副業、実はハードル高い?SHEとシューマツワーカーが働く女性を対象に「アフターコロナにおける副業への意識調査」を実施。
コロナ禍で副業検討層は約2倍に増加し、肩書きは“欲張る”時代へ。一方で国や企業に支援求める声も。
■調査実施の背景
SHEでは4月に働く女性を対象に「新型コロナによる働き方への影響調査」を緊急実施いたしました。(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000027564.html)調査において、働く女性たちの経済面への不安と、一方で前向きにキャリアを捉え直す姿勢が明らかになり、そんな女性達に寄り添う施策を春から継続して展開してまいりました。また、シューマツワーカーでは景気後退の影響による「余暇時間の増加」「経済不安」などで副業したい人が増えているという調査結果を報告しています。(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000027073.html)
その後コロナの状況が刻々と変化するとともに大企業の副業公募推進の流れもあり、ニューノーマル時代の働き方の選択肢として「副業」がさらなる追い風を受けています。
本調査は、働く女性の副業に対する意識変化とそれにひもづく課題を抽出することで、副業に繋がるスキルを学べるキャリアスクール「SHElikes」と副業マッチングサービスを展開するシューマツワーカーが、それぞれスピーディに提供できる価値を見出すことを目的として実施致しました。
■サマリー
- コロナの影響で働く女性の4人に1人が「本業の収入が下がった」と回答。副業を検討し始めた女性はコロナ前の約2倍に増加。
- 副業検討層は増加している一方で、97.7%の女性が副業に対してハードルを感じている。副業に対するハードルの1位は「スキルにマッチした副業を見つけるのが困難」。
- 副業検討層増加に伴い、肩書きは「欲張る」時代へ。複数の領域を掛け合わせる“オリジナル肩書き”が多様化。
- 実際に副業をしている人は短縮した移動時間を有効活用したり、副業を通して人脈作りを行っている。
(1)アフターコロナにおける収入と副業意識の変化
①コロナの影響で働く女性の4人に1人が「本業の収入が下がった」と回答。
新型コロナウイルス拡大の前後における収入について、全体の27.1%が「本業の収入が下がった」と回答しました。
②「副業を始める準備をしている」女性はコロナ拡大前の約2倍に増加。
経済不安とリモートワーク推進による自宅時間の増加を受け、「副業を始める準備をしている」と回答した女性は、新型コロナウイルス拡大前(~2020年2月)は27.4%だったのに対して、現在は57.4%とおよそ2倍に増加しています。
(2)97.7%が副業に対して「ハードルあり」。1位は「スキルにマッチする副業を見つけるのが困難」
副業を実際に始めるにあたり、働く女性の97.7%が「副業に課題・ハードルがある」と回答しました。具体的なハードルとして最も多かったのは「スキルにマッチする副業を見つけるのが困難」、2位が「時間の捻出/本業とのバランスを取るのが難しい」という声でした。
上記のハードルを解決するために国や企業に求めること/欲しいサービスについての自由回答では、
・自分のレベルに合わせた段階的な副業支援(トライアル期間/未経験者向けのOJT機会)
・副業前提の勤務体系の整備(本業における副業への理解/全職種副業解禁/労働時間の柔軟な選択肢)
・副業を始めやすいスケジュールマネジメント/コンサル
を求める声が上がりました。
実際の自由回答コメント
- 報酬は少なくても、自分のレベルに合わせて段階的に挑戦できる仕事があれば嬉しい。
- 副業としてはじめやすいスケジュールを立ててくださるか、コンサルを含めたサポートがほしい。
- インターンのように副業をしている方の側で体験して仕事の仕方を覚えたい。
- 副業の掛け持ちが出来るような働き方を作ってほしい。例えば本業の勤務時間の短縮やリモートで本業と副業を交互にできるような環境があるといいと思います。
- 雇用形態にかかわらず、勤務日数などを柔軟に変えられるようにする、会社に縛り付けるのではなく個々がやりたいことも応援し合う風土。
(3)アフターコロナにおいて実現したいキャリアについて
①肩書きは「欲張る」時代。掛け合わせたい肩書きの数は「3−5個」が1位。
副業/複業を含むパラレルキャリア人気の高まりを受け、目指したい肩書きが多様化しています。本調査によれば、掛け合わせたい肩書きの数は「3−5個
」が1位となり、また最も多い選択数は「9個」という結果になりました。
②複数のジャンルを掛け合わせた“オリジナル肩書き”で自己表現が多様化。
具体的に名乗りたい肩書きとして「マルチWebクリエイター」「ワイドクリエイター」「トータルWebデザイナー」など、領域を越境し複数の領域に対応できることを表現する“オリジナル肩書き”が多く挙げられました。
実際の自由回答コメント
- ワイドクリエイター(Webデザインもグラフィックデザインも動画編集も行いたい)
- 雑草系ユニークライフファシリテーター
- 国家資格キャリアコンサルタント人事アナウンサー
- 共感型トータルウェブデザイナー
- 日本舞踊家マルチクリエイター
(4)実際に副業をしている女性の声
シューマツワーカーではコロナ禍で副業をしている女性に対し、実際はどのように働いているのかアンケートを実施しました。
- 「本業がコロナの影響でリモートワークになったため、移動時間が大幅に短縮。本業を早めに切り上げて夕方以降、副業の時間に充てている。本業だけだと自分のスキルがどれくらいなのか客観的に見ることができなかったけれど、副業先では褒められることが多くて驚いた。副業を機に、『自分は意外とできるかも…!』と自信につながっている。」(本業:デザイナー、副業:デザイナー・エンジニア)
- 「自粛期間は本業以外の人と関わることが減ってしまったため、副業をきっかけに新しい人脈ができたり、新しい価値観を身につくことができている。ただ、マルチタスクになり抜け漏れが不安。シューマツワーカーは”副業コンシェルジュ”というサポートスタッフがついているので、副業で困ったことがあったら相談に乗ってくれるので助かっている。」(本業:企画、副業:動画ディレクター)
(5)最後に
新型コロナウイルス拡大の影響による収入面の不安やリモートワークの拡充を受け、「副業」の検討層は約2倍に増加し、アフターコロナの働き方のスタンダードな選択肢となりつつあります。
また大企業がオンライン副業人材の募集を開始するなど門戸が量・領域共に拡大していることも追い風となり、個人の働き方の自由度は今後もますます増していくことが予測されます。
一方で本調査を通して明らかになったのは、働く女性のほとんどが未だ「副業」に対してハードルや課題を感じている現状でした。
実現したいキャリアが多様化する中で、そこに向けて動き出すことができないという理想と現実の乖離を埋めるべく、個人のキャリア実現に向けた国や企業のサポート拡充が求められています。
SHEでは本調査の結果を受け、第1弾の取り組みとして、社会人向けに「大人のインターン」機会提供プロジェクトをスタートするプロジェクトを始動しています。
副業を開始するにあたってのイメージと現実との乖離によるミスマッチを防ぐため、「社会人向けインターン」という形式で段階的なサポートをしてまいります。(参照URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000063.000027564.html)
今後もユーザーの声に耳を傾けながらニューノーマル時代の働き方の定義を見つめ直し、他企業との連携のもと柔軟なキャリアパスへの支援とソリューション提供を進めてまいります。
■調査概要
調査対象:20~50代の働く女性
【雇用形態内訳:正社員・職員 74.2%/ 派遣・嘱託・契約社員 13.6%/ パート・アルバイト 6.0% / 自営業 5.9% / その他0.3% 】
調査期間:2020年7月29日(水)~8月5日(水)
回答者数:N=303
調査内容分析:SHE株式会社
※調査結果は小数点以下第2位を四捨五入しています。
■ SHE株式会社とは
SHE株式会社は、 副業に向けたスキル装着レッスンの提供を含め、ミレニアルズの私らしい生き方を叶えるプラットフォーム事業を展開しています。 「ひとりひとりが自分にしかない価値を発揮し、 熱狂して生きる世の中を作る」をビジョンに据え、 2017年にサービスを開始いたしました。 主要事業である『SHElikes(シーライクス)』では、 21世紀を生きる女性たちが自分らしい働き方を叶えられるよう、 クリエイティブスキルレッスンやメンタリングプログラム、 仕事機会を提供し、 これまでに20,000名以上の卒業生を輩出しています。 ポーラ・オルビスホールディングス社を主要株主とし、 ビジョンに共感する様々な立場の投資家の方に応援いただいております。
サービスHP:https://likes.she-inc.jp/
企業HP: https://she-inc.jp/
■シューマツワーカーとは
[副業希望者さま] https://shuuumatu-worker.jp
[企業さま] https://shuuumatu-worker.jp/innovation_lp4cd_original?utm_source=pr
当社では、副業マッチングサービス「シューマツワーカー」以外にもサービスを展開しています。それぞれのサービスをさらに認知していただくとともに、さらなる品質向上を目指せる環境を整えてまいります。
・テレワークが中心のフリーランスエンジニアを紹介「ミライエンジニア」
https://mirai-engineer.jp
・働き方に特化した転職エージェントサービス「LIFE is」
https://lifeis-foryou.jp
・企業の副業社員活用を推進するメディア「副業社員.JOURNAL」
https://shuuumatu-worker.jp/journal
<メディア関係者様お問い合わせ先>
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SHE株式会社 広報担当:小池
Tel : 090-9900-8141 / Email : pr@she-inc.co.jp
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