訪日外国人向けグルメプラットフォーム「byFood」、高付加価値な酒蔵体験プログラムの開発を国分グループと共同で開始

訪日外国人が日本酒文化を深く知るきっかけに

株式会社テーブルクロス

2025年6月30日 10時00分

訪日外国人向けに日本の食体験を提供するグルメプラットフォーム「byFood」を運営する株式会社テーブルクロス（本社：東京都渋谷区、代表取締役CEO：城宝薫、COO：トソ・セルカン）は、酒類食品卸売業の国分グループ本社株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役会長兼CEO：國分勘兵衛）と連携し、日本の酒蔵文化を訪日外国人に伝える体験プログラムの開発をスタートしました。

本取り組みは、日本酒を通じた異文化理解と地方の観光資源活用を目的とし、2024年に過去最高を記録したインバウンド需要を背景に、新たな地域体験創出と日本酒ファンの拡大を目指します。

背景

2024年の訪日外国人数は過去最高の3,686万9,900人（前年比+47.1％、2019年比+15.6％）に達し、量から質へと旅行者のニーズが大きく変化しています。特に富裕層を中心に「唯一無二の体験」への関心が高まっており、日本酒や伝統文化への関心も年々増加しています。

一方で国内では日本酒の消費量が減少傾向にある中、「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、海外市場における日本酒の価値が再評価されています。訪日旅行者にとって、日本酒は“知って、味わい、学ぶ”ことができる体験型コンテンツとして、高い可能性を秘めています。

概要

「byFood」では、新たな事業創造を目指してアイデアを公募する「国分グループオープンイノベーションプログラム2024」において採択されたことを契機に、日本酒体験コンテンツの企画・造成・発信を国分グループと連携して推進してまいります。

主な取り組み内容

ニーズ調査の実施
byFoodの利用者ネットワークを活用し、訪日外国人が求める日本酒体験の内容や価格帯、関心領域を把握するアンケート調査を実施。
高付加価値体験の企画・造成
国分グループが全国の酒蔵と連携し、その土地の歴史・風土・文化を反映させた特別な体験プログラムを構築。
多言語対応のプロモーション展開
byFoodサイト上での掲載・販売に加え、登録者20万人以上のYouTubeチャンネルやSNS（月間リーチ1,000万人以上）を通じて海外の潜在顧客層へ情報発信を実施。

今後の展開

今後は、体験提供地域を順次拡大しながら、訪日外国人にとっての“日本酒との出会い”をより深いものとするツアー体験を整備していきます。あわせて、体験参加者によるSNS発信やレビュー蓄積を通じて、地域と世界をつなぐ循環型のプロモーションモデルを確立し、日本酒文化の持続的な発展と国際的な認知拡大に貢献してまいります。

「byFood」について

「byFood（バイフード）」は、訪日外国人向けに日本各地の本格的な食体験や食文化を紹介・予約できる食特化型・社会貢献型プラットフォームです。旅行前には英語による食文化メディア、旅行中は食体験や飲食店を予約できるOTA、旅行後には日本食を購入できる越境ECとして、旅の全行程を「食」で支える一体型サービスを提供しています。また、1予約・1注文につき10食分の給食を開発途上国の子どもたちに届ける「Food for Happiness」プログラムを展開。2025年5月末時点で約88万食を支援しており、体験を通じた社会貢献を実現しています。byFoodは、「食を通じて日本と世界をつなぐ」をミッションに、地方の魅力発信と持続可能な観光の実現に取り組んでいます。

▶︎サービスサイト： https://www.byfood.com/

▶︎YouTubeチャンネル：https://www.youtube.com/channel/@JapanbyFood