物流パートナーシップ優良事業者「経済産業大臣表彰」を受賞
江崎グリコや卸売業者と協働、チルド配送効率化に貢献 2025年12月23日(火)、都内で表彰式に参加
鴻池運輸株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役会長兼社長執行役員 鴻池 忠彦、以下 鴻池運輸)は、江崎グリコ株式会社(本社:大阪市西淀川区、代表取締役社長 江崎 悦朗、以下 江崎グリコ)や卸売業者との協働によるチルド配送の積載効率向上への取り組みが、「令和7年度『物流パートナーシップ優良事業者』」として「経済産業大臣表彰」を受賞※1、2025年12月23日(火)、都内で開催された表彰式に参加しました。
※1 経済産業省および国土交通省が、複数事業者間のパートナーシップにより、物流分野における環境負荷の低減等に顕著な功績があった取り組みに対して、毎年表彰を実施。
経済産業省Webサイト
https://www.meti.go.jp/press/2025/12/20251208002/20251208002.html
今回受賞したのは、江崎グリコが主導し、チルド販売物流における三者一体(メーカー・得意先・物流事業者)の協働効率化を実現した取り組みで、物流業界におけるドライバー不足等の課題や、温室効果ガス削減等の環境問題の解決に大きく寄与した点が評価されました。
受賞した取り組みにおいて、鴻池運輸は、段積みカーゴの活用によりコンテナのデットスペースを解消するため、最適なカーゴ寸法の検証、紛失防止表示、積み込み時の品質向上試作、テスト輸送などに協力し、積載効率向上に貢献しました。「物流パートナーシップ優良事業者」としての当社の受賞は、2023年1月の「物流 DX・標準化表彰」受賞※2以来、2年ぶりです。
※2 関連報道発表 2023年1月6日
https://www.konoike.net/news/news_file/file/2023010600.pdf
12月23日(火)に砂防会館(東京都千代田区)で開催された表彰式では、鴻池運輸 定温物流支店の布川支店長が登壇し、表彰状を授与しました。
■ 表彰式の様子


■取り組みの概要
1.テーマ:
「メーカーと卸売業のコラボレーションと段積みマテハンを活用したチルド配送効率化」
2.概要 :
江崎グリコは、納品条件が厳しい日配品を扱う、夜間チルド販売配送(静岡県内)において、卸売業者の物流網を活用した共同輸送を実施、直送トラックによる非効率な配送を削減した。また、段積みカーゴを活用したコンテナ積載率を大幅に改善し、得意先ごとのパケット型での輸送による共同配送拠点のピッキング作業をなくすことで、直送トラック台数の削減、ドライバーの労働時間の軽減に貢献した。
3.取り組みの効果:
・CO₂削減量:284t-CO₂/年(32%削減)
・直送トラック台数削減:1,460台/年(66%削減)
・労働時間削減:13,140時間/年(60%削減)
・積載率: 44%→54%/年(10%削減)(重量比)
4.鴻池運輸の役割:
段積みカーゴを活用することでデットスペースを解消し、積載効率を上げる取り組みに協力(最適なカーゴ寸法の検証・紛失防止表示・積み込み時の品質向上試作・テスト輸送など)
■導入した段積みカーゴ


鴻池運輸は、「2030 年ビジョン」の非財務目標の一つとして CO2 削減目標(2019 年3月期比 35%減)を掲げ、その実現に向けた「中期経営計画」※3においても、重点事項の一つに「サステナビリティの追求」を定め、3年間のCO2 削減目標(同 28%減)を設定しています。
今後もさまざまな施策を通じて、業務効率化や労働環境改善に加え、脱炭素社会や持続可能な社会の実現に貢献していきます。
※3 関連報道発表 2025年5月9日 https://ssl4.eir-parts.net/doc/9025/tdnet/2606369/00.pdf
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