クリタ分析センターがPFAS水質基準項目追加対応の専用水道向け分析受託サービスを開始

栗田工業株式会社

栗田工業株式会社(本社:東京都中野区、社長:江尻 裕彦、以下「当社」または「クリタ」)の100%子会社で、水質検査や土壌分析を担うクリタ分析センター株式会社(本社:茨城県つくば市、社長:石丸 育生、以下「クリタ分析センター」)は、本年4月の法令改正にともない水道水の水質検査項目に追加されるPFAS(*1)に特化した、専用水道等向けの水質分析受託サービスを開始しました。

1万種類以上の物質があるといわれるPFASのなかでも代表的なPFOSおよびPFOA(*2)は、水や油をはじく効果や高い耐熱性・耐薬品性といった特性から、工業用から消費者向けまでさまざまな製品に使われてきました。しかしながら、発がん性や子どもの成長への影響などの有害性や、環境への残留による影響が指摘され、近年欧米を中心に規制が強化されています。日本でも、本年4月から、PFOSおよびPFOAが定期的な検査義務が生じる基準項目として追加されることとなり(*3)、水道本管のみならず、一定規模のマンションや学校、工場等における専用水道(*4)の設置者や管理者にも、定期的な水質検査による安全性の確保が求められるようになります。

この動きを受け、クリタ分析センターは、専用水道における水道水およびその原水(飲用に供する井戸水や地下水など)に含まれるPFASに特化した受託分析サービスを開始しました。このサービスでは、専用の容器で採取した水を分析し、およそ10営業日で分析結果のレポートを送付します。分析は、最先端の設備を用いた「液体クロマトグラフ質量分析法(LC-MS/MS 法)」(*5)で実施し、PFOSおよびPFOA合計1ng/Lの分析精度から対応できます。検査の実施サイクルは、法令に合わせた3か月ごとの定期対応はもちろん、1回のみにも対応しており、また、PFAS以外の分析項目も追加できます。

また、クリタグループとして、本PFAS分析を含む、専用水道におけるPFASに係る調査から除去までをサポートする、設備投資が不要な月額料金制の「PFAS除去水処理サービス」としての提供も可能です。

クリタグループでは、PFASへの対応を水と環境に係る社会課題の一つと位置づけ、当社のPFAS対策室を中心にグループ全体で取り組みを進めています。超純水分析で培った極微量分析技術やノウハウを活用した、0.1ppt(*6)という低濃度までの水質分析、また多成分分析によるPFASリスクの可視化や、活性炭やRO(逆浸透)膜を用いたPFAS除去・分離に係るソリューションなどを開発し、お客様の工場等で使用する水(用水)や排出する水(排水)の水質や、状況を分析・解析したうえで、PFASへの適切な対応・処理方法をご提案・ご支援します。

クリタグループは、創立以来培ってきた水に関する知を駆使して、お客様と社会に新たな価値を提供する技術、製品・サービスや、ビジネスモデルを創出し、水と環境に関する社会課題の解決を通じた持続可能な社会実現への貢献を引き続き目指してまいります。

注)

*1: Per- and Polyfluoroalkyl Substancesの略で、工業的に生成された有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物の総称。

*2: それぞれ、ペルフルオロ(オクタン-1-スルホン酸)(Perfluorooctane Sulfonic Acid)、ペルフルオロオクタン酸(Perfluorooctanoic acid)の略。

*3: 2025年6月30日付環境省報道発表「水質基準に関する省令の一部を改正する省令」及び「水道法施行規則の一部を改正する省令」の公布等について」参照。

*4: 100人超の居住者や20m3/日超の生活用水を供給する特定の施設(マンション、工場、学校など)の自家用水道のこと。

*5: 液体中の成分を性質ごとに分離させてその質量を測る分析方法。

*6: パーツ・パー・トリリオンの頭文字をとったもので、1兆分のいくらであるかという割合を示す数値。

<参考URL>

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。


会社概要

栗田工業株式会社

5フォロワー

RSS
URL
https://www.kurita-water.com/
業種
製造業
本社所在地
東京都中野区中野4丁目10番1号 中野セントラルパークイースト
電話番号
03-6743-5000
代表者名
江尻 裕彦
上場
東証プライム
資本金
134億5075万円
設立
1949年07月