低FODMAP食の世界的権威・豪モナッシュ大学、公式アプリ日本語版を提供開始。グッテ・サイキンソーが完全監修

〜科学的根拠に基づいた食事療法を日本のIBS(過敏性腸症候群)患者へ、有資格者によるローカライズが実現〜

株式会社グッテ

 ついに、世界水準の「お腹の不調ケア」が日本語で利用可能に 

世界的に低FODMAP食の研究を牽引する豪モナッシュ大学(Monash University、以下 モナッシュ大学)は、2025年12月1日、同大学が開発・運営する公式アプリ「Monash University LOW FODMAP DIET™︎」日本語版の提供を開始します。

IBD/IBS患者向けサービスを展開する株式会社グッテ (本社:東京都千代田区、代表取締役:宮﨑 拓郎、以下 グッテ)および 日本語版の開発・ローカライズにあたり、腸内フローラ検査「マイキンソー」を展開する株式会社サイキンソー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:沢井 悠、以下 サイキンソー)が公式パートナーとして参画。両社の専門知見を用い、日本語版の監修およびコンテンツの最適化を行いました。

 

 ■ 背景:潜在的なIBS患者の増加と、正確な情報の必要性 

過敏性腸症候群(IBS)は日本人の約10〜15%が罹患していると推定されています。IBSの症状緩和に有効とされる「低FODMAP食療法」は世界の医療現場で支持されていますが、これまでは英語の情報が中心であり、また日本の食材データが不足していることから、日本の患者や医療従事者が実践するにはハードルが高い状況でした。

 ■ 本アプリの役割:「食事療法の信頼できる辞書」として 

本アプリは、モナッシュ大学が持つ世界最大級のFODMAPデータベースを検索・参照できる、食事療法の実践に特化した専門ツールです。日々の生活習慣を記録する一般的なヘルスケアアプリとは異なり、食品のFODMAP量を赤(高)・黄(中)・緑(低) の「交通信号」形式で表示し、ユーザーが「どの食品が安全か」「どれが症状を引き起こし得るか」を科学的根拠に基づいて判断できます。

その他、
・低FODMAPレシピ
・Monash認定ブランド・製品情報
・症状日記
など、IBS患者の自己管理を包括的に支援する機能が搭載されています。

 

 ■ プロジェクトの特長 

1. 日本独自の食材データを新規追加(分析協力)
日本の食卓に欠かせない食材(うどん、ごぼう、まいたけ、納豆など21品目)を両社で選定し、モナッシュ大学の研究所にて厳密な成分分析を実施しました。これにより、日本の食生活に即した正確なFODMAP判定が可能になりました。

2. モナッシュ大学認定資格を持つ専門家チームによる監修
翻訳およびコンテンツ制作においては、モナッシュ大学が医療従事者向けに提供する専門コース(Monash FODMAP Dietitian Course)を修了したサイキンソーおよびグッテ両社の管理栄養士らが監修に参加。医学・栄養学的な正確性を担保しつつ、日本のユーザーに伝わりやすい表現へとローカライズを行いました。

3. 日本の食文化に合わせたレシピ提供
両社が考案した、低FODMAPでも楽しめる日本食レシピ10品(アプリ内および公式サイトにて公開)を提供しています。

 

 ■ 各社のコメント

●豪モナッシュ大学(FODMAPチーム)コメント

「Monash FODMAP App の日本語への翻訳と、日本の食文化に合わせたローカライズは、日本のIBS患者さんと、その診療にあたる医療従事者にとって大変エキサイティングな一歩です。正確で日本の食環境に即した食品情報を提供することで、このエビデンスに基づく食事療法が日本のユーザーにとってより身近で実践しやすいものとなり、日本のIBS患者さんのより良い治療成績・症状コントロールにつながることが期待されます。」

●株式会社グッテ 代表取締役 米国登録栄養士 宮﨑拓郎

「低FODMAP食を日本の患者さんや医療者のみなさまに“日常で実践できる形で”届けたいという思いで参画しました。アプリが日々の不調や不安の軽減に役立つことを願っています。」

●株式会社サイキンソー 取締役 co-Founder 竹田綾

「当社はこれまで、腸内フローラ検査サービス『マイキンソー』や研究活動を通じて、IBSやお腹の不調に悩む方々の課題解決に取り組んでまいりました。私たちは、個々の腸内環境に合った食・健康習慣を誰もが選びやすい世界を目指しています。本アプリが、食事療法を必要とする方々にとっての科学的で信頼できる”判断基準(辞書)”となり、日々の食事選択を支えるインフラとなることを確信しています。」

 

 ■ リリース記念キャンペーン 

日本語版の公開を記念し、Monash FODMAP公式SNSアカウント(Instagram/Facebook等)にて、アプリの無料ダウンロードコードが当たるプレゼントキャンペーンを実施予定です。詳細は公式SNSをご確認ください。

 ■ 今後の取り組み 

3者は、日本のIBS患者様がより快適に食を楽しめる環境を目指し、今後は以下のような取り組みの可能性について、共同で協議・検討を進めていく予定です。

1.日本固有の食材データのさらなる拡充(継続的な分析・追加)

2.医療従事者向けセミナーや患者向け情報発信の共同展開

3.日本の食文化に即したレシピ開発 国内における「低FODMAP認証製品」の普及支援および食品メーカーとの連携

4.日本人の腸内環境特性を考慮した、低FODMAP食の有効性に関する知見の蓄積

 参考情報

【低FODMAP食療法について】

 FODMAP(フォドマップ)とは、小腸で吸収されにくく、大腸で急速に発酵される短鎖炭水化物の総称です。これらの働きにより腸内でガスや水分が過剰に蓄積し、腸の壁が引き伸ばされます。腸壁がより敏感な人では、この刺激が腹痛、膨満感、便通異常といった症状を引き起こすことがあります。 

低FODMAP食は、管理栄養士の指導のもと、以下の3段階で進めることが推奨されています。
第1段階では、2〜6週間ほど低FODMAP食品を中心とした食事を行います。
第2段階では、どのFODMAPが消化器症状を誘発するかを特定するため、食品ごとのチャレンジを段階的に行います。
第3段階では、症状を引き起こさなかったFODMAPを食事に再導入し、症状を誘発するごく一部のFODMAPのみを制限します。

このプロセスにより、長期的には必要最小限の制限で症状を十分にコントロールしつつ、食事の幅を可能な限り広げることを目指します。 本食事療法は、世界各国の臨床ガイドラインで広く推奨されており、日本国内でも医療機関および患者の間で関心が高まりつつあります。

【アプリ概要】

 ●  名称:Monash University LOW FODMAP DIET™︎

 ●  提供開始日:2025年12月1日

 ●  価格:有料(各ストアの価格に準ずる)

 ●  開発・運営:Monash University(豪モナッシュ大学)

 ●  監修協力:株式会社グッテ、株式会社サイキンソー

 ●  URL:https://www.monashfodmap.com/ibs-central/i-have-ibs/get-the-app/ 

■会社概要 【Monash University(モナッシュ大学)】

所在地:オーストラリア、インドネシア、マレーシア、イタリアにキャンパスを展開するグローバル大学
Vice-Chancellor and President(総長・学長):Sharon Pickering 教授
設立:1961年
事業内容:世界的に評価される研究集約型総合大学。教育・研究の両面で卓越した成果を提供

大学公式サイト:https://www.monash.edu/
Low FODMAP Diet公式サイト:https://www.monashfodmap.com/

モナッシュ大学は、オーストラリアおよびインド太平洋地域において高水準の教育と研究を提供する、現代的かつ国際的な研究大学です。気候変動の緩和、地政学的不安の軽減、健康的なコミュニティ形成など、今日の世界的課題の解決に向けて積極的に貢献しています。

同大学には、オーストラリア最大規模の医学部である「医学・看護・健康科学部(Monash Faculty of Medicine, Nursing and Health Sciences)」が設置されており、臨床医学・基礎医学・健康科学の分野で世界トップ50に常にランクインしています。同学部は主要な大学病院や研究機関と深く連携し、世界の医療成果向上につながる革新的な研究を牽引しています。

「Monash University Low FODMAP Diet™」は、IBS(過敏性腸症候群)やその他の腸疾患の管理方法を大きく変革した、世界初の研究プログラムです。モナッシュ大学の研究者によって開発され、エビデンスに基づく栄養療法として世界的に普及し、現在では数百万人の人々の健康的な生活を支えるアプローチとして活用されています。

 

【株式会社グッテ】

本社:東京都
代表者:代表取締役 宮﨑拓郎
設立:2018年9月28日
事業内容:食と健康をつなぐ製品の開発販売・指定難病最大級の患者数を誇る潰瘍性大腸炎・クローン病患者コミュニティ「Gコミュニティ」運営
グッテ公式サイト:https://goodte.jp/
・グッテホームページ:https://goodte.jp/
・Gコミュニティ:https://gcarecommunity.com/
・グッテレシピ:https://goodtecommunity.com/
・サクリィ:https://shop.goodtecommunity.com/

 

グッテは米国ミシガン大学留学中に出会った宮﨑拓郎(米国管理栄養士・公衆衛生学修士)、鈴木紀之(経営学修士)らが2018年9月に創業した会社です。2019年7月に「Gコミュニティ」を開始し登録者は3500名を超えています。また2022年11月にはIBD/IBS患者さんのレシピを集めた「グッテレシピ」をオープンしました。また2023年12月には株式会社明治運営「明治アクセラレータ」の支援を受け、お腹にやさしい無添加ノンフライスナック「サクリィ」の販売を開始しました。ノンフライスナックは、経済産業省・JETRO「J-Star X Food Frontier」第1期生として採択され、農林水産省米粉需要創出・利用促進事業にも採択されています。

 

【株式会社サイキンソー】

本社:東京都渋谷区代々木1-36-1 オダカビル2階
代表者:代表取締役 沢井 悠
設立:2014年11月19日
事業内容:腸内フローラ検査「Mykinso」の販売、菌叢データに基づく各種サービス
Web:https://cykinso.co.jp/
「細菌叢で人々を健康に」を企業理念に掲げ、腸内フローラをはじめとする常在細菌叢と心身の健康・疾患リスクとの関連を解明し、全ての人々の日常に個別最適な解を提供することで、誰もが自然と健康になれる社会を目指しています。その一環として、腸内環境の状態を把握することが健康維持・増進に繋がるとの考えから、自宅で手軽にできる腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」を開発しました。日本人の大規模な菌叢データベースと高度なデータサイエンス技術を活用し、検査サービスの拡張やOEM開発、システム構築支援、匿名加工情報の研究利活用推進など、菌叢データに基づく事業を多角的に展開しています。

 

 

 ■本件に関する問い合わせ Monash University(FODMAPチーム):enquiry@monashfodmap.com
株式会社グッテ 広報担当:鈴木 紀之 ( info@goodte.jp)
株式会社サイキンソー 広報担当(pr@cykinso.co.jp)

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会社概要

株式会社グッテ

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URL
https://goodte.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区神田平河町1番地 第3東ビル308
電話番号
-
代表者名
宮﨑拓郎
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年09月