大阪本社をリノベーション「大阪キャンパス」として2024年から運用

隣接する太陽グループ3社の社員が融合する新拠点

グループの5つの施設をリノベーション　それぞれの建物を役割別に再編

　大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社：東京都世田谷区、大阪本社：大阪市淀川区、社長：能村 祐己、以下：太陽工業)とイベントコンサルティングのTSP太陽株式会社(本社：東京都目黒区、社長：池澤 嘉悟、以下：TSP太陽)、イベントや施設の運営を手掛けるアクティオ株式会社(本社：東京都目黒区、社長：淡野 文孝、以下：アクティオ)は共同で、大阪市淀川区の拠点をリノベーションしました。2024年1月より「大阪キャンパス」と称して、新拠点の共同運用を開始します。

太陽グループは1922年、能村テント商会として創業し、その後、戦後の焼け野原の中、ミシン一台ハサミ一丁から再スタートを切りました。「膜」素材の特長を活かしたユニークな製品を世の中に創出し、中でも1970年の大阪万博では、大規模なパビリオン設営を請け負い「膜」の技術を開花させました。また、事業領域の拡大に合わせてTSP太陽やアクティオが誕生し、能村テント商会を起源とする今日のグループ3社を形成、総売上740億円規模のグループへと成長を遂げました。

それぞれの建物をつなぐ地面には枠にとらわれないエネルギーを表現するデザインを描写

　2022年からはグループ創業100年を機に、人材交流を通じた相乗効果の創出や共同での社会貢献活動など、グループ3社の協力を強化する活動を進めてきました。膜技術の太陽工業、イベント制作・コンサルティングのTSP太陽、イベントや施設運営のアクティオ、シナジーを高めながら膜と空間と体験の可能性を追求し続けることで、グループとして更なる飛躍を目指しています。

　太陽工業では、社員の働き方改革を最優先で進めており、「大阪キャンパス」計画は、3社社員の「働き方」や「オフィスの在り方」を見直すことからはじまりました。美しいデザインとOpen-AirLab.などの開かれたスペースで、社員が「癒し」を感じられる空間を多く設置しました。テレワークやオンライン会議が増える中でも、人と人との関係性を重要視し、グループ会社間の垣根を越えるような繋がりを意識できる大阪キャンパスを目指しています。コンセプトはmarble us（マーブル アス）※としており、太陽らしさに囲まれ、掛け合わせて磨いていくことを狙いとしています。

※marble us（マーブルアス）：大阪キャンパスのコンセプト。各社の事業や人が混ざり合い、融合し、新たな価値を想像する。私たちは積極的に、そして自然に混ざり合うことを意味しています。

                 

膜アートやデザイン家具などを取り入れたフリーアドレスの執務スペース

　これまで３社の大阪事務所は、隣接していたものの交流する空間は設置されていませんでした。今回それら施設をグループ全体で共有し、それぞれの建物に異なる性格（キャラクター）と新たな名前を与え、グループ各社の社員が各棟を往来するよう、個々の建物の役割を明確化しています。役割を明確化しながら、大阪キャンパス内ではどこでも仕事が出来る環境としました。特にこれまで３社のオフィス機能を担ってきたichikanとnikanには、各社の垣根を越えてシェアし合うフリーアドレスによる職務スペースを設置しました。

■大阪キャンパス　概要

所在地：大阪市淀川区木川東4－8－4

施設　：3社の共同施設

太陽工業株式会社　大阪本社

TSP太陽株式会社　大阪支店

アクティオ株式会社　大阪支店

設計・施工　： TSP太陽株式会社 　
基本計画・デザイン監修　： 太陽工業株式会社

運用開始：2024年1月

着工：2023年５月

完工：2023年12月15日

敷地規模：5,915㎡

■太陽工業株式会社について 

太陽工業は、社会の安心・安全を支える「膜構造のリーディングカンパニー」です。「膜の無限の可能性を引き出し、お客さまに感動と快適な環境をお届けします。」の企業理念のもと、軽くて丈夫な素材の特性を活かし、巨大ドームの屋根に象徴される各種建築事業をはじめ、土木や物流、さらには環境分野などにも事業を展開しています。創業100年を迎え、今後さらにイベントや施設運営のグループ会社と連携するとともに、海外事業や研究開発を強化してまいります。

□社員数：608人 (2023年11月時点)

□年商：426億円(2022年度)

□公式HP：https://www.taiyokogyo.co.jp/

■TSP太陽株式会社について

TSP太陽株式会社は、今年設立68周年を迎える、コンサルティングからイベント制作まで、感動の場を創造するプロフェッショナル集団です。古くは1970年の大阪万博から、国際的なビッグイベントをはじめとする様々なイベントの制作に携わってきました。イベントコンサルティング会社として、事前収支計画からクリエイティブデザイン制作・建築設計・施工・運営までのトータルソリューションを提供します。
また、最新のXR技術を活用したデジタルイベントから、人と人とのリアルでの交流が可能な対面イベント、あるいはその双方の要素を入れたハイブリッドイベントも提供できます。

　

□社員数：271名(2023年12月時点、契約社員等含む) 

□年商：197.9億円(2022年度) 

□公式HP： https://www.tsp-taiyo.co.jp

■アクティオ株式会社について

 アクティオ株式会社は、博覧会のパビリオンで働くスタッフの募集、教育の計画と実施、マニュアル作成と日々の管理をし、来場されたお客様に主催者の心を五感で感じて頂く運営のお手伝いをさせて頂きました。その実績を基に現在では、イベントや博覧会だけではなく、レジャー施設や文化施設、コミュニティー施設など人が集う多種多様な恒久施設での受付・案内業務にとどまらず、指定管理者として包括的に公共施設の管理運営を担当し、お客様のご要望と期待に応えてまいりました。イベントや公共施設等の運営により「ヒト・マチ」づくりで社会に貢献していきます。

□社員数：社員100名、契約社員1,285名、アルバイト982名 (2022年12月31日時点)

□年商：102.9億円(2022年度)

□公式HP： https://www.actio.co.jp/