みんなのコード、教職課程設置大学向け授業教材「学校教育とテクノロジー」の無償提供を開始します。
みんなのコードは、教職課程設置大学向け授業教材「学校教育とテクノロジー」の無償提供を開始します。本教材は宮城教育大学とみんなのコードが協働で講座のカリキュラム策定を行いました。教員を目指し、教職課程を履修する大学生対象に、情報の科学的理解に必要なコンピュータサイエンスの基礎的内容を学ぶことができます。
特定非営利活動法人みんなのコード(東京都港区、代表理事:利根川 裕太、以下みんなのコード)は、教職課程設置大学向け授業教材「学校教育とテクノロジー」の無償提供を開始します。本教材は宮城教育大学とみんなのコードが協働で講座のカリキュラム策定を行いました。
本教材は、教員を目指し、教職課程を履修する大学生対象に、情報の科学的理解に必要なコンピュータサイエンスの基礎的内容を学ぶことができます。大学のカリキュラムとして導入できるよう全15回分のコンテンツを用意しています。また、大学のカリキュラムに合わせて、コンテンツを一部利用することも可能です。
特に、GIGAスクール構想で児童・生徒が1人1台の端末を扱うようになった今こそ、セキュリティ意識を持ち、情報機器をより適切・有効に活用するために、「コンピュータはどのようなものであるか」について、教員、また教員を志望する学生たちも理解することが求められます。 次世代の子供たちを育成する意義を体感してもらう講座を大学で実施することで、情報社会に適応した教員養成が行われる足掛かりにしていきたいと考えています。
宮城教育大学での実践を通して培った知見を、今後多くの大学で利用していただけるように、授業教材を無償で提供することといたしました。
〜小学校の先生を目指す学生向けコンピュータサイエンスはじめの一歩〜
ダイジェスト動画はこちらからご覧いただけます。
■15回分の授業スライド(例:第5回アナログとデジタル)
■各回ごとに必要な確認テスト / 解答例
https://forms.gle/i4sYVS26CLaGHBfq5
※使用必須条件として、アンケート(講義に参加された学生数やご意見など)にご協力をお願いしております。教材の使用に関して不明点などありましたら、お気軽にフォームよりお問い合わせください。
プログラミングの体験を通して、プログラムの働きや良さに気づかせる、というプログラミング教育のねらいを達成するには、教える側がコンピュータが動く原理を理解しておく必要があります。特に小学校での指導では、教える側が必ずしもコンピュータサイエンスのスペシャリストであることは必須ではありません。ですが、教える側は少なくともコンピュータのことを理解し、普段のICT活用の中での指導に活かすことが求められ、プログラミングの授業では、なおさら必要となります。今回のカリキュラムは、そうした実践的な授業設計に繋がる最初の一歩として、理系文系問わず教職課程の学生の皆さんに、必要な内容を厳選しています。また、教職課程ではない皆さんでも、このカリキュラムを通して学習することで、普段スマホなどを使っていて、なんでだろう、と不思議に思ったことがすっきりできるのではないでしょうか。カリキュラムの各回は、独立した内容になっています。目的に応じてピックアップしてお使いください。
宮城教育大学 講師 板垣 翔大
1810年代、産業革命の頃、機械による自動化や大量生産による失職を恐れた職人たちによる機械の打ち壊し運動が行われました。しかし、実際は機械にできることは機械に任せ、人間は人間にしかできないことに注力できたため、職人は機械にはできないようなスキルを身につけ、社会全体の発展へとつながりました。これを現代に置き換えて考えると、コンピュータや人工知能などのテクノロジーをよく知らないまま、不安を感じるのではなく、「理解」し、活用していくべきであることがわかります。その入口がコンピュータサイエンスであり、この講座です。コンピュータサイエンスを学ぶだけではなく、それを問題解決にどのように生かすのか、どのように児童生徒へ指導するのか、というところまで学習できる講座です。ぜひご活用ください。
みんなのコード 未来の学び探究部 講師 永野 直
小学校で2020年度から始まったプログラミング教育は、プログラミングが専門的職業に関わる人だけのものではありません。小学校段階から体験的に触れておくべき、国民としての素養となっていくことを示しています。子どもたちが、目的に沿ってコンピュータを自由に使いこなしていくには、操作スキルだけを育成しようとするのではなく、コンピュータそのものの特性を知ることがとても大切です。テクノロジーの仕組みについて学び、アナログの世界とデジタルの世界のそれぞれの良さや違いを知ることは、「人がすべきこと」「コンピュータがすべきこと」を適切に判断し、より良いこれからの社会を築くことにもつながります。子供たちが豊かな次世代の社会を創造していくためにも、理系文系にかかわらず、先生を目指す全ての学生に、コンピュータテクノロジーとコンピュータサイエンスの入口を体験していただきたいと考えています。
本教材は、教員を目指し、教職課程を履修する大学生対象に、情報の科学的理解に必要なコンピュータサイエンスの基礎的内容を学ぶことができます。大学のカリキュラムとして導入できるよう全15回分のコンテンツを用意しています。また、大学のカリキュラムに合わせて、コンテンツを一部利用することも可能です。
本教材の提供にあたっては、日本財団(東京都港区、会長:笹川 陽平)より、「教員養成課程でのコンピュータ・サイエンス講座の開設」事業として、助成いただいています。
- 背景
特に、GIGAスクール構想で児童・生徒が1人1台の端末を扱うようになった今こそ、セキュリティ意識を持ち、情報機器をより適切・有効に活用するために、「コンピュータはどのようなものであるか」について、教員、また教員を志望する学生たちも理解することが求められます。 次世代の子供たちを育成する意義を体感してもらう講座を大学で実施することで、情報社会に適応した教員養成が行われる足掛かりにしていきたいと考えています。
- 授業教材提供の目的
宮城教育大学での実践を通して培った知見を、今後多くの大学で利用していただけるように、授業教材を無償で提供することといたしました。
- 授業教材の特徴と一覧
〜小学校の先生を目指す学生向けコンピュータサイエンスはじめの一歩〜
- 提供する教材資料
ダイジェスト動画はこちらからご覧いただけます。
■15回分の授業スライド(例:第5回アナログとデジタル)
■各回ごとに必要な確認テスト / 解答例
- 教材提供対象
- 申し込みフォーム/お問い合わせ
https://forms.gle/i4sYVS26CLaGHBfq5
※使用必須条件として、アンケート(講義に参加された学生数やご意見など)にご協力をお願いしております。教材の使用に関して不明点などありましたら、お気軽にフォームよりお問い合わせください。
- 関係者のコメント
プログラミングの体験を通して、プログラムの働きや良さに気づかせる、というプログラミング教育のねらいを達成するには、教える側がコンピュータが動く原理を理解しておく必要があります。特に小学校での指導では、教える側が必ずしもコンピュータサイエンスのスペシャリストであることは必須ではありません。ですが、教える側は少なくともコンピュータのことを理解し、普段のICT活用の中での指導に活かすことが求められ、プログラミングの授業では、なおさら必要となります。今回のカリキュラムは、そうした実践的な授業設計に繋がる最初の一歩として、理系文系問わず教職課程の学生の皆さんに、必要な内容を厳選しています。また、教職課程ではない皆さんでも、このカリキュラムを通して学習することで、普段スマホなどを使っていて、なんでだろう、と不思議に思ったことがすっきりできるのではないでしょうか。カリキュラムの各回は、独立した内容になっています。目的に応じてピックアップしてお使いください。
宮城教育大学 講師 板垣 翔大
1810年代、産業革命の頃、機械による自動化や大量生産による失職を恐れた職人たちによる機械の打ち壊し運動が行われました。しかし、実際は機械にできることは機械に任せ、人間は人間にしかできないことに注力できたため、職人は機械にはできないようなスキルを身につけ、社会全体の発展へとつながりました。これを現代に置き換えて考えると、コンピュータや人工知能などのテクノロジーをよく知らないまま、不安を感じるのではなく、「理解」し、活用していくべきであることがわかります。その入口がコンピュータサイエンスであり、この講座です。コンピュータサイエンスを学ぶだけではなく、それを問題解決にどのように生かすのか、どのように児童生徒へ指導するのか、というところまで学習できる講座です。ぜひご活用ください。
みんなのコード 未来の学び探究部 講師 永野 直
小学校で2020年度から始まったプログラミング教育は、プログラミングが専門的職業に関わる人だけのものではありません。小学校段階から体験的に触れておくべき、国民としての素養となっていくことを示しています。子どもたちが、目的に沿ってコンピュータを自由に使いこなしていくには、操作スキルだけを育成しようとするのではなく、コンピュータそのものの特性を知ることがとても大切です。テクノロジーの仕組みについて学び、アナログの世界とデジタルの世界のそれぞれの良さや違いを知ることは、「人がすべきこと」「コンピュータがすべきこと」を適切に判断し、より良いこれからの社会を築くことにもつながります。子供たちが豊かな次世代の社会を創造していくためにも、理系文系にかかわらず、先生を目指す全ての学生に、コンピュータテクノロジーとコンピュータサイエンスの入口を体験していただきたいと考えています。
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