【開催報告】国内外の中学生・高校生による「グローバルピースサミット」
7カ国約50名の学生が広島で平和について考え、「グローバルピースサミット平和宣言」を行いました
公益社団法人日本青年会議所(所在地:千代⽥区麹町2丁⽬12-1 VORT半蔵⾨7F、会頭:外口 真大、以下「日本JC」)は、2025年7月26日、高校生・大学生による「グローバルピースサミット」を広島市にて開催しました。本サミットには日本の学生のほか、ドイツ、アルゼンチン、インドネシア、台湾、フィリピン、ハワイと、7つの国や地域から約50名の学生が参加し、異なる国の歴史的視点や多様な価値観のもと、「世界平和」について議論し国際交流を深めました。

「対話」を通して平和に寄与する人財へ
日本JCでは戦後80年の節目である今年、平和に対する意識を育むさまざまな事業を展開しています。この度の「グローバルピースサミット」では、次代を担う若者が、海外の同世代の若者と一堂に会し、それぞれの国や地域における多角的な視点から平和に関する議論を行うことで、より広い視野で歴史を捉え、対話を通して世界の平和に寄与する人財としての第一歩としてもらうことを目的としています。
始めに広島平和記念資料館を見学してグループごとに対話を通して振り返った後、ワークシートを用いて「自分にとっての平和とは?」「実際にどんな行動がとれるのか?」といったテーマで考え、グループで意見を交換し、最後に一人ひとりが「グローバルピースサミット平和宣言」を作成しました。
平和宣言では、参加者が考える「平和×○○」を中心にして、どの様な行動ができるかをディスカッションして作成しました。具体的には「平和×Adventure」をテーマに「世界を旅して様々な文化を知ることで、相手のことがわかり世界平和に繋がる」(ドイツ人高校生)、「平和×Economy」をテーマに「大臣になって経済を良くすることが平和への第一歩」(台湾人高校生)、「平和×絵本」をテーマに「絵本を作って、親子どちらにも平和について考えてもらう機会を作る」(日本人高校生)などの宣言が挙がりました。



参加者それぞれの国には、歴史の受け止め方や価値観に違いがあり、時には相違も見られます。そうした中で、互いの考えや経験を尊重しながら議論を重ねたことは、新たな気づきや理解を生む貴重な経験となりました。
また日本の参加者だけでなく、海外からの学生たちも互いに助け合いながら通訳をして、懸命に自分たちの想いを伝え合う姿が見られ、「平和共育」だけでなく「国際交流」の場としても、言語や文化の壁を越えて理解を深めようとする姿勢に、多くの希望が感じられる事業となりました。
「グローバルピースサミット」概要
■日時: 2025年7月26日(土)13:00~18:00
■会場: 広島平和記念資料館(広島市)
■参加者
・グローバルユース国連大使(日本の学生)20名
・その他の日本人学生8名
・ドイツの学生12名
・アルゼンチンの学生2名
・インドネシアの学生1名
・台湾の学生4名
・フィリピンの学生1名
・ハワイの学生2名
■主な内容
①NPO法人Peace Culture Village住岡健太氏による対話セッション
②フィールドワーク
広島平和記念資料館見学、グループで対話による振り返り
③「平和×○○」(※○○は個々に異なる)をテーマに、グループ内でプレゼンテーション
④アクションプラン作成
⑤グローバルピースサミット平和宣言
お問い合せ先
公益社団法人日本青年会議所
2025年度 平和共育推進委員会
副委員長 内川 麗裕 (うちかわ れいや)
E-mail:80historyproject@gmail.com
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