中小企業の面接、68.8%が評価シートなどを「利用していない」。“面接官任せ”が適材確保の障壁に|中小企業の面接に関する実態調査

ネットオン

採用業務クラウド「採用係長」を提供する株式会社ネットオン(本社:大阪市北区、代表取締役CEO:木嶋 諭、以下ネットオン)は、「採用係長」の登録ユーザーである中小企業の人事・採用担当者を対象に、面接に関するアンケート調査を実施しました。

人材採用を行ううえで、「面接」は非常に重要なプロセスです。そのため面接の事前準備や応募者フォローなど、採用担当者には採用成功の確率を高めるためにすべき業務が数多くあります。

ところが中小企業では、採用担当者が他の業務を兼務していることが珍しくありません。そうした多忙な状況において、中小企業の採用担当者はどのように面接業務に取り組んでいるのでしょうか。


中小企業の採用業務の実態を明らかにすべく、株式会社ネットオンは面接に関わる業務(面接前・面接時・面接後)について、採用業務クラウド「採用係長」の登録ユーザーである中小企業の採用担当者を対象にアンケート調査を実施しました。


「面接前(事前準備)」「面接時(面接直前と実施時)」「面接後(合否通知と内定後の対応)」のフェーズごとに質問を行った今回のアンケートでは、中小企業がそれぞれのフェーズにおいて課題を抱えていることが分かりましたが、中でも「客観的な評価を行うための仕組みが整備されていない」ことが、自社に適した人材の確保を困難にする大きな要因であることが明らかになりました。


<調査概要>

調査期間 :2023年4月1日(土)~ 6月18日(日)

1.面接前(事前準備)に関する調査:2023年4月1日~4月30日

2.面接時(面接直前と実施時)に関する調査:2023年4月12日~5月31日

3.面接後(合否通知と内定後の対応)に関する調査:2023年4月12日~6月18日


調査方法 :インターネット調査

調査対象 :「採用係長」利用事業所の人事・労務担当者様

有効回答数:面接前 298/面接時 205/面接後 183


<調査結果の注意点>

%を表示する際に小数点第2位で四捨五入しているため、単一回答の場合は100%、複数回答の場合は合計値に一致しない場合があります。


<調査結果>

・【面接前】応募書類の提出は「紙」が57.4%。日程調整は「電話」が46.6%。アナログ業務による担当者の業務負担の増大が示唆される。また書類を事前に「確認していない」が40.9%に上り、準備不足のまま面接を行っている実態が明らかに


・【面接実施】68.8%が評価シートなどを「使用していない」。面接官が複数名いる事業所では、43.3%が「評価にバラつきがある」と回答。多くの事業所が客観的な評価を行うための仕組み化を必要としている


・【面接後】面接結果に迷うことが「ある」は70.5%。評価の仕組みの未整備が面接結果に影響を与えている。一方で、79.8%が面接内容や質問の改善を実施。成果を上げるための取り組みには、積極的な姿勢がうかがえた


調査結果は、以下の記事にまとめています。ぜひご覧ください。

https://saiyo-kakaricho.com/wp/survey_interview


本リリースでは、調査結果の一部を紹介します。


面接時における調査において、面接内容を記録する手段について質問したところ、「PCやスマホ、タブレットなどの端末」は3割程度に留まっていますが、「ノートやメモ用紙など紙とペン」と回答した事業所が過半数を超えました。さらに「両方(=端末、紙とペンの両方を使って記録している)」と回答した事業所を含めると、紙とペンを使って記録している事業所は72.6%です。

面接後の情報整理や情報共有に関する課題も推察される結果となっています。


また評価シートやチェックシートの利用の有無に関する質問では、「いいえ(=利用していない)」と回答した事業所が68.8%を占め、利用している事業所を大きく上回りました。採用の可否を面接官の評価に依存している可能性がある事業所が多いことが分かります。


面接で自社が採用したい人材かどうかを見極めるには、面接官の客観的な評価が必要です。ところが、中小企業では面接の記録方法や評価方法が面接官ごとに異なる可能性があることが明らかになりました。

面接結果を面接官の主観に委ねると評価のブレが生じやすくなります。それは入社後の定着にも関わる問題であり、改善が必要な重要課題です。


面接を最適化するにはそれを可能にするための“仕組み化”が必須ですが、中小企業では複数の業務を兼務している採用担当者が多いため、業務負担を増大させずに対応していくことが求められます。リソース不足の課題を抱える中小企業こそ、面接の質の向上と業務効率化を同時に実現できる採用支援ツールの積極的な活用が不可欠ではないでしょうか。


中小企業の採用業務の効率化を支援する「採用係長」は、2023年7月時点で全国59,000事業所が利用する採用業務クラウドです。「採用係長」を運営する株式会社ネットオンは、今後も多角的な視点から中小企業の採用に関わる調査を行い、課題解決に寄り添うサービスの開発・提供を通じて、中小企業の成長に貢献してまいります。


  • 「採用係長」について

中小・地方企業での利用に特化したクラウド型採用業務ツールです。最短2分で訴求効果の高い採用サイトが完成し、応募者の集客から選考状況までを一元管理できます。作成した採用サイトは、ワンクリックで最大6つの求人検索エンジンサイト等に自動連携・一括掲載でき、全国の求職者への訴求と集客力の向上を実現します。また、当社専門スタッフによるサポートにより、採用の成功率をより高めます。

公式HP:https://saiyo-kakaricho.com


  • ネットオンについて

2004年の創業以来、Webマーケティング支援事業を行うネットオンは、“企業と求職者の最高の出会いを生みだしていきたい”という想いから、2017年より採用業務クラウド「採用係長」のサービスの提供を開始しました。以来順調に実績を増やし、国内累計59,000超(※)の事業所様にご利用いただくサービスへと成長しています。ネットオンは今後も、全国の採用難・人材不足の解消を目指して企業の採用活動を支援し、中小企業・地方企業が強く活躍する社会の創造に貢献してまいります。

(※)2023年7月時点


<会社概要>

代表取締役CEO :木嶋 諭(きしま さとし)

所在地     :大阪市北区野崎町7-8 梅田パークビル1F

会社設立    :2004年10月1日

事業内容    :採用業務クラウド「採用係長」の開発・運営

資本金     :7億3,628万円(資本準備金含む)

公式HP     :https://neton.co.jp/

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会社概要

株式会社ネットオン

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URL
https://neton.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
大阪府大阪市北区野崎町7-8 梅田パークビル1F
電話番号
06-7777-2997
代表者名
木嶋 諭
上場
未上場
資本金
7億3628万円
設立
2004年10月