CVC事業における第一号投資案件として、インドネシアのHealth Tech企業「PT Medifa Infoyasa Suryantara」への出資を決定

 株式会社マイクロアド（本社：東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員：渡辺健太郎、以下マイクロアド）が運営するCVC（コーポレートベンチャーキャピタル）事業の第一号投資案件として、この度、PT Medifa Infoyasa Suryantara（本社：インドネシア・ジャカルタ、CEO：Rainaldo、以下MIS）への出資および、当社取締役 副社長執行役員 榎原 良樹のMIS社 コミサリス※への就任を決定いたしました。

　インドネシアでは、2014年より国民皆保険制度の導入を開始し、2022年現在の制度加入者数は同国民の89%にあたる2憶4千万人まで拡大しております。保険の適用を受けるためには、各医療機関は、管轄当局である保険機関（以下BPJS）への報告書を提出する必要があります。MIS社では、このBPJSへの報告書提出のデジタル化をはじめとして、医療機関における様々な業務をデジタル化するクラウドサービスとして、「DoctorTool」の提供を行っております。

　「DoctorTool」は、2016年のサービス提供開始以降、インドネシアの26の州において270以上の医療機関に採用されており、順調にそのシェアを拡大しております。インドネシア国内においては、コロナ禍を経て医療領域のDX化が急速に拡大しており、その中でもMIS社の提供するサービスは、トップレベルのシェアを獲得しております。
　また、インドネシア保健省は2023年末を期限として、各医療機関が保管するカルテの電子化を義務付けており、カルテの電子化機能を有する「DoctorTool」の導入需要は今後より一層高まるものと考えております。

 　マイクロアドでは、2011年よりインドネシア国内に現地法人（現在は非連結）を設置し、現地のデジタルマーケティングにおけるコンサルティング事業を行って参りました。インドネシア国内における様々な企業との取引を通じて、当社はMIS社が今後も継続的な事業成長を期待できると考え、この度の出資を決定いたしました。
　また、将来的には、MIS社の扱う各種医療データを活用した、インドネシア国内におけるデータプラットフォーム事業の展開も視野に入れ、当社取締役 副社長執行役員の榎原 良樹がMIS社のコミサリス※として経営に参画することで、MIS社のさらなる企業価値向上に努めて参ります。

※コミサリス：日本の監査役に類似した機関。会社の経営を監督し、取締役会に対して助言を行う。

 
■投資先企業概要
会社名：PT Medifa Infoyasa Suryantara(MIS)
所在地：Plaza Galeon, Lt.8 Jl. MH Thamrin No.8-9, Jakarta Pusat,DKI Jakarta 10230
CEO: 　 Rainaldo
設立：   2012年

■MIS社の提供する「DoctorTool」
https://doctortool.id/

 
　今後も、マイクロアドはCVC事業による国内外の様々なスタートアップ・ベンチャー企業への積極的な投資やアライアンスを通じて、当社グループの企業価値向上に努めて参ります。





株式会社マイクロアド　概要
社名　　　　　株式会社マイクロアド
代表者　　　　代表取締役 社長執行役員：渡辺健太郎
本社所在地　　東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー13F
事業内容　　　データプラットフォーム事業
URL　　　　　http://www.microad.co.jp/