配色を感性で決めない。AXerのバナー制作リソースに配色設計を追加・提供開始
感覚で選んでいた色に根拠がつき、ブランドの核は固定したまま案の幅だけが広がる。レビューが色の議論で止まらない制作へ
株式会社アイトリガーは、マーケティングAXの専門リソース「AXer」において、広告クリエイティブ(バナー)制作の提供領域を拡張し、配色を設計するリソースを、広告を継続的に制作する企業に向けて2026年8月より提供開始します。2026年7月に提供を開始した制作リソースを自社の広告制作業務で運用する中で、色の判断が担当者の感覚に委ねられ、レビューの論点が構図から色へ逸れる状態を確認しました。この工程を設計し直し、自社業務で本番運用しています。感性に委ねていた判断を業務として設計する、マーケティングAXの実践です。

感覚に委ねられたまま、仕組みの外に残っていた「色の判断」
アイトリガーは2026年7月、広告クリエイティブ(バナー)制作の新たな提供リソースをAXerに追加し、自社の広告制作業務で運用してきました。その運用の中で確認したのが、色の判断だけが仕組みの外に取り残されていることでした。
ワイヤー(下書き)の段階で確認したいのは構図です。ところが提示すると「この色で行くのか」という反応が返り、レビューの論点が色に移ってしまいます。構図の合意が進まないまま時間が過ぎ、後の工程で構図から作り直すことも起きていました。
色の説明にも同じ問題がありました。色見本を並べただけでは、それがどこに使われ、なぜその色なのかが伝わりません。担当者の感覚で選ばれた色は、問われても根拠を返せず、社内でも先方でも議論が止まります。
そこでアイトリガーは、色を決める工程そのものを設計し直し、自社の広告制作業務に実装して本番運用を開始しました。運用に耐えると判断できたため、AXerの提供領域を広げます。
色を感性の領域に残さず、レビューを通る根拠まで含めて設計する
アイトリガーの考え方は、色を仕上げの作業ではなく、先に合意しておく設計の対象として扱う、というものです。あわせて、ブランドの世界観を支える基調色は固定し、多様性はサブ色だけで出す設計にしました。核を毎回動かさないことが、案を出し分けても世界観が崩れない条件になります。この考え方を、次の3つの変化として実現します。
色に逸れていたレビューが、構図と配色を別々に合意する進行に変わります。
ワイヤー本体はモノトーンのままにし、色はテイストと配信月、商品画像から、役割ごとの配色(ベース、サブ、アクセント、テキスト、帯)として2案を先に提示します。案を出し直すと色戦略(クリア、フレッシュ、信頼、上質、ナチュラル)ごと切り替わるため、色相がはっきり動きます。商品画像に色があればサブに取り込み、色味のない商品には無理に色を足しません。
色見本を渡すだけだった説明が、実物の見え方を含む提案に変わります。
その配色で組んだ1:1のバナーをミニサイズで再現し、背景はベース、見出しはテキスト、差し色はアクセントという色の使いどころを一覧で示します。あわせて、なぜこの配色なのかという根拠(色の心理効果、季節感、訴求との一致、ブランド整合、可読性)を各案に添えます。
問われてから直す進め方が、問われる前に整えておく進め方に変わります。
コントラスト比、ブランド整合、配色バランスといったレビューの観点は、提示前に自己点検します。「サブを少し落としてほしい」といった要望も、その場でカラーピッカーから選んで反映できます。
なお本リソースは、単体のSaaSツールとして提供するものではなく、AXerが提供するリソース(人・ツール・ノウハウ)の一部として、各社の制作フローに合わせて実装します。詳しい仕様はAXerのサービスページからご相談いただけます。
色を選ぶ機能ではなく、判断を設計するという話
今回のリソースは、配色を選びやすくしたという話ではありません。感性に委ねられていた判断を、根拠と点検の観点まで含めて設計するという、マーケティングAXの考え方を自社の実業務で実証したものです。
AXerは、人・ツール・ノウハウを組み合わせ、業務フローそのものを設計・構築・運用します。人が感覚で色を決め、レビューで議論していたフローから、根拠つきの案を先に置き、人が選んで整えるフローへ。今回は自社の広告制作業務での実装を起点に、同型の課題を持つ企業へ順次提供を開始します。これは完成したパッケージではなく、各社のブランドや商材、制作体制に合わせて組み替える前提のものです。課題が整理しきれていない段階からでもご相談いただけます。
■ AXer サービスページ
https://aitrigger.co.jp/service/axer/
■株式会社アイトリガー(AITRIGGER Inc.)
本社:東京都新宿区西新宿6-11-3 Dタワー西新宿16階
事業内容:デジタルマーケティング支援(運用型広告・インハウス支援)、マーケティングリソース提供(MRM)、マーケティングAX事業
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