パブリックテクノロジーズ、宮城県富谷市で「とみや公共ライドシェア」の実証運行を開始
市内全域・夜間時間帯で移動手段を確保し、交通空白解消と安全・便利な暮らしを後押しする取り組み

地方自治体向けスーパーアプリ「パブテク」やAIを活用した行政支援ツール「パブテクAI行政」を開発・運営する株式会社パブリックテクノロジーズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長 CEO:青木大和、以下「当社」)は、宮城県富谷市(以下「富谷市」)と連携し、国土交通省「交通空白解消等リ・デザイン全面展開プロジェクト」(*1) の「交通空白」解消緊急対策事業(*2)を活用した「とみや公共ライドシェア」を2025年11月26日(水)より開始します。本事業は、当社サービスの「パブテクAI配車」を用い、富谷市内全域を対象に実施。地域住民・行政職員が一体となって、夜間時間帯における移動手段の確保と、地域のニーズに即した持続可能な公共交通体制の確立を目指します。
(*2)https://kotsu-kuhaku.jp/kotsu/
背景と課題
富谷市では、市民の移動が自家用車に依存する一方、既存の路線バスやデマンド型交通の運行終了後の夜間時間帯に利用できる公共的な移動手段が不足していました。こうした状況から、忘年会や塾の送迎、買い物、最寄りの路線バス停から自宅までの「最後のひと区間」など、市内での夜間移動ニーズに応える柔軟な仕組みが求められていました。
当社は、市の担当者に寄り添って運行概要の調整を進める姿勢を評価いただき、「パブテクAI配車」を用いた「とみや公共ライドシェア」の導入が決定。市民がドライバーとなり、市民同士をドアツードアでつなぐ新たな仕組みを、丁寧な制度設計と安全対策のもとで実装します。
本事業の特徴
本事業は、市民がドライバーとなって自家用車で他の市民を目的地まで運ぶ「公共ライドシェア」の実証運行です。運行は市内限定・夜間時間帯に特化し、忘年会や塾の送迎、買い物、路線バスから自宅までの移動など、日常の短距離ニーズに対応します。アプリ/コールセンター両対応、乗合運行の柔軟性、事前登録済みの施設リストによる分かりやすい乗降指定など、幅広い利用者にとって使いやすい制度設計と運用体制を整備しています。
実証では、市民ドライバー4名が自家用車で運行し、当社が配車システム提供および運行支援を担当。路線バスやデマンド型交通との重複を回避し、タクシーやバスとは異なる新しい移動の選択肢として位置づけます。また、市内にあるコンビニやスーパーマーケット、病院、飲食店など250か所以上の施設をあらかじめシステムに登録しておき、利用者はプルダウンで乗降地を選択可能。初めての方でも迷わず予約・乗車できる体験を提供します。
「パブテクAI配車」とは
「パブテクAI配車」は、地方自治体向けスーパーアプリ「パブテク」に搭載されたAIオンデマンド型の配車機能です。利用者の予約に合わせて最適な車両・経路・乗合いを自動計算し、ドアツードア運行や路線不定期便の予約までを一つの基盤で柔軟に運用できます。予約はアプリ/コールセンターの双方に対応し、オペレーター向け管理ツールとドライバーアプリも備えることで、配車管理のDXと職員負担の軽減を実現します。


運行概要

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実施期間 |
2025年11月26日(水)〜2025年12月25日(木) |
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運行日 |
毎週水曜・木曜・金曜(計14日間) |
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料金 |
乗車人数に関わらず、初乗り1kmまで500円、以降180m毎に50円を加算(障がいのある方は初乗り1kmまで450円、以降180m毎に45円を加算) |
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対象エリア |
富谷市全域(市内の発着のみ) |
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対象者 |
市民限定 |
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予約方法 |
アプリまたは電話 - アプリ:ご利用の1週間前~1時間前までに予約 - コールセンター(050-3606-7625): ・水曜に利用したい場合…当日の16~24時に予約 ・木曜に利用したい場合…水曜の16~24時または 当日の16~24時に予約 ・金曜に利用したい場合…水曜・木曜の16~24時 または当日の16~24時に予約 ※コールセンター運用時間…運行日の16:00〜24:00 |
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運行形態 |
非乗合型・ドアツードア方式 |
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支払方法 |
PayPayまたはクレジット決済(現金払い不可) |
今後の展望
当社は「Japanese Dynamism ―地域から世界へ、日本を躍動させる―」を掲げ、地域が秘めるポテンシャルを最大限に引き出す取り組みを進めています。富谷市との取り組みを通じて、地域住民の声に耳を傾け、より良い公共交通を提供できるようシステムやアプリケーションの最適化を進めると同時に、これまで当社で培った知見と技術、そして「とみや公共ライドシェア」から得られる新たな知見を活用し、日本全国の交通空白の解消に貢献できるよう、継続して尽力してまいります。
当社は、日本各地の公共交通をデジタル技術で支え、拡張することで、誰もが安心して移動できる環境づくりを目指しています。本取り組みに関心をお寄せいただいた方は、下記までお問い合わせください。
info@pubtech.jp または https://www.public-technologies.com/contact
パブリックテクノロジーズについて

パブリックテクノロジーズ(PUBLIC Technologies, Inc.)は、「Japanese Dynamism ― 地域から世界へ、日本を躍動させる」をビジョンに掲げるGovTechスタートアップです。
公共ライドシェアや地域通貨を一つのアプリに集約した、地方自治体向けスーパーアプリ「パブテク」(*3)や、行政業務に特化したデータベースの構築とプロンプトレスで行政業務フローを再現する行政支援AIツール「パブテクAI行政」(*4)など、公共領域を基軸にAIソリューションを提供しています。
POWER THE COUNTRYのスローガンのもと、地域から世界へ、再び日本を躍動させ、未来を創るために、私たちは挑戦し続けます。
(*3)https://explore.pubtech.jp/
会社概要
社名:株式会社パブリックテクノロジーズ
事業内容:GovTech事業の運営
代表者:代表取締役社長 CEO 青木大和
所在地:東京都中央区
資本金:100,000,000円
設立:2020年5月
お問い合わせ先:info@pubtech.jp
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