倉庫の管理責任者・現場担当者の7割以上が、WMS導入の目的を「在庫管理の効率化」と回答最も便利だと感じる機能は「在庫管理」が44.6%で最多

〜今後WMSに欲しい機能として「自動化・ロボティクスとの統合」の声も〜

株式会社ダイアログ

 在庫・倉庫管理システム「W3 mimosa」(https://www.dialog-inc.com/service/w3-wms/) を提供する株式会社ダイアログ(本社:東京都品川区、代表取締役:方志嘉孝)は、お勤め先でWMSを利用している倉庫・物流業の倉庫管理責任者・現場担当者105名を対象に、WMSの機能と効果に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。


■調査概要

  • 調査概要:WMSの機能と効果に関する実態調査

  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

  • 調査期間:2024年2月22日〜同年3月1日

  • 有効回答:お勤め先でWMSを利用している倉庫・物流業の倉庫管理責任者・現場担当者105名

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

≪利用条件≫

1 情報の出典元として「株式会社ダイアログ」の名前を明記してください。

2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL:https://www.dialog-inc.com/

■倉庫・物流業がWMSを導入した目的、「在庫管理の効率化」が72.4%で最多

 「Q1.あなたのお勤め先で、WMSを導入した目的を教えてください。(複数回答)」(n=105)と質問したところ、「在庫管理の効率化」が72.4%、「出荷ミスの削減」が55.2%、「作業プロセスの最適化」が45.7%という回答となりました。

・在庫管理の効率化:72.4%

・出荷ミスの削減:55.2%

・作業プロセスの最適化:45.7%

・コスト削減:40.0%

・顧客サービスの向上:38.1%

・経営層などの上層部からの指示:10.5%

・法規制への対応:8.6%

・その他:0.0%

・わからない/答えられない:4.8%

■WMS導入時に苦労したこと、半数以上が「自社の業務プロセスに合わせた適切な導入設計」と回答

 「Q2.WMSの導入時に苦労したことを教えてください。(複数回答)」(n=105)と質問したところ、「自社の業務プロセスに合わせた適切な導入設計」が50.5%、「社員教育や浸透」が41.9%、「上層部への承認」が28.6%という回答となりました。

・自社の業務プロセスに合わせた適切な導入設計:50.5%

・社員教育や浸透:41.9%

・上層部への承認:28.6%

・導入に対する社員からの抵抗・反発:25.7%

・データの移行:22.9%

・その他:0.0%

・特にない:3.8%

・わからない/答えられない:11.4%

■WMSの種類、54.3%が「クラウド型」、次いで29.5%が「オンプレミス型」

 「Q3.あなたのお勤め先で活用しているWMSの種類を教えてください。(複数回答)」(n=105)と質問したところ、「クラウド型」が54.3%、「オンプレミス型」が29.5%という回答となりました。

・クラウド型:54.3%

・オンプレミス型:29.5%

・パッケージ型:19.0%

・その他:0.0%

・わからない/答えられない:19.0%

■自社で活用しているWMSに搭載されている機能、8割以上が「在庫管理」「出荷管理」

 「Q4.あなたのお勤め先で活用しているWMSに搭載されている機能を教えてください。(複数回答)」(n=105)と質問したところ、「在庫管理」が81.0%、「出荷管理」が81.0%、「ピッキング管理」が78.1%という回答となりました。

・在庫管理:81.0%

・出荷管理:81.0%

・ピッキング管理:78.1%

・受領・入庫管理:66.7%

・バーコード・RFID対応:53.3%

・作業者パフォーマンス追跡:17.1%

・データの予測分析:14.3%

・その他:0.0%

・あてはまるものはない/わからない/答えられない:1.9%

■WMSで最も便利な機能、第1位「在庫管理」、第2位「ピッキング管理」

 Q4で「あてはまるものはない/わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q5.あなたが、WMSで最も便利だと感じる機能を教えてください。」(n=103)と質問したところ、「在庫管理」が44.6%、「ピッキング管理」が20.4%という回答となりました。

・在庫管理:44.6%

・ピッキング管理:20.4%

・出荷管理:13.6%

・バーコード・RFID対応:6.8%

・受領・入庫管理:5.8%

・データの予測分析:3.9%

・作業者パフォーマンス追跡:0.0%

・その他:0.0%

・あてはまるものはない/わからない/答えられない:4.9%

■約7割が、自社で活用しているWMSの機能に「満足」

 「Q6.あなたは、お勤め先で活用しているWMSに搭載されている機能に満足していますか。」(n=105)と質問したところ、「かなり満足している」が17.2%、「やや満足している」が51.4%という回答となりました。

・かなり満足している:17.2%

・やや満足している:51.4%

・あまり満足していない:19.0%

・全く満足していない:6.7%

・わからない/答えられない:5.7%

■約7割が、従業員がWMSの機能を「しっかりと理解・活用できている」と回答

 「Q7.あなたのお勤め先では、従業員がWMSの機能をしっかりと理解して活用できていると思いますか。」(n=105)と質問したところ、「非常にそう思う」が18.1%、「ややそう思う」が49.5%という回答となりました。

・非常にそう思う:18.1%

・ややそう思う:49.5%

・あまりそう思わない:24.8%

・全くそう思わない:3.8%

・わからない/答えられない:3.8%

■WMSの機能理解のための取り組みとして、70.4%が「マニュアルの提供」を実施

 Q7で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q8.WMSの機能理解のために、会社で取り組んでいることを教えてください。(複数回答)」(n=71)と質問したところ、「マニュアルの提供」が70.4%、「定期的な研修・トレーニング」が46.5%、「サポートデスクやヘルプラインの設置」が35.2%という回答となりました。

・マニュアルの提供:70.4%

・定期的な研修・トレーニング:46.5%

・サポートデスクやヘルプラインの設置:35.2%

・実践的なワークショップの開催:31.0%

・オンラインリソースへのアクセス提供:7.0%

・その他:0.0%

・特にない:5.6%

・わからない/答えられない:1.4%

■WMSの機能を社員が理解・活用できていないと感じる理由、「研修や教育が不十分」「マニュアルやドキュメントの不足」など

 Q7で「あまりそう思わない」「全くそう思わない」と回答した方に、「Q9.WMSの機能を社員がしっかりと理解して活用できていないと感じる理由を教えてください。(複数回答)」(n=30)と質問したところ、「研修や教育が不十分であるため」が66.7%、「マニュアルやドキュメントが不足しているため」が60.0%、「スキルのある従業員が不足しているため」が50.0%という回答となりました。

・研修や教育が不十分であるため:66.7%

・マニュアルやドキュメントが不足しているため:60.0%

・スキルのある従業員が不足しているため:50.0%

・インターフェースが直感的でないため:26.7%

・従業員が変更への抵抗感を感じているため:20.0%

・その他:0.0%

・わからない/答えられない:3.3%

■今後WMSに求める機能、「自動化・ロボティクスとの統合」「リアルタイム在庫追跡」が上位

 「Q10.あなたが今後、WMSに欲しいと感じている機能を教えてください。(複数回答)」(n=105)と質問したところ、「自動化・ロボティクスとの統合」が51.4%、「リアルタイム在庫追跡」が43.8%、「AIによる予測分析機能」が39.0%という回答となりました。

・自動化・ロボティクスとの統合:51.4%

・リアルタイム在庫追跡:43.8%

・AIによる予測分析機能:39.0%

・モバイルアプリケーション対応:35.2%

・より詳細なレポーティング機能:18.1%

・環境に優しい持続可能な運用支援:6.7%

・その他:0.0%

・特にない:4.8%

・わからない/答えられない:2.9%

■まとめ

 今回は、お勤め先でWMSを利用している倉庫・物流業の倉庫管理責任者・現場担当者105名を対象に、WMSの機能と効果に関する実態調査を実施しました。

 まず、WMSを導入した主な目的は、「在庫管理の効率化」が72.4%で最多となり、WMS導入時には、半数以上が「自社の業務プロセスに合わせた適切な導入設計」に苦労したと回答しました。また、WMSに搭載されている機能については、8割以上が「在庫管理」「出荷管理」を挙げており、最も便利だと感じている機能としては、「在庫管理」(44.6%)、「ピッキング管理」(20.4%)が上位になっています。さらに、約7割が、WMSの機能に「満足」しており、約7割が、従業員がWMSの機能を「しっかりと理解・活用できている」と回答しました。従業員のWMS理解・活用が進んでいる企業では、「マニュアルの提供」(70.4%)などの取り組みを実施している一方で、従業員のWMS理解・活用が進んでいない企業では、「研修や教育が不十分」(66.7%)、「マニュアルやドキュメントの不足」(60.0%)などの課題を抱えているようです。最後に、今後WMSに求める機能を聞いたところ、「自動化・ロボティクスとの統合」(51.4%)、「リアルタイム在庫追跡」(43.8%)を求める声が挙がりました。

 今回の調査では、倉庫・物流業におけるWMS活用の実態とその効果が明らかになりました。各企業のWMSに対する満足度は高く、テクノロジーの活用が業務の最適化に繋がっているようです。さらなる生産性向上とサービス品質の維持向上を実現するためには、WMSの効果的な活用が不可欠となるのではないでしょうか。


■会社概要

会社名  :株式会社ダイアログ

設立   :2013年11月8日

代表取締役:方志嘉孝

所在地  :〒141‐0031 東京都品川区西五反田2-12-3 第一誠実ビル8F

事業内容 :WEBアプリケーションシステム企画・開発

      スマートフォンアプリ企画・開発

      物流・販売等業務基幹システム導入・コンサルティング

      業務システム用機器選定/販売

URL    :https://www.dialog-inc.com/

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会社概要

株式会社ダイアログ

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URL
https://www.dialog-inc.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区西五反田2-12-3 第一誠実ビル8F
電話番号
03-6421-7455
代表者名
方志 嘉孝
上場
未上場
資本金
1500万円
設立
2013年11月