【平和都市・広島から世界の紛争地へできること】パレスチナやソマリアで紛争解決に取り組んできた日本のNPOが、現地の実情と平和構築プロセスについて深く語るトークイベント×上映会を11月28日(金)に開催
ソマリア、イエメン、パレスチナなどアフリカや中東などで紛争解決に取り組む日本発の国際NGOが、2025年11月28日に広島市にて、対話を通じた紛争解決の実践と平和の実現について参加者とともに考えます。

世界の紛争解決への取り組みを続け、「情熱大陸」などでもその活動が話題になったNPO法人アクセプト・インターナショナル(東京都中央区、代表理事:永井陽右)が、広島市にて初めてトークイベントを開催します。
分断された世界の中で、対話による紛争解決はできるのか?
アクセプト・インターナショナルは、2011年より一貫して世界各地の紛争地において武装組織に巻き込まれた子どもや若者たちに直接向き合い、彼らが武器を置いて平和の担い手として社会に復帰する支援を行ってきました。現在はソマリア、イエメン、パレスチナ、ケニア、インドネシア、コロンビアでの現地活動に留まらず、紛争地の若者たちの権利や教育に関する国際規範の制定に向けた取り組みも行っています。
本トークイベントではアフリカでの駐在経験もあり、現在はコミュニケーション局長を務める登壇者が、なぜ日本から世界の平和構築に挑むのか?どのような対話のアプローチをとっているのか?そして活動の中で培った分かり合えない圧倒的他者との向き合い方などについて、アクセプト・インターナショナルならびに自らの経験を通して語ります。さらに、代表・永井が現地で活動する模様を追ったドキュメンタリー映像の一部も上映し、実際の活動の様子を映像を通してご覧いただきます。
広島は、日本発のNGOであるアクセプト・インターナショナルにとって平和への思いを紡ぐ都市として大きな存在であり、また今年2025年8月に私たちがパレスチナの主要政党や市民社会など各組織の若手リーダーたちを招聘し、パレスチナ和平に向けた対話会合を開催した場所でもあります。当日はその際の様子などもお話しする予定です。
イベント概要
▷日時:2025年11月28日(金)18:30~20:00(18:15〜受付)
※終了後に近くのお店で懇親会を予定しています(別料金)。ご希望の方はお申し込みの際にご連絡いただければ幸いです。
▷開催場所:VILLENT広島(広島県広島市 東区光町1丁目11-5 チサンマンション広島212)
▷登壇者:山﨑 琢磨 (やまざき たくま)
NPO法人アクセプトインターナショナル コミュニケーション局長
▷参加費:500円
※参加費は当日現金払いです。なるべくお釣りの出ないようにご用意いただければ幸いです。
▷定員:30名程度
※定員になりましたら締め切りますので、お早めにお申込みください。
※当日やむを得ずキャンセルされる場合は、事前にメールなどでご連絡いただけますと幸いです。

山﨑 琢磨:NPO法人アクセプトインターナショナル コミュニケーション局長
慶應義塾大学法学部政治学科(アフリカ政治)卒業。ボスニア・ヘルツェゴビナで虐殺犠牲者の遺族と出会ったことを機に紛争解決に携わる覚悟を決め、2016年に当法人に参画。ケニアやソマリアにおいてギャングやテロ受刑者の社会復帰支援、若者失業者の収入創出支援を通じた過激化防止など、主に海外での取り組みに7年半にわたり従事。現在はそうした経験をもとに日本で賛同の輪を広げるための活動全般を担う。
広島での対話会合
2025年8月、アクセプト・インターナショナルはパレスチナの主要政党・組織や市民社会より正式に抜擢された若手リーダー14名を戦後80年の広島および東京に招聘し、和平に向けた対話会合や様々なアクターとの対話の場を設けました。
広島では平和記念公園を訪れ、原爆投下直後の広島の姿に「私はこの光景をガザで現実として経験した」と自らの経験を重ね合わせる一方で、復興を遂げた平和な広島の街並みから、「ガザの未来は私たちの手に掛かっている」とガザの未来への決意を強くするなど彼らの心に強く響く体験となりました。
被爆三世の方との交流会では、彼らの家族が経験した被爆についての実際の話や現在まで続く影響、また絶望的な状況でも希望を持ち続けたエピソードや、責任追及ではなく原因を考え未来に伝える姿勢などが共有され、彼ら彼女らに「自分の立場を相手にどう伝えるか」「他者の歴史から何を学び取るか」という新しい気づきや視点をもたらしました。




戦後80年を迎えた広島を訪ね、被爆地の歴史経験から新しい視点を得たことは、彼ら彼女らのガザの未来への想いをさらに固くするものとなりました。招聘メンバーより帰国後に寄せられた感謝のメッセージや自身のガザと広島での体験について書いた詩も、そのことを物語っています。

戦後80年である2025年も終わりに近づいているこのタイミングで、世界の紛争や戦争について、また日本だからこそできる平和構築や分かり合えない他者との対話について深く考え、平和をどのように創るかを考えるトークイベントです。ぜひこの機会にご参加ください。

当法人への取材について
私たちは、ソマリアやイエメン、パレスチナなど、世界のテロ・紛争の現状などについて、日本の報道機関向けの取材に加え、メディアの方を含む一般の方々に対して国内で定期的にオンライン・オフラインのイベント(直近のイベント一覧はこちら)を開催しております。また、現場での活動の画像・動画のご提供、スタッフへのインタビューなどもご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。
ご寄付のお願い
私たち独自の取り組みは、皆様からの温かいご寄付で成り立っています。毎月1,500円からのご寄付をいただくアクセプト・アンバサダー(詳細はこちら)はもちろん、単発でのご寄付(詳細はこちら)やふるさと納税を通じたご寄付(詳細はこちら)も受け付けております。日本発で前例を創るため、ぜひ皆様のご協力をお願いいたします。
NPO法人アクセプト・インターナショナル
国内外で憎しみの連鎖といった負の連鎖をほどくことを目指して、2011年の創設以来、ニーズが非常に高いにも関わらず見捨てられてきた地域・分野・対象者に対して取り組みを実施してきました。海外では、紛争に加担した若者が平和の担い手となるための支援や、世界中の紛争当事者が暴力から離脱するための国際規範の制定に向けた働きかけを行っています。また、日本国内においては特に取り残されがちなイスラム教徒を中心とした在日外国人への相談支援や、犯罪に巻き込まれた特に深刻な少年・少女への包括的な支援を展開しています。
組織概要
名称:NPO法人アクセプト・インターナショナル(NGO Accept International)
住所:東京都中央区日本橋堀留町1丁目5-7 YOUビル 6A
設立:2017年4月(前身団体・日本ソマリア青年機構は2011年9月設立)
代表理事:永井 陽右
主な活動国:ソマリア、イエメン、ケニア、インドネシア、コロンビア、パレスチナ、日本
公式サイト:https://accept-int.org/
代表メールアドレス:info@accept-int.org
代表電話:03-4500-8161
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