MCP対応POIデータプラットフォーム「DIIIG Cloud Platform」登場──Anthropic・OpenAIのAPIとの連携により位置情報を自然言語検索可能に

既存地図サービスのAPIでは不可能なカスタムPOI管理を実現

株式会社DIIIG

株式会社DIIIG(本社:神戸市代表取締役:秋國寛)は、Anthropic・OpenAI等のAIモデルが直接位置情報を理解・操作できるクラウドサービス「DIIIG Cloud Platform」を本日リリースしました。

Model Context Protocol(MCP)に対応した本サービスにより、開発者は、独自のPOIをAIで利用ができる位置情報サービスを開発できます。さらに、POI APIは通常のWeb・アプリ開発でも使えるので、店舗検索サイトから観光アプリまで、アイデア次第。APIキー設定だけで今すぐ始められて、月300リクエストまで無料です。

■AIと位置情報のハルシネーション問題解決へ

DIIIG Cloud Platformは、独自のPOIデータをクラウドで管理し、Anthropic・OpenAI等のAIが直接利用できるMCP対応プラットフォーム。AIによる位置・地理情報のコンテンツの捏造を防ぐために、POIのグラウンディングを実現し、自然言語での指示だけで旅行アシスタント、物流最適化、位置情報レコメンデーションなどのAIサービスを開発ができます。

位置情報を理解するMCPサーバーで、AIサービス開発を加速

任意のPOIとシームレスに連携して、場所の文脈を活用した次世代アプリを構築できます。

■Google Mapsでは足りないを解決――専用で所有・管理できるPOI

既存の地図サービスでは取得できない、業界特有・地域特有の情報をPOIとして登録・管理可能です。プロジェクト単位で完全分離され、独自の属性を自由に追加できます。

主要機能

・独自POI登録:店舗情報、施設情報、地域情報を自由に登録

        緯度経度に加え高度も登録可能

・カスタム属性:業界特有、季節・時間帯のデータフィールドを追加可能

・プロジェクト分離:複数プロジェクトのデータを完全分離して管理

・AI自動解析:指定テキストからAIが自動でPOIを整形・保存

・キュレーションPOI:雑誌社や専門メディアが作成した信頼性の高いPOIデータもAPI提供予定

こんな開発事例を生み出してほしい

・季節型観光提案AI:位置情報と季節を連動させ、桜や紅葉の見頃、花火大会などを提案

・時間帯最適化AI:混雑予測に基づき最適な訪問時間を提案

・最適ルート自動計算AI:個人の嗜好を考慮した、最短経路を超えた価値あるルートを創造

・カスタマーサポートAI:顧客の現在地を把握し、近隣店舗情報や配送状況を提供

・IoT活用AI:環境や人流データを分析し、位置ベースの最適化サービスを提供

・ドローン航路最適化AI:離着陸地点・飛行禁止区域をPOI管理し、最適ルートを自動計算

・屋内サービス:ビル内の階層管理や屋内測位系サービス

法人利用にも安心の機能・セキュリティ管理

・SSL通信による暗号化、OTP認証、APIキーの安全管理

・データセット単位での分離、自動バックアップ対応

・管理画面から直感的に操作でき、運用負荷を大幅に削減

雑誌社・メディアなどのデータプロバイダが持つPOIデータも提供予定

独自POI登録に加え、雑誌社やメディアパートナーが厳選したPOIデータもAPI経由で提供予定です。観光情報誌やグルメメディアが持つ質の高いコンテンツを、開発者のアプリケーションで活用できます。信頼性の高いデータソースにより、ユーザー体験の向上が期待できます。


■従量課金 0.16円※/リクエスト

初期コストゼロ、使った分だけの従量課金モデルにより、スモールスタートが可能です。アイデアを試すための高額な初期投資は不要。無料トライアルで検証し、スケールに応じて柔軟に拡大できます。

利用料金(税込)

API

料金

POI検索API

1リクエスト 0.16円※

POI詳細取得API

1リクエスト 0.16円※

POI登録/編集API

1リクエスト 0.31円※

POIホスティング

1件 2円※/月

POI収集API

1リクエスト 30円※

無料トライアル:POI検索 月間300リクエスト、POI登録 月間20件、POIホスティング 月間20件まで無料
※上記は2025年10月22日時点での為替に基づいた概算となります。実際のお支払いはドル建てとなります。データプロバイダによる提供価格はこの限りではありません。


■AI開発だけじゃない――通常のWebサイト開発でも活躍するPOI API

DIIIG Cloud PlatformのPOI APIは、AI開発に限定されません。通常のWebサイトやモバイルアプリ開発でも、位置情報機能を簡単に実装できます。

通常のWeb開発での活用例

・店舗検索機能:自社の店舗・施設情報をPOIとして管理し、WebサイトやアプリでMap表示

・エリア情報ページ:観光地、グルメスポット、イベント会場などの情報を動的に表示

・配送・物流システム:配送拠点や配達先をPOI管理し、効率的なルート計算

・不動産・物件情報:物件の位置情報と詳細データを一元管理し、検索機能を実装

・イベント・施設案内:展示会場やフェス会場内のブース、トイレ、飲食店などを地図表示

業界特有の属性を持つPOIを自由に設計や管理ができるため、Webサイト・マップ・AIなど、複数のサービスに渡っての運用をDIIIG Cloud Platformの一元管理で実現が可能です。Google MapsやMapboxとの連携もスムーズに行えます。

■ハッカソンから始まる――共創するエンジニアコミュニティ

公式Discordコミュニティでは、実装事例の共有、技術的な質問への回答、ハッカソン・ワークショップのご案内を予定しています。

「仲間と共に位置情報で遊ぶ」をコンセプトに、次世代の位置情報AIアプリケーションを共に生み出していくコミュニティです。独自POIデータ×AIを活用したアプリやWebサービスを一緒に作ってみませんか?詳細は公式Discordコミュニティをご覧ください。

■今後の展開

今後は、雑誌社や専門メディアとのパートナーシップによる高品質なキュレーションPOIの拡充、POIにつながるAPIの提供、コミュニティイベントの拡充を予定しています。また、エンタープライズ向けの専用プラン、業界特化型のPOIを活用したサービスのオープンソースの提供も検討しています。

AI開発はもちろん、通常のWebサイトやモバイルアプリ開発においても、エンジニアの皆様が位置情報×AIの可能性を最大限に引き出し、革新的なアプリケーション・サービスを開発できる環境を今後も継続的に提供してまいります。

サービスサイトはこちら

「DIIIG Cloud Platform」https://dcp.diiig.info/


■DIIIG開発チームからエンジニアの皆さんへ

私たちは観光案内のAIエージェントを作ろうとして、壁にぶつかりました。AnthropicやOpenAI、マップサービスを活用してAIエージェントを作ろうとしたところ、返ってくるのは「全国どこにでもある情報」や「存在しない店や閉店したお店」でした。

「なぜAIは観光案内に向いていないんだ?」――答えは単純でした。AIには、地域特有の正確で最新のPOIデータを参照する手段がなかったんです。

Google Maps APIや、MapBox APIの利用も検討し実行。どちらも素晴らしいサービスです。しかし私たちが欲しかったのは、

・地域の人しか知らない隠れた名店

・季節限定の観光スポット

・業界特有の施設情報

・自分たちでカスタマイズできる属性

既存の地図サービスでは取得できない、でも確実にニーズがある「独自のPOI」でした。

なので、私たちはDIIIG Cloud Platformを作りました。MCPに対応した、AIが直接理解できるPOI管理プラットフォームです。APIキー設定だけで、AnthropicやChatGPTがあなたの独自POIを自然言語で検索できるようになります。私たちが直面した課題は、きっとあなたも経験するはずです。

・旅行プランニングAI

・店舗案内チャットボット

・物流最適化システム

・地域情報アプリ

位置情報を扱うAIサービスを作るすべてのエンジニアとともに、新たなチャレンジができればと思います。

株式会社DIIIG CTO 福本 晋也


※記載されている内容は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

※画面は開発段階のものになります。今後のバーションアップなどにより、配信中の一部デザインや仕様が変更している場合があります

■株式会社DIIIGについて

DIIIG Cloud Platformを提供するのは、「マップ×AI×動線設計×データ活用」技術で観光業界のDXを推進する観光OSカンパニーです。

創業時より位置情報・地理情報に関するサービスやプラットフォームの開発運営を手がけ、POI(Point of Interest:関心地点)データの収集・管理・活用に関する知見を蓄積してきました。今回リリースしたDIIIG Cloud Platformは、こうした長年のPOI管理ノウハウをAIエージェント時代に対応した形で、開発者向けに開放するプラットフォームです。

▼DIIIGが提案する「観光OS」とは

観光地や観光事業者がマップ、Al、動線設計、データ活用といった要素を一つの基盤に統合し、業務効率と体験価値を同時に高めるための共通プラットフォームです。観光業界では、スタッフの人手不足や個別対応の増加、レガシーな業務管理など、さまざまな課題が顕在化しています。DIIIGは、これらの課題を「観光OS」の導入によって根本から解決し、観光事業者が“感動体験の創出”に集中できる環境を提供します。

【会社概要】

社名:株式会社DIIIG

設立:2018年11月

代表取締役社長CEO:秋國寛

本社所在地:神戸市

事業内容:位置情報AI開発プラットフォームの提供

コーポレートサイト  :https://company.diiig.net

デジタルマップをつくる:https://map.diiig.net

ミッションにチャレンジ:https://diiig.net/

デジタルマップをさがす:https://map.diiig.net/apps/map-search/

DIIIG(ディグ)の名前の由来

・[英]dig:掘り起こす、発見する、探求する、調べ出す

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会社概要

株式会社DIIIG

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URL
https://company.diiig.net/
業種
情報通信
本社所在地
兵庫県神戸市中央区三宮町1-6-18 7F 株式会社ワイズエッグ内
電話番号
078-599-8790
代表者名
秋國 寛
上場
未上場
資本金
1150万円
設立
2018年11月