世代をつなぐ技術継承──若手主導で描く、次世代基盤への挑戦
~ ベテランの知見と生成AIの力を武器に、未来を見据えた技術検証を開始 ~

オーエムネットワークでは現在、次世代の技術基盤を検証するプロジェクトが動いています。
現行の基盤は長年安定稼働を続け、多くのお客様に価値を提供してきました。しかし、基盤が構築されてから時間も経ち、技術トレンドも変わってきています。
こうした状況を踏まえ、将来を見据えた技術基盤の検証プロジェクトを立ち上げました。
このプロジェクトで中心を担っているのは、若手社員たちです。ベテラン社員の技術と経験がサポート役として若手を支えながら、基盤検証に取り組んでいます。
なぜ、今なのか ー 技術検証に踏み切った背景
技術検証を開始した背景には、大きく2つの理由があります。
現行基盤の現状把握
長年運用してきた技術スタックについて、改めて調査・分析し、
その強みと課題を明確にする必要がありました。
技術トレンドの変化、運用コストの見直し、セキュリティ要件の
高度化──こうした観点から、「いま、どこに立っているのか」を正確に知ることが、次の一歩を踏み出すための前提となります。

生成AIという新たな可能性
開発現場において生成AIがもたらす可能性は大きなものです。
コード生成、テスト自動化、ドキュメント作成支援といった技術を基盤レベルで活用できれば、開発生産性は大きく向上します。しかし、その恩恵を最大限に引き出すには、基盤そのものが生成AIと相性の良い構造である必要があります。
技術継承という、もうひとつの価値
この検証プロジェクトには、もうひとつ重要な側面があります。
それは、技術継承の機会としての価値です。 このプロジェクトでは、若手社員が検証の中心を担っています。将来的にこの基盤を運用し、進化させていくのは今の若手世代。 だからこそ、構想段階から若手社員が関わり、自らの手で検証することに大きな意味があります。
一方で、若手だけに任せきりにするわけではありません。ベテラン社員は、これまで培ってきた技術的知見や運用ノウハウを共有し、若手の判断を支えています。 プロジェクトを通じた日々のコミュニケーションのなかで、ベテランの経験が若手へと受け継がれていく。同時に、若手の最新技術への関心や柔軟な発想が、ベテランにも新たな気づきをもたらしています。 世代を超えた知識の交流が、組織全体の技術力向上につながっているのです。

新基盤がもたらす未来──プロダクト開発・運用の大きな変化
新基盤への移行によって、次のような変化が期待されます。
-
開発スピードの大幅な向上
最新の開発環境と生成AI支援により、新機能のリリースサイクルが短縮されます。お客様のニーズに、より迅速に応えられる体制が整います。 -
運用負荷の削減
自動化技術やモニタリング基盤の進化により、障害の予兆検知や自動復旧が可能になります。運用担当者は、単純な作業から解放され、より重要な業務に集中できるようになります。 -
拡張性と柔軟性の確保
新たなビジネス要件や技術トレンドに柔軟に対応できる、拡張性の高い仕組みを実現します。将来的な機能追加や規模拡大にも、スムーズに対応できる基盤となります。 -
品質とセキュリティの向上
最新のセキュリティ基準に準拠し、自動テストやコード品質管理の仕組みが標準化されることで、より安全で高品質なプロダクトを提供できるようになります。
プロジェクトメンバーの声
若手社員の声

< 生成AI検証担当 >
生成AIを製品により深く組み込めないか、調査・実験を進めています。想像以上にこちらの意図を汲み取り、システムへ橋渡ししてくれる手応えがあり、新しい操作体験への期待が高まっています。「これはAIには無理だろう」と勝手に限界を決めず、挑戦的に何でも試してみること、日々進化するAI技術をキャッチアップし続けることが大切だと実感しています。
< AWS基盤検証担当 >
もともと興味のあったインフラ分野を担当でき、感謝しています。新しい知識が増え、できることが少しずつ広がっていく実感があり嬉しいです。検証では「今の作業がもっと楽になる」と感じるサービスがたくさんあり、活用できるよう理解を深めています。一つの設定が大きなリスクにもつながるため、確認を怠らず丁寧に進めていきます。
< スマホアプリ検証担当 >
新基盤の検証にチャレンジできてとても嬉しいです。社内にスマホ領域に詳しい人がほとんどいないため調べながら進めるのは大変ですが、「自分が道を切り開いている」という実感があり毎日ワクワクしています。この検証は将来につながる大事なステップだと思っています。その一端を担えることを光栄に感じていますし、ここで得た知識を自分の強みに育てていきたいです。
ベテラン社員
新しい技術を学ぶことは、この年になっても楽しいものです。若手には新しい技術を開拓し、効率向上や改善を推し進めてほしいです。
私たちベテランは、参考書には載っていない実践的な経験や、保守運用で培った勘所をフィードバックすることで、後方から若手を支えていきます。
新基盤の技術検証は、単なる技術の入れ替え準備ではありません。
それは、未来への投資であり、次世代を担う人材への投資でもあります。
若手が中心となって未来を描き、ベテランがその実現を支える。
技術と人が交わる場所で、オーエムネットワークの次の10年が、いま静かに動き始めています。
【会社概要】
会社名:オーエムネットワーク株式会社
所在地:新潟県新潟市中央区
代表取締役社長:山岸真也
事業内容:業務システム開発、シフト管理システム「R-Shift」
提供Web:https://www.omnetwork.co.jp/

オーエムネットワークおすすめ記事
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像



