昨年新たに国家資格となった愛玩動物看護師。愛玩動物看護師の資格をとってよかったこと1位は「転職など、今後のキャリアプランを考えやすくなった」
~資格取得意向や仕事への悩み、実際の勤務状況まで徹底調査!~
■調査背景
昨年、新たな国家資格として誕生した愛玩動物看護師。2023年には18,481人、2024年には4,666人が試験を突破し、現在日本では23,147人が愛玩動物看護師の資格を保持しています。愛玩動物看護師は犬猫や鳥に対して、獣医師の指示の下で採血や投薬・カテーテルによる採尿・個体識別のためのマイクロチップ挿入など、危険が比較的少ない獣医療をおこなうことができます。そのため、診療業務が年々高度化している獣医師の負担や、動物病院の待ち時間を軽減できるとの期待が高まっています。
TYLでは、首都圏にて4店舗の動物病院の運営および往診サービスを提供しております。さらに、全国の動物病院の採用や運営のサポートもおこなっており、ペット医療DXを推進しています。ペットが健康に暮らせる環境をつくり、ペットと飼い主ともに「幸せな生活」を送れるようにという想いのもと、愛玩動物看護師資格に関する調査を実施しました。
■調査結果
サマリー
・愛玩動物看護師の資格取得者は70.9%、取得意向有の17.4%を合わせて9割近くが国家資格に対して意欲的。一方で、11.6%が「資格を取得する予定はない」と回答。
・愛玩動物看護師の7割以上が、現在の給与に満足できていない実態が浮き彫りに。そのほか「残業が多い」34.4%、「将来への不安」27.9%などの回答も。「特にない」は9.8%と全体の1割を切る結果に。
・資格を保有していない動物看護スタッフの悩み1位は「給与が低い」(44%)、2位「人間関係」(24%)、3位「将来への不安」(20%)、「仕事の内容」(20%)と様々。悩みが「特にない」方も16%見られた。
・2023年の資格取得者の半数以上が「新しく担当した業務はない」54.3%と回答。「診療の補助」も45.7%と半数近く見られたが、昨年の国家資格化から間もないため現場での運用に課題か。
・2023年の資格取得者の半数近くが、資格を取得してよかったこと1位は「転職など、今後のキャリアプランを考えやすくなった」45.7%、2位「より専門的な治療に携わることができた」34.8%・「ペットに対するより深い知識を学ぶことができた」34.8%。「年収が上がった」と回答したのは10.9%という結果に。
・今後受験を予定している、検討中と答えた方が資格を取得したい理由の1位は「資格として持っておくと、転職時に安心できる」(73.3%)が7割超えの圧倒的多数を占める結果に。
トピックス1
◇愛玩動物看護師の資格取得者は70.9%、取得意向有の17.4%を合わせて9割近くが国家資格に対して意欲的。一方で、11.6%が「資格を取得する予定はない」と回答。
動物看護スタッフ86名に対し「あなたは愛玩動物看護師の資格を保有していますか?」と質問したところ、7割以上が「はい」(70.9%)と回答しました。国家資格の開始について関心のある層では、すでに資格を保有している方も多い可能性が考えられます。また、「受験を予定している」(8.1%)または、「検討中」(9.3%)と答えた資格取得の意向がある方も合わせると、9割近くの方が資格取得に対する意向があることが分かりました。
一方で、「資格を取得する予定はない」(11.6%)との回答も見られました。
トピックス2
◇愛玩動物看護師の7割以上が、現在の給与に満足できていない実態が浮き彫りに。そのほか「残業が多い」34.4%、「将来への不安」27.9%などの回答も。「特にない」は9.8%と全体の1割を切る結果に。
愛玩動物看護師の資格を保有していると答えた61名に対し「仕事の悩みを教えてください。」と質問したところ、7割以上の人が「給与が低い」(72.1%)と回答しました。そのほか「残業が多い」(34.4%)、「将来への不安」(27.9%)などの回答も多く見られました。一方で、「特にない」と答えた方は9.8%と全体の1割を切る結果となりました。
トピックス3
◇資格を保有していない動物看護スタッフの悩み1位は「給与が低い」(44%)、2位「人間関係」(24%)、3位「将来への不安」(20%)、「仕事の内容」(20%)と様々。悩みが「特にない」方も16%見られた。
愛玩動物看護師の「受験を予定している」、「検討中」、「資格を取得する予定はない」と答えた25名に対し「仕事の悩みを教えてください。」と質問したところ、1位は「給与が低い」(44%)、2位「人間関係」(24%)、3位「将来への不安」(20%)、「仕事の内容」(20%)と様々な悩みの実態が見えました。一方で、「特にない」(16%)と現在の仕事内容に満足している方も一定数見られました。
トピックス4
◇2023年の資格取得者の半数以上が「新しく担当した業務はない」54.3%と回答。「診療の補助」も45.7%と半数近く見られたが、昨年の国家資格化から間もないため現場での運用に課題か。
2023年に愛玩動物看護師の資格を取得した46名に対し「新しく担当した業務は何ですか?」と質問したところ、半数以上の愛玩動物看護士が「新しく担当した業務はない」(54.3%)と回答しました。「診療の補助」(45.7%)や、「ペットの介護」(10.9%)なども多く上がりましたが、現場においては獣医師からの権限移譲が進んでいない可能性も考えられます。
トピックス5
◇2023年の資格取得者の半数近くが、資格を取得してよかったこと1位は「転職など、今後のキャリアプランを考えやすくなった」45.7%、2位「より専門的な治療に携わることができた」34.8%・「ペットに対するより深い知識を学ぶことができた」34.8%。「年収が上がった」と回答したのは10.9%という結果に。
2023年に愛玩動物看護師の資格を取得した46名に対し「新しく担当した業務は何ですか?」と質問したところ、1位は「転職など、今後のキャリアプランを考えやすくなった」(45.7%)でした。多くの愛玩動物看護師が、資格取得のメリットとしてキャリアアップを実感していることが分かります。2位「より専門的な治療に携わることができた」(34.8%)・「ペットに対するより深い知識を学ぶことができた」(34.8%)、ついで3位「年収が上がった」(10.9%)と答えた方は全体の約1割でした。
トピックス6
◇今後受験を予定している、検討中と答えた方が資格を取得したい理由の1位は「資格として持っていくと、転職時に安心できる」(73.3%)が7割超えの圧倒的多数を占める結果に。
今後愛玩動物看護師の資格試験を受験予定、検討中と回答した15名に対し「資格を取得したい理由は何ですか?」と質問したところ、1位は「資格として持っていくと、転職時に安心できる」(73.3%)と圧倒的多数を占める結果となりました。2位「年収を上げたい」(26.7%)・「ペットについてより深い知識を学びたい」(26.7%)、ついで3位「より専門的な治療でペットを救いたい」(13.3%)などの回答が見られ、自身のスキルアップ・キャリアアップのためにも資格試験にチャレンジしたいという意欲的な姿勢が見えました。
■調査概要
・調査テーマ:愛玩動物看護師資格に関する意識調査
・調査方法 :インターネットリサーチ
・調査対象者:動物看護スタッフ86名
・調査実施日:2024年4月24日~5月8日
・調査主体 :株式会社TYL
■TYL について
TYLは「ペットの家族化推進」をミッションとして掲げている急成長ベンチャーで、動物病院支援とペットの飼い主支援という両輪で全13のサービスを展開しており、ペットが健康に暮らせる環境を作り、ペットと飼い主ともに幸せな生活を送れるようにペットの医療DXを進めております。動物病院支援では、動物病院従事者向けの人材紹介事業や求人媒体等を運営、病院経営に関わる課題および事業承継のコンサルティング等をおこなっています。飼い主支援では、ペットのヘルスケアに係る往診事業や病院の運営等を提供しております。
コーポレートサイトURL:https://pet-tyl.co.jp/
■会社概要
名称:株式会社TYL
代表取締役社長:金児 将平
設立:2017年8月1日
資本金:262,619,800 円 ※資本準備金含む
所在地:東京都港区芝 2-13-4 住友不動産芝ビル 4号館4階
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