今の時代は「高酸素」より「低酸素」。酸素カプセルと低酸素トレーニングの違いとは？～「回復」と「鍛える」を使い分ける新しい健康習慣〜

低酸素トレーニングは燃費改善、酸素カプセル（高酸素）はガソリン満タン。目的に応じた酸素の使い分けが、現代人の健康を変える。

ハイアルチ

2025年9月25日 09時00分

High Altitude Management株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役：坪井玲奈）は、低酸素トレーニングの最先端、日本初*の高地トレーニング専門スタジオ「ハイアルチ」を運営しています。このたび、近年注目を集めている「酸素カプセル（高酸素環境）」と「低酸素トレーニング」の違いについて広く知っていただくために、本プレスリリースを発信いたします。

近年、酸素カプセルの効果が「疲労回復やリカバリーに役立つ」として一般にも広く知られるようになり、酸素カプセルを展開する企業が上場を予定しているなど、社会的な注目も高まっています。
一方で、低酸素トレーニングの効果は「脂肪燃焼・基礎代謝アップ・持久力向上」といった身体を鍛える側面にあり、「高酸素」と「低酸素」では目的も効果もまったく異なることは、まだ十分に知られていません。

私たちは、「酸素は多ければ多いほど良い」という従来の常識を超えて、あえて酸素を制限することがもたらす新しい健康習慣を提案します。

※自社調べ（2025年9月時点、WEB調査にて）

高酸素と低酸素 ― その違いとは？

高酸素（酸素カプセル）とは

酸素カプセルは、高濃度の酸素を体に取り込むことで、血液中の酸素量を増やし、疲労回復や睡眠の質向上をサポートするものです。
スポーツ選手が試合後にリカバリー目的で利用したり、ケガの治癒促進に役立つことが知られています。芸能人や経営者の間でも「リフレッシュ法」として浸透してきました。

低酸素（低酸素トレーニング）とは

一方、低酸素環境は、標高2,500m〜3,000m相当の酸素濃度を人工的に再現し、その環境下で運動することで、代謝・脂肪燃焼・持久力向上・ホルモン分泌促進など、身体を“鍛え・目覚めさせる”効果を生み出します。
これは、トップアスリートが行う「高地トレーニング」と同様の仕組みであり、日本ではまだ数少ない最新のトレーニング手法です。

	高酸素（酸素カプセル）	低酸素（低酸素トレーニング）
主な目的	疲労回復・リラックス	鍛える・代謝を高める
効果	疲労回復、睡眠改善、ケガの治癒促進	基礎代謝・脂肪燃焼効率アップ、成長ホルモン分泌、赤血球の増加
利用例	試合後の回復、リハビリ、休養	持久力向上、ランニング、登山準備、ダイエット、アンチエイジング
対象	リカバリー目的の方	体力をつけたい方、運動パフォーマンスを高めたい方、痩せたい方、健康を維持したい方

酸素カプセル（高酸素環境）は、たとえるなら「ガソリンを満タンにして車を休ませる」イメージです。疲れ切った身体を回復させたり、リラックスを促したりするのに効果的です。

一方で、低酸素トレーニングは、車のエンジンそのものを「燃費の良い仕様」に作り変えるようなものです。酸素が少ない環境に適応することで、同じエネルギーからより多くのパワーを引き出せるようになり、疲れにくく効率的に動ける“省エネで強い身体”へと進化していきます。

つまり、高酸素は「その場で整える」、低酸素は「未来に備えて鍛える」という違いがあり、両者は補完し合う関係にあります。

科学的エビデンスに基づいた5つの効果

1｜基礎代謝の向上

低酸素状態では、身体が酸素不足を補おうとエネルギーをより多く消費し、安静時でも基礎代謝が高まります。
（出典：Hauser et al., 2016, High-altitude training and metabolism）

2｜脂肪燃焼効率のアップ

低酸素下での運動は、有酸素・無酸素の両方のエネルギー回路を同時に活性化し、効率的な脂肪燃焼を促進します。
（出典：Yokoyama et al., 2014, Journal of Exercise Physiology）

3｜成長ホルモンの分泌促進

成長ホルモン（GH）やエリスロポエチン（EPO）など、回復・再生・持久力に関わるホルモンの分泌が活発になります。
（出典：Haufe et al., 2008, Hypoxic exercise and endocrine responses）

4｜細胞の活性化と老化予防

酸素制限は細胞内のミトコンドリアを活性化させ、代謝とエネルギー産生の質を高めることで、アンチエイジング効果も期待できます。
（出典：Levine et al., 2015, Cell Metabolism）

5｜赤血球の増加と持久力の向上

低酸素環境に適応するため、身体は酸素を運搬する赤血球の産生を促進します。これにより全身への酸素供給効率が高まり、持久力やパフォーマンスが向上します。
（出典：Millet et al., 2010, Altitude training and red blood cell production）

なぜ「今」低酸素が必要なのか？

スマートフォンと自動化が進んだ現代、通勤も買い物もオンラインで完結し、運動不足が深刻化しています。さらに、ファストフードやコンビニ食による栄養の偏り、慢性的なストレスも重なり、生活習慣病や肥満が社会的課題となっています。

私たちの身体は本来「危機に適応する力」を備えていましたが、便利すぎる生活の中でその力が眠ったままになっています。

だからこそ今、あえて非日常的な刺激――低酸素という環境を取り入れることが、現代人の身体機能を呼び覚ますカギとなります。

実際の会員様の声と利用事例

30代女性：サイズダウンと快眠、8kg減量

「ハイアルチに通い始めて1か月で洋服のサイズが変わり、階段で息切れしなくなったことに驚きました。眠りも深くなり、朝の目覚めが快適に。3か月で8kgの減量に成功し、生活のリズムも整いました。以前は「仕方なく」運動していましたが、今では通うのが楽しみになり、食事への意識も前向きに。これからは好きな服を自信を持って選び、旅行先でショートパンツにも挑戦したいです。」