KONOIKEグループ「生成AI活用プロジェクト」を本格始動
生成AIを活用した、業務DX化に向けた基盤づくり 2028年3月までにユースケース件数12件以上を目指す
鴻池運輸株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役会長兼社長執行役員 鴻池 忠彦、以下 鴻池運輸)は、業務プロセスのデジタル化やデータ活用に向けた生成AIの展開と、AIガバナンスやインフラ基盤の構築を推進する「生成AI活用プロジェクト」を本格始動します。
■発足の背景・目的
当プロジェクトは、業務プロセスのデジタル化やデータ化による業務効率化を通じて、労働力不足の解消や働き方改革を実現し、従業員の生産性とウェルビーイングを向上させることを目的に、鴻池運輸 ICT推進本部 デジタルトランスフォーメーション推進部が2024年12月に発足。インフラ構築、ガイドライン整備等のAIツールの活用基盤づくりをはじめ、生成AI活用の概念検証(PoC)、生成AIツールの選定と導入・活用の推進、AI人材の育成等を推進してきました。
■プロジェクト概要
① AI活用の基盤づくり
・全社向け生成AI基盤の一つとして、自社クラウド上にセキュアな開発環境を構築
・最新の知見を取り入れたAIガバナンス体制の強化
(2025年6月に一般社団法人「AIガバナンス協会」に加入)
・生成AIの活用ニーズに応じたガイドラインの策定
② AI活用に向けた研修の実施
・KONOIKEグループ全社員、経営層を対象にしたAI活用研修の実施
③ アンバサダープログラムの開始
・AIプラットフォームを活用した、ハンズオン※1型の教育でAI人材を育成
・自職場にAI活用の浸透を促せる人材を、「AIアンバサダー」として認定
※1 学習者が、実際の現場で、自ら手を動かして体験しながら学ぶ実践的な学習方法
④ 個別ユースケース開発
・定型資料作成自動化やコーポレート部門向けFAQチャットボットなどを開発
■外部企業による経営層向けAI活用研修

■鴻池運輸 執行役員 ICT推進本部本部長 兼 デジタルトランスフォーメーション推進部長
佐藤 雅哉 コメント
生成AIは、業務のあり方を根本から変える可能性を秘めています。当社は、生成AIの急速な進展を踏まえ、2024年12月に「生成AI活用プロジェクト」を始動いたしました。
本プロジェクトは、人材不足の解消および業務生産性の向上といった経営課題への対応を目的としており、ガバナンスと倫理的配慮を重視したセキュアな環境のもと、生成AIの利活用を推進しております。単に業務をAIに代替させるのではなく、「人」を中心に据えた業務変革を志向しており、技術と人の融合によって、当社が大切にする“人と絆”の価値を守りながら、KONOIKEグループの価値創造に貢献してまいります。
■今後の方針・展開
アンバサダープログラムにより現場主体で利活用のサイクルを回すことで、内製チームを中心とした生成AI活用の浸透を図るとともに、さらなるAI活用のガバナンス強化にも注力していきます。
2028年3月期までの数値目標は、生成AIを活用したユースケース数は12件以上です。
KONOIKEグループでは、2030年ビジョンで「技術で、人が、高みを目指す」を掲げ、最新技術と現場で培われてきた職⼈の技術を掛け合わせ、「現場のあり方」を進化させることを目指しています。当プロジェクトを通じて、企業競争力の強化と、従業員の生産性とウェルビーイングの向上に、引き続き取り組んでまいります。
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