高校3年間の早期キャリア教育と就活を支援する「ジョブドラフトCareer」、2022年度は全国24高校が導入決定
<高校就活とキャリア教育の課題について>
民法が改正され18歳が成年となった現在、「VUCA(ブーカ)の時代」と言われるほど先行きが不透明で、将来の予測が困難な時代にあって、将来の生き方を自己決定するためには、早期のキャリア教育や進路指導は非常に重要度を増しています。しかしキャリア形成そのものが多様化する昨今では、学習指導、進学指導と就職指導等、多岐に渡る業務がある高校側にとっては負担が大きい現状があります。早期のキャリア教育を実施したくても、事例がなくどのような内容を行って良いか分からない、他の業務と兼任しているため準備の時間が取れない、民間企業に勤めた経験がなく実体験としての話ができないなどの課題の声がございました。
一方高卒既卒者へのアンケートで「高校の進路指導や就職活動の時に教えて欲しかったこと」を聞いたところ、「自分がどんな職業に向いているか」「社会にどんな仕事があるか」「就職後のこと」が上位回答でした(※)。
そこで、高校生のキャリア教育と企業の高校新卒採用支援の両方を支援しているジンジブでは、1年~3年生の3年間を通したキャリア教育と就職アドバイスに関して高校側と共に進めていくことで、高校生の進路選択の課題を軽減する高校支援サービス「ジョブドラフトCareer」を行っております。
キャリア教育を通じて進学や就職に限らず、高校生が将来のことを自分で考える「きっかけ」を創るために、自己肯定感の育成、自己理解や社会理解、職業観の育成、進路、社会人基礎力のプログラムを実施し、就職を希望する生徒には面接対策や履歴書添削等、実際の就職活動サポートまでを実施し、キャリア教育から内定に至るまでトータルでサポートしております。
※高卒早期離職に関するアンケート調査(2021年)ジンジブ調べ N=472
<ジョブドラフトCareer初回ガイダンスについて>
初回のガイダンスを実施いたしました3校の様子やご感想をご紹介させていただきます。
(1)導入高校:中部大学第一高等学校様
■ガイダンス概要
日時 :2022年4月14日(木)9:00~10:00
対象 :2年生 約400名
形態 :リアル開催
内容 :進路ガイダンス「なりたい自分の発見」 自己理解・社会理解・仕事理解
初回の授業では、社会人として大切となる5つの意識に基づいて、1年間を通してキャリアを考えるためのマインドセットを行いました。
「なりたい自分の発見」をテーマに『5年後の自分の理想像』について考え、適性診断やワークを通して自分自身の理解を深めました。授業の最後には気付きや学びについて、 「自分の将来について考えるきっかけになった」「もっと視野を広げて進路を考えてみようと思った」などのシェアを行いました。
■ガイダンスを受けた生徒の感想
進学や就職について深く考える時間があまりなかったので深く考えるきっかけをいただきました。
考え方一つで自分の置かれている状況がマイナスからプラスになる話はとても面白く参考にしていきたいと思いました。
考え方を変えれば人生が180度変わるので物事に絶対をつけないでいろんな手段などを考えていきたいと思いました。人生をより良いものにするには自分と戦うことが1番大切だと気付きました。
進学などの将来の事をはっきりさせる時期になってきて将来やりたいことはなんだろうとか、自分は何をすればいいんだろうとかこの先何年か後の事を考えるようになって、まずは自分の事を理解してそこからキャリアについて理解し、知識を蓄える必要があるなと学びました。
■先生からのコメント
中部大学第一高等学校 進路指導部 主任 教諭 田中 政成様
「ジョブドラフトCareer」を導入した理由は、「ベストなタイミングで好感を持てるタイプの人が、可能性を感じる提案をしてくれた」ことです。「偶然は必然」という言葉をよく聞きますが、少しおおげさに言うとそれを感じました。また、私は「能力」よりも「人」と一緒に仕事をしたいと感じることが多く、担当の方は「一緒に仕事をしたい」人だと感じました。
以前より計画的なキャリア教育の必要性を以前から感じており、いくつか進路学習の教材を取り寄せたり、進路支援の業者への相談を重ねていましたが、どれも決め手に欠けました。
本校は難関大学を目指す特進コース、中部大学進学が中心の一貫コース、進学アドバンスコース(現1年生は文理探求コース)、多様な進路の進学コース、就職が過半数を超える機械電気システム科があり進学にも就職にも対応できるプログラムを探していました。
12月を迎え、来年度の導入を半ばあきらめかけていたところ、ジンジブの方が来られ、本校の進路指導上の課題を伝えたところ、1月の2度目の訪問で具体的な提案を示してくれ、その内容が「仕事」、「職業」の視点からの内容で、どのコースに対しても実施できそうだと感じました。就職支援を行っている会社ということでその提案にも納得できました。
実際のところ、仕事を決める際にいつどんな状況の何がきっかけになるかはわかりません。ただ、提案いただいた様に、「自分を知る」「社会を知る」「人の話を聞く」「人と話をする」、そして「考える」ことは自分の世界を広げ、多くの選択肢を知ることとなり、それだけきっかけが生まれやすくなるはずです。
「ジョブドラフトCareer」を通して、生徒が多くのことを考え、発信して進路意識を高めてくれればと思います。考えていく途中で自分の希望が何回か変わることがあるかもしれませんが、それは自分の希望や適性を絞っていくこととなり、より良い進路選択につながっていくはずです。
プログラムを導入した現1・2年生の3年次の進路決定時期に、課題である「進路決定時期が遅い」「進路の決定が安易」、その結果、進学先、就職先で「ミスマッチ」が生じている点が解消されていることを期待しています。
■今後の主なサポート内容
一年生:計10回 自己理解・社会理解(働くってなんだろう、世の中にどんな仕事があるのだろうか)・社会人講和・自己進路PR・社会人基礎力など
二年生:計10回 自己理解・社会理解(生活するためのお金の話)・社会人講和・進路ガイダンス・自己進路PR・社会人基礎力など
(2)導入高校:大阪金剛インターナショナル高等学校様
■ガイダンス概要
日時 :2022年4月18日(月)8:40~9:30
対象 :2年生 24名 / 3年生 26名
形態 :リアル開催
内容 :適性診断
初回の授業では進路を決める上で大切になる「自己理解」のための適性診断を行いました。
自分自身の性格の傾向や向いている職業を知り、得意なことと好きなことを知ることで夢や将来について考えるきっかけをつくりました。
授業の中では「将来起業をする夢がある」「好きなことと得意なことを仕事にしたい」など、生徒の間で自分の夢や新しい発見についてシェアを行いました。
■先生からのコメント
大阪金剛インターナショナル高等学校 教務部 主任 菅原良太様
元々高校3年生の担任を受け持っていて、これまではほとんどの生徒が進学希望でしたが、昨年度から就職希望の生徒が出ており対応が出来ず困っていた時に、ジンジブが開催する合同企業説明会「ジョブドラフトFes」に参加したのがはじまりでした。
学校の先生は新しいことに疎い方も多く、コロナ禍でオンライン化の要望があったりする中でやらないといけないことは増える一方で、古いことを捨てるのがとても苦手な方が多いです。
社会性や社交性を養うことは大切だと感じていて教育をしていましたが、社会のことは外部の方から話を聞く方が、よりリアルに学べて生徒にとっても刺激があっていいのではないかということで導入を決めました。
■今後の主なサポート内容
一年生:計6回 自己理解(適性診断・将来の自分)・社会理解(働くってなんだろう)・社会人講和など
二年生:計7回 自己理解(適性診断)・社会理解(世の中にどんな仕事がある?)・社会人基礎力・社会人講和・進路ガイダンスなど
三年生:計7回 自己理解(適性診断・人生グラフ)・進学対策講座・面接対策講座・卒業へ向けたマインドセットなど
(3)導入高校:ルネサンス高等学校 横浜キャンパス様
■ガイダンス概要
日時 :2022年5月18日(水)10:30~12:00
対象 :1~3年生 4名
形態 :リアル開催
内容 :自己理解➀適性診断・職種理解
初回は新卒採用の早期離職率を知り、職業選択をする中で、自己理解が必要だということを学び、就きたい仕事や天職(自分が向いている仕事)について考えました。その後、適性診断を用いて自分の適性や、性格の特徴について客観的に把握しました。生徒も興味を持って取り組み、将来就きたいと思っている仕事や、自分が向いている仕事について意見を交わし合いました。
■生徒の感想
誠実性が低かったので、それ以外を伸ばしたいです。
適性検査の結果が意外と合っているなと思いました。少し違うと思うところもあったので、1つのタイプではなく色んな要素が混ざり合っているんだなと感じました。
丁寧に説明してくれて、とてもわかりやすかったです。面白くて、ここにいるみんなの意外な一面を見れた気がします!とても楽しかったです!また話を聞きたいと思いました!ありがとうございました!!
自分と向き合う場面があまりなかったので、自分の事を改めて知れて良かったです。
■先生よりコメント
ルネサンス高等学校 横浜キャンパス(ブロードメディア株式会社)栁澤孝史様
当校の生徒はキャンパス(関東では横浜・新宿代々木の2か所)を誰でも利用することが出来る点が特徴です。課題の提出や授業は全てインターネットで行うことができるのですが、進路相談やコミュニケーション、生徒同士の横のつながりが欲しいと、キャンパスに集まる生徒も増えています。
横浜キャンパスの自由登校にやってくる生徒には、基礎学力のフォロー、上級な学習のフォロー、進路指導を行っています。さらに、自由登校の時間を活かして将来について考えるきっかけ作りを提供できないかと「ジョブドラフトCareer」の導入を決めました。一過性ではなく続けること、様々な職場を知っている進路の専門家に委託することでより効果が見込めると考えています。校内だけではなく、「おしごとフェア」など外に行く事できっかけ作りができればと考えています。
ここ横浜キャンパスでは、プログラムを全22回予定しています。理想は生徒自身が将来こういうことをしたいと進路を具体的に考えられるようになることです。1年生の生徒は3年間、3年生の生徒はすぐに進路決定となりますが、そのような力が付く情報提供を行っていけたらと思います。
■今後の主なサポート内容
学年共通:全22回 自己理解(適性診断・自分の特性の理解と興味価値観の整理・人生グラフ・将来の自分をイメージしてみる)
社会理解(世の中にはどんな仕事があるのだろう・働くって何だろう・働き方・学歴による収入の違い・生活するためのお金の話)
進路ガイダンス(進路選択の流れ・進路選択を考える・進路の情報収集・目指す進路への道標)
社会人基礎力(コミュニケーショントレーニング・マナー講習・チームを作って課題解決・働き方の変化)など
<ジョブドラフトCareerの特徴>
「ジョブドラフトCareer」では高校1年~3年生向けに、進学や就職だけではなく将来の生き方を自分で考える「きっかけ」と多くの選択肢を与えるキャリア教育を実施します。自己肯定感の育成、自己理解、社会理解を育むキャリア教育コンテンツ、進路決定のサポート、社会人基礎力、就職ガイダンスを行い、就職を希望する生徒には個別面談などを通して就職活動の就職アドバイスを行います。
キャリア教育コンテンツでは、ワーク主体による成功体験を重ね自己肯定感を育み、適性診断や興味価値観の整理などを通して将来へのイメージを持つ「自己理解」、世の中の仕事や働き方についてのガイダンスや、社会人講和などを通して職種・業界理解を促す「社会理解」を通じて、将来の自分でキャリアプランニングするための土台を育成します。進路決定のサポートでは、進路選択についてのガイダンスや、コミュニケーションスキルやマナー講習などの「社会人基礎力」、更に就職希望者に対しては求人票の見方、面接対策や個別面談や実際の就職活動サポートまで行います。
導入高校ではキャリア教育や進路指導を委託することでこれまでの進学や就職など多岐にわたる業務負担を軽減させることや、社会経験に即した授業を行うことが可能になります。高校ごとの年間スケジュール、キャリア教育や進路指導のカリキュラムに合わせプログラムをカスタマイズし、キャリア教育から就職活動での内定に至るまでキャリア形成のサポートを行います。
<ジョブドラフトCareerご導入高校からのコメント> ※順不同
星槎国際高等学校 立川学習センター様 吉松様・嶋田様
『「自分」「社会」「仕事」について、校内外の学びを通じて学ぶ。』という目的から、今年度、講義(2回)と会社見学(4社)を実施いたしました。その場所に行き体感しながら世の中のことを学ぶ機会となり、生徒から「コロナ禍でも安定した経営ができるのは、どんな時代でも必要なサービスを提供しているからということがわかった。」などの感想が出ており、実社会を知り、視野を広げることができたように感じました。
今後も、生徒自身が社会に出ることのイメージをもち、様々な選択肢の中から自信を持って進路を決められるようなサポートを期待しています。
専修学校クラーク高等学院 姫路校・クラーク記念国際高等学校 姫路キャンパス様 進路指導課 松浦 呂樹様
本校では、「社会で活躍できる人材の育成」を教育目標としています。生徒それぞれの夢を見つけ、その進路を実現するために、キャリア教育プログラムに注力しています。自分を深く理解し、主体的に考え行動していくことが、キャリアデザインを描くために必要であると考え、より幅広く質の高い指導に活用していきたいと思います。
第一学院高等学校様 教育運営部 教務DX支援室 室長 倉澤 弘明様
第一学院では、地域全体を「学校」と捉えた『コミュニティ共育』で、たくさんの大人から仕事や社会について学ぶ機会を作っています。生徒の進路選択についても学校と生徒・保護者といった限られたコミュニケーションだけではない環境づくりを意識してきました。今回「ジョブドラフトCareer」の導入で、今まで以上に地域や企業、専門家を交えて多角的にキャリア支援をしていき、生徒一人ひとりの希望進路の発見と実現を支援できればと思っています。
千葉聖心高等学校様 中田啓一郎様
近年、職員の入れ替えが多くなり、特に若い教員に対しての進路指導に関する研修が急務となっていました。特に就職指導に関しては、コロナ禍における就職事情など、最新情報を生徒に提供する必要もあり不安がありました。そんな中、ジンジブ様に相談させていただき、今年度の就職ガイダンス及び職員研修をお願いすることとなりました。
就職指導に関しては、3年生からでは間に合わないことが多く、1・2年生からの学習指導・生活指導に進路を意識して指導しなければならないと感じています。
導入を通じ、今年度の生徒の就職活動を成功させることはもちろんですが、各学年に最低2名ずつ就職指導のエキスパートを育成することを考えています。また今後の見通しとして、就職指導のノウハウを、学習・生活指導のベースとし、社会に喜んで迎えられる女性の育成に生かせればと考えております。
北海道芸術高等学校 福岡サテライトキャンパス様 吉村夏美様
受かるための就職活動ではなく、働くことができる人財となってもらうために、生徒一人ひとりのPDCAサイクルを回していくことが必要だと考えます。
学校だけではなく、採用する側からの意見は生徒自身も気づいていない力を発見する機会になると思っています。
定時制 都立高校 (23区)
本校の生徒には、自分の知っている視野だけで進路を選ぶのではなく、もっとたくさんの社会を知った上で、進路の決断をしていってほしい、社会を知り、自己を知ることで自律した人へと成長してほしいと思っています。
また、ジンジブさんは就職活動の支援を手厚くしてくださいますので、就職希望の生徒に寄り添って欲しいと考えています。
<株式会社ジンジブについて>
株式会社ジンジブでは、就職する高校生が学歴や「高卒」という偏見に捉われることなく、自己決定の上希望を持って社会に出ること、企業が若手採用を継続すること、これらを実現するために、高卒採用にまつわる社会課題の解決に取り組んでおります。
「ジョブドラフト」は高校生と高校新卒採用をする企業を支援するサービスです。進路が決まっていない高校生に対してはキャリア教育や進路決定のサポートを、就職を決めた高校生に対しては求人情報サイト「ジョブドラフトNavi」や合同企業説明会「ジョブドラフトFes」による情報提供や、就職相談での内定までの就職サポートを行い、主体的に将来を選択できるよう支援します。企業に対しては採用コンサルティングにより高校生に選ばれる会社作りの支援、Naviへの掲載やFesへの出展により高校生へ直接知らせる採用活動の実現、高校との接点支援により先生を通して知らせる採用活動の支援をします。
●高校生の就職を支援する「ジョブドラフトNavi」
URL:https://job-draft.com/
これまで文字情報のみだった企業の「求人票」の情報を、就職情報サイトに掲載しています。高校生目線を重視した会社の雰囲気・先輩インタビューなど写真や動画を用いて紹介することが可能です。高校生は7月の求人情報解禁後は求人票をダウンロードできるので、そのまま進路指導の先生やジンジブに相談し、職場見学や応募をしていただけます。
●高校生と企業が直接交流できる合同企業説明会「ジョブドラフトFes」
高卒求人予定の企業を集めた就職活動イベントです。高校生は1日で多くの企業と出会えるため、求人票だけでは得ることのできない会社の雰囲気や情報が得られます。
<会社概要>
◆株式会社ジンジブ (https://jinjib.co.jp/)
本社所在地:大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル14階
代表取締役:佐々木 満秀
設立:2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日)
資本金:9,800万円
2016年「革新ビジネスアワード2016」(主催:イノベーションズアイ、フジサンケイビジネスアイ[日本工業新聞社])にて「よい仕事おこし賞」、2017年「第106回かわさき起業家オーディション ビジネス・アイデアシーズ市場」(主催:公益財団法人 川崎市産業振興財団)にて「かわさき起業家優秀賞」を受賞。
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