【2025年9月】訪日旅行者に人気急上昇!インバウンド トレンド商品ランキング
スキンケアから健康ドリンクまで、カテゴリー別に見るインバウンド消費トレンド
株式会社Payke(ペイク、本社:沖縄県那覇市、代表取締役:古田奎輔、以下「Payke」)は、提供する訪日外国人向けショッピングサポートアプリ「Payke」内のスキャンデータをもとに、2025年9月におけるトレンド商品を分析しました。

本分析では、2025年8月から9月にかけて注目度が伸びた商品を抽出し、全体のトップ10商品に加えて、カテゴリ別(コスメ・香水/ダイエット・健康/食品/生活雑貨・日用品)での動向を紹介します。各カテゴリーごとに、特に注目された商品やユーザー属性の特徴を読み解きながら、訪日外国人の関心トレンドを探ります。
サマリー
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台湾・韓国ユーザー中心に美白・アイケア商品のスキャン数が増加。
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クラブコスメチックス「すっぴんパウダー」シリーズが韓国で注目。
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「ヘパリーゼ」「ウコンの力」「リポビタンD」など健康ドリンクが全体を牽引。
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MUJIのフレグランスシリーズが台湾で3か月連続ランクイン。
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ミツカン「無限さっぱりスパイス」やカルディ「ぬって焼いたらクイニーアマン」など、手軽に楽しめる食品が台頭。
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韓国では「ガバガバ食べられるラー油」が注目
トレンド商品ランキングとは
Paykeは、商品のバーコードをスキャンするだけで、商品情報を7言語で表示できるアプリです。スキャン回数が多い商品は、それだけ多くのユーザーが注目していることを意味します。今回、前月(2025年8月)と比較して注目度が上がった商品を抽出し、ランキング形式でまとめました。
総合ランキングTOP10

コスメ・香水カテゴリー
2025年9月は、スキンケア・ベースメイク分野の動きが引き続き活発でした。
ダイヤメディックの「クマージック・アイ」や、総合TOP10には入らなかったものの、HADARIKI PLUSの「ハダリキ ク・マジック アイクリーム」が大きく伸長し、台湾ユーザーを中心に目元ケアへの関心が高まっています。また、ロート製薬の「メラノCC 薬用しみ対策美白化粧水」と「美白乳液」も好調で、韓国ユーザーの注目度が増加しました。さらに、クラブコスメチックスの「すっぴんパウダー」シリーズは、韓国ユーザーの間で注目が高まっており、シリーズ全体で注目度を伸ばしています。
ライオンの「休足時間 足すっきりシート」や資生堂の「イハダ 薬用フェイスプロテクトパウダー」などのアイテムも注目されています。
ダイエット・健康カテゴリー
2025年9月は、栄養ドリンクとサプリメントがカテゴリー全体の成長をけん引しました。
ゼリア新薬の「ヘパリーゼWハイパー」「ヘパリーゼW」、アリナミン製薬の「アリナミンナイトリカバー」、ハウス食品の「ウコンの力」シリーズ、大正製薬の「リポビタンD」など、主要ブランドの健康ドリンクが揃ってスキャン数を伸ばしています。台湾ユーザーの間ではサプリメント系商品の関心が引き続き高く、DHC の「GABA」やネイチャーラボの「スベルティ 3倍ぱっくん分解酵母プレミアム」、エムズインクの「ベアーズサプリ オレンジ風味グミ」などが上位に入りました。また、「歯磨き堂 薬用ホワイトニングペースト」もスキャン数を伸ばし、健康志向やセルフケア意識の広がりがうかがえます。
その他カテゴリー(生活雑貨・日用品・食品)
2025年9月は、季節要因と健康志向の高まりがこのカテゴリーの動きを後押ししました。
ライオンの「トップ シミとりレスキュー」のスキャン数が増加。また、MUJI(無印良品)のルームフレグランスシリーズは、金木犀をはじめとする複数の香りが3か月連続で注目度が上昇しており、台湾ユーザーを中心に人気が定着してきています。食品分野では、日本コカ・コーラの「コカ・コーラ プラス(特定保健用食品)」が安定したスキャン数を維持。さらに、ミツカンの「無限さっぱりスパイス」やカルディの「ぬって焼いたらクイニーアマン」もランクインし、調味料やスイーツ系の“手軽に楽しめる食品”への関心が見られました。韓国ユーザーの間では「具材多め!超特大!ガバガバ食べられるラー油」が注目され、日本の調味料や“ご飯のお供”系商品の人気が継続しています。
最後に
今回の分析では、化粧品・健康関連商品から日用品、食品まで、幅広いカテゴリーで訪日旅行者の関心が拡大していることが確認されました。特に、「敏感肌ケア」「香りを楽しむライフスタイルアイテム」「手軽に楽しめる日本の食品」といったテーマは、旅行中だけでなく、帰国後の日常にも取り入れやすい“日本ならではの価値”として支持を集めているようです。また、人気商品の傾向には国籍ごとの違いも見られ、旅行者の購買行動が文化的背景や生活習慣と密接に関係していることが改めて浮き彫りになりました。
Paykeは、多言語対応アプリおよびデータプラットフォームを通じて、訪日旅行者の購買行動を継続的に可視化しています。今後も、データに基づく分析を通じて企業や自治体がインバウンド市場の動向を的確に把握し、より魅力的な体験価値を提供できるよう支援してまいります。
Paykeが提供する価値
Paykeはインバウンド向けにさまざまなソリューションを提供しています。累計500万ダウンロードを超えるユーザ基盤と、そこから得られる豊富なデータから、各企業様のニーズに合わせたご提案が可能です。
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旅マエ、旅ナカ、旅アトでのユーザへのリーチ:ユーザの9割は旅マエでPaykeをダウンロード。そのうち7割が3ヶ月以内に来日します。旅マエ段階でアプリ内で購入商品を探しているユーザも多く、効率的なアプローチが可能です。
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インバウンドの購買関連データ:いつ、どこで、誰が、どの商品を手に取ったかが把握できます。属性毎のトレンドや、特定チェーンでの傾向などマーケティング戦略立案に活用できるデータを保持しています。
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アンケート調査:直近での訪日可能性が高いユーザーに直接アンケートをとることが可能です。
お問い合わせ
Paykeのプロモーションメニュー、保有データ、ユーザへのアンケート、その他サービスについてご興味ございましたらこちらからお問い合わせください。
【会社概要】
■株式会社Payke
本社:沖縄県那覇市真嘉比2丁目5−16
代表者:代表取締役CEO 古田 奎輔
設立:2014年11月
資本金:100百万円
概要:商品パッケージにある「バーコード」をスマホでスキャンするだけで、商品のあらゆる情報を7言語で表示することができる訪日外国人アプリ「Payke」を運営。現在、約75万点の商品データを7言語で保有し、訪日客が手に取る商品の約90%*1をカバーしています。2015年のサービス開始以来、アジア圏を中心に500万人*2以上が利用し、企業向けには広告配信やデータ提供を行うなど、累計1,200社以上の企業や団体に活用されています。さらに、「Paykeタブレット」を国内の主要小売チェーンに導入し、多くの訪日外国人に利便性を提供しています。
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