高等学校教員対象に3回目の専門職大学に関するアンケート調査実施 開学後2年を経てもなお認知度は大きく向上せず

「名称しか知らない」教員が約4割。「既存の教育機関との違いがわからない」という開学前から挙がっていた懸念材料は払拭されておらず、積極的な進学指導ができていない現状が浮き彫りに。

高校生向けに大学・短期大学・専門学校等に関する進路情報を提供する株式会社さんぽう(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:渡邉王雄)は、2019年4月の開学以来まもなく2年が経過しようとしている専門職大学の認知度が開学前に比べてどの程度向上したのか、また、専門職大学に対する進路指導のスタンスなどについて全国の高等学校進路指導教員を対象に調査し、その結果を1月29日(金)発行の「大学タイムズVol.39」に掲載したことをご報告いたします。
「大学タイムズ」は、2011年の創刊以来、高等学校教員をはじめ各種教育団体、保護者に向け、最新受験情報や関連業界情報と共に各大学・短期大学の特色(研究力・学生支援・カリキュラム・地域貢献・環境・施設など)を掲載し、高等学校進路室・職員室・クラスルームへの常置紙として各方面から高い評価を頂戴しております(購読・発送共に無料・お申し込みはhttps://times.sanpou-s.net/より)。
当社は同様のアンケートを2016年6月、開学前年の2018年5月にも実施し、高校教育現場での専門職大学制度の認知度合について経年調査しています。
【調査結果概要】

 専門職大学についてどの程度知っているかという、過去2回の調査と同じ設問についての回答結果は、今回が開学後2年目ということもあってか「よく知っている」と「概ね知っている」合計の割合が初めて半数を超えました。しかし、より注目すべきなのは「名称だけは知っている」、言い換えると「名称しか知らない」という教員の割合が、開学前の調査に比べてさほど変わっていないという点です。

 また、これまでの専門職大学・短期大学への進学希望者への進学指導スタンスについても「どちらかというと他の教育機関を勧めた」「生徒に一任」という回答の割合が合計46.1%と、前述の「名称だけは知っている」の割合とほぼ合致します。専門職大学への理解や関心が深まっていないが故に勧められない、もしくは生徒任せになってしまっている現状が見て取れます。
 

 回答を寄せた多くの教員が専門職大学を積極的に勧められない理由として「既存の教育機関との違いがわからない」「就職が不安」という開学前からの懸念事項をそのまま挙げていました。それだけではなく、「同じ年数なら学士の称号が得られる大学の方が良い」「大学と間違えやすいので名称を変えて欲しい」という誤った認識を持っている教員も見受けられました。開学後間もなく2年が経過しようとしている中で高校現場への認知度が向上しているとは言い難い状況に対し、専門職大学・短期大学各校はもちろんのこと、文部科学省も含めて専門職大学制度の基本的なことから再度理解を求める施策を取る必要があるのではないでしょうか。

 
 なお、開学以前から専門職大学についての研究を行っている「コンテンツ教育学会」主催による「専門職大学シンポジウムVol.9」(3月18日(木)オンライン開催)にて、本アンケートの分析結果から専門職大学への理解や進路指導の実態を明らかにし、その結果問題として掲げられる専門職大学の内容や特徴、認知度、既存の教育機関との違い、高等学校における進路指導のあり方について、研究討議を行います。

詳細・参加お申込みはコンテンツ教育学会Webサイトより(http://cc-ra.jp/event/

 

 

【調査方法】

配付回収:FAXによる配付・回収

調査対象:全国の高等学校進路指導部 4,992校

調査時期:2020年11月10日~11月27日

回答枚数:419枚(回答率9.3%)

 

 

【会社概要】
株式会社さんぽう(https://company.sanpou-s.net/
本社所在地:東京都渋谷区初台1-31-16
代表取締役:渡邉王雄

 

 

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社さんぽう 教育マーケティング部 大学情報センター
担当:柴崎
e-mail:daigaku-team@sanpou-s.net
TEL : 03-5302-8264

 

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