阪神間の高校生と、海洋プラスチック課題を議論
大阪府、大阪大学連携「海洋未来プロジェクト」
古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長執行役員:古野幸男、以下 当社)は2025年7月26日(土)に、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)※1支援事業の取り組みとして阪神間の高校生を当社に招待し、海洋プラスチック課題に関する講義および生徒同士での議論の場を設けるなど社会課題への問題意識の醸成と課題解決に向けた意見交換を実施しました。


海洋流出ごみの約95%は海中に沈んでいるとも言われており、当社は海に育てられた企業としてこれを取り組むべき社会課題と捉え、今年2月に大阪府環境農林水産部(以下、大阪府)、大阪大学大学院工学研究科(以下、大阪大学)と3者連携協定を結び、海に流出するごみの解決に向けた取り組みを推進しています。
今回の場は、SSH指定校である西宮市立西宮高等学校が企画として立ち上げた「海洋未来プロジェクト」に、当社および大阪府・大阪大学と連携して取り組むもので、次世代を担う生徒が企業の課題解決における最新の取り組みを学ぶことで、社会課題を認識し問題意識を持つことを目的としています。当日は、大阪府および兵庫県の高等学校※2から5校33名(生徒26名、教員6名、西宮市教育委員会1名)が来社しました。

本プログラム内では、大阪湾における海ごみ流出の現状を大阪府※3より説明し、大阪大学※3にて研究を進めるAIを活用した河川からの海洋流出の評価結果も紹介しました。また、当社は建屋内にある大型水槽実験施設を活用し、魚群探知機を使用した海洋プラスチックごみの探知評価実験を行った後、グループに分かれてテーマ設定を行い、それぞれが考える現状の課題を発表しました。

生徒たちからは海洋生分解性プラスチックの動向や一人一人の意識を改革する重要性など幅広い視点から発表がありました。終了後に行ったアンケートでは「一概に海洋プラスチック問題と言っても色々なアプローチがある。広い視点で物事を見つめることが不可欠と感じた」「一筋縄ではいかないけど絶対ムリではなく工夫次第と思った。小さな行動から始めようと思う」といった新たな気づきなど、生徒たちの探究心をより深める場となりました。
※1 SSH(スーパーサイエンスハイスクール)
https://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/gakkou/1309941.htm
※2 参加校(計5校)
大阪府立水都国際高等学校
私立関西学院高等部
兵庫県立尼崎小田高等学校
兵庫県立明石高等学校
西宮市立西宮高等学校
※3 協力
大阪府環境農林水産部 環境管理室 環境保全課 関様
大阪大学大学院工学研究科 中谷准教授

身近な海の魅力を伝えることで「好き」になってもらう。好きになったものは「守りたい」と思う。
一人でも多くの行動を後押しすることで豊かな自然を守り、「海を未来につなげていきます。」

古野電気株式会社
1948年に世界で初めて魚群探知機の実用化に成功して以来、舶用電子機器分野においてその独自の超音波技術と電子技術をもとに数々の世界初・日本初の商品を提供し続けてきました。そして今日、世界90か国以上での販売体制を確立し、世界規模の舶用電子機器総合メーカーとしての確固たる地位とブランドを築いてきました。

本社:兵庫県西宮市
設立:1951年 (昭和26年)
事業:船舶用電子機器および産業用電子機器等の製造・販売
資本金:7,534 百万円
従業員(連結):3,368 名
売上高(連結):126,953 百万円
代表者:古野 幸男
上場取引所:東京証券取引所 プライム市場

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