株式会社SHONAI、投資戦略部門を新設。1号案件として富裕層向けトラベルサービスを展開するBMMと資本業務提携

ショウナイ

2025年6月10日 12時00分

　株式会社SHONAI（本社：山形県鶴岡市、代表取締役：山中大介）は、2025年6月、地域企業との共創を通じて新たな経済圏の創出を目指す「投資戦略部門」を新設しました。本部門は、取締役・坂本大典が管掌し、初の取り組みとして、富裕層向けにパーソナライズされた旅行体験を提供する株式会社Blank Marketing &Management（本社：三重県志摩市、代表取締役：増田晋太郎、以下「BMM」）と資本業務提携を締結。坂本自身もBMMの取締役に就任し、戦略実行と事業伴走を強化してまいります。

投資戦略部門について

　SHONAIは「地方の希望であれ」というビジョンのもと、主に農業や観光領域で事業展開してきました。その中で、地方にすでにある価値を顕在化し、構想と実装によって経済につなげるノウハウを培ってきました。

　このたび設立した投資戦略部門は、こうした知見をベースに、地域に眠る事業の可能性を資金・人材・構想支援によって引き出すことを目的としています。単なる出資にとどまらず、戦略的な業務提携を通じて、地方企業と共に価値を創造し続ける仕組みを構築していきます。今回の資本業務提携は、その具体的な第一歩です。
　今後は、以下のような領域での投資を検討しています。いずれも、地方に根ざしながらも独自の価値・文化・技術を持ち、全国・世界と接続しうるポテンシャルを有する事業です。

1. 観光・文化体験産業
　地域の自然・文化・建築・歴史・人材などを資源として活用し、体験価値・滞在価値を高めるかたちで再構築する事業。高付加価値なツーリズム、不動産開発（宿泊・複合施設等）、地域文化に根ざしたサービス設計、遊休資産の活用などを通じて、地方の魅力を経済価値へと変換するプレイヤーを支援します。
　“地方に新たな文脈をつくる”挑戦を、構想と資本で後押ししていきます。

2. 食・農業関連ビジネス
地域農業や食文化を起点に、ストーリー性や持続可能性を重視したブランディング・商品開発・販路構築を行う事業

出資先：株式会社BMMについて

　株式会社BMMは、「文化のある経済をつくる」を掲げ、思想性・価値観を軸とした富裕層向けのトラベルサービスを展開する企業です。多様な文化や知性に触れる旅をプロデュースし、“移動”を通じて新しい経済のあり方を提示しています。

　まだ世の中に十分届けられていない地方の魅力に対し、「編集思考」をもって文脈を与え、価値を再構築する点が同社の最大の特長です。検索やAIではたどり着けない、個人の世界観に寄り添った体験を提供するBMMのサービスは、特に高感度な富裕層との親和性が高く、今後の市場展開が期待されています。

　SHONAIとしても、地方のポテンシャルを見立て、構想と伴走で価値を顕在化していく姿勢に強い共鳴があり、本出資を通じて深いシナジーが生まれると考えています。

株式会社SHONAI　取締役　坂本大典
　「地方の希望であれ」というビジョンを実現するために、我々は地域から非連続な成長を遂げる企業に進化していきます。新たに立ち上げた組織では、地方の持つポテンシャルを世界市場に繋げられる事業を推進し、当社の既存事業との連携によって飛躍的な成長が見込まれる企業に対しては、出資を含む事業連携を積極的に展開していきます。　
　今回の体制整備は、そうした姿勢をより一層強化し、持続的な共創を実現するための一手です。

　一号案件であるBMM社は、富裕層インバウンド領域の持つ事業ポテンシャルはもちろん、ローカルリゾートの持つコンテンツ組成力、および、XLOCALのもつ地域とのネットワークを活用することで、さらに大きく飛躍することができると考え、資本業務提携をすることに至りました。

株式会社BMM　代表取締役　増田晋太郎
　このたび、SHONAI様との資本業務提携を実現できたことを、大変嬉しく思います。

BMMは、「文化のある経済をつくる」というビジョンのもと、旅を通じて土地や人、文化の価値を再発見し、新たな経済のかたちを提案してきました。

　SHONAI様が地域で培ってこられた構想力と実行力には大きな共感を抱いており、今回の提携を通じて、より本質的な体験価値を社会に届けていけると確信しています。

　ともに、地方の可能性をひらく新しい挑戦をかたちにしていければと思います。