関する取り組みなど、アフリカの各自治体のリーダーとの情報交換を行ったほか、サミットでのセッションに登壇しました。
【Africities Summit 2018】
https://www.africities.org/
【つくば市「SDGs未来都市」選定】
http://www.city.tsukuba.lg.jp/shisei/oshirase/1004748.html
アフリカが注目するSDGsへの取組
五十嵐つくば市長は、21日に「まちと、暮らしの近代化について:Modernizing the City, Modernizing Life」、22日には「公共サービスのイノベーション:Innovation in Public Service Delivery」という2つのテーマのセッションに登壇。つくば市におけるSDGsに向けた取り組みを紹介しました。
アフリカの自治体の参加者からは、遠く離れた日本の自治体のSDGsへの取り組みや、テクノロジー導入に対して高い関心を持ったといった反響をいただき、会場は満席となりました。
【五十嵐つくば市長のプレゼン資料(英文版)】
https://www.slideshare.net/TsukubaCitypromotion/tsukuba-towards-the-the-worlds-most-sdgs-familiar-city
サミット参加を通じて:五十嵐つくば市長コメント
アフリカ各地の首長さんたちと、SDGsそしてテクノロジーをどうやって社会に浸透させるかなど、様々な議論をしました。その中で、今回1つ感じたことは、「アフリカ、進んでる」ということです。
規制がない分、やりたいことをまちでチャレンジしている地域が多く、我々つくばが目指しているアプローチと一致していますが、新しいことに意欲的で展開のスピードも速く、アフリカに置いていかれないようにとの印象を受けました。
つくばの事例をシェアしたり、意見交換する中で、まちだけではなく国の規制緩和を含めて取り組んでいかなければならないと強く感じる、素晴らしい機会となりました。」
【市長コメント動画】(五十嵐つくば市長のFacebook)
https://www.facebook.com/tatsuo21/videos/2251808615076585/
筑波大の共同研究先などマラケシュ視察
また、五十嵐つくば市長は、国際協力機構(JICA)の支援により筑波大学・京都大学・九州大学とともに共同研究を進めている、マラケシュ市内のカディ・アヤド大学を訪問しました。
共同研究する「地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)エビデンスに基づく乾燥地生物資源シーズ開発による新産業育成研究」を視察しました。
また、現地の学生と意見交換を行い、今年の冬につくば市を訪れるという学生達へ、市長からつくばの魅力を紹介しました。
その他、マラケシュ市内において、安定した職を持てない女性達に就業訓練を提供し、自立を支援する施設「子どもと女性のための社会センター」を運営するグラン・アトラス協会を視察しました。
つくば市は、「世界のあしたが見えるまち、つくば」として、SDGs達成に向け、地域での活動にこうした国内外での活動事例も参考に取り入れながら、世界で最もSDGsが浸透しているまちを目指し、取り組んでいきます。
■つくば市『持続可能都市ヴィジョン』
http://www.city.tsukuba.lg.jp/shisei/torikumi/1004792/1004532.html
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