T-MobileとSailGPがパートナーシップ締結
世界で最もエキサイティングな水上レースに5G導入
高速データ通信で壮大なレースアクションを観客に配信
世界で急成長中のグローバルスポーツリーグSailGPと、米国の5G通信事業者のリーダーであるT-Mobileは、水上レースに5G技術を導入することを目的とした新たなパートナーシップを発表しました。
SailGPの米国における独占5G パートナーとして「アンキャリア(従来の通信事業者からの脱却の意味のブランド)」は、シーズン3の第2戦、シカゴ・ネイビーピアでの米国大会(2022年6月18~19日)を含む、世界の象徴的なレース会場に最新のハイブリッド5G モバイルネットワークを配備する予定です。
T-MobileとSailGPは、グローバルなデータおよび映像配信の遅延を低減するように設計された5G 技術のアプリケーションを開発いたします。SailGPの完全リモート放送は、オラクルのクラウドを活用してレースのライブデータを低遅延で世界に伝送しており、T-Mobileのハイブリッド5Gモバイルネットワークの統合に最適なプラットフォームを提供します。
また、T-Mobileは、ジミー・スピットヒル (CEO兼ドライバー)率いるアメリカ SailGPチームと提携し、米国内での大会会場やCBSによる米国でのレース中継のなかでアクティベーションを行う予定です。
スピットヒルは次のように述べています。「F50艇にT-Mobile 5G を組み込むことは、レースの新時代を加速させます。リアルタイムで利用できる膨大なデータは、コーチや選手、ファンにとってまさに画期的なものです。T-Mobileのハイブリッド5G 技術が搭載されたことで、我々はスポーツの限界を押し広げると同時に、次世代のレースファンの注目を集め、体験してもらうことができます」
同プロジェクトはT-Mobile for Businessが主導。T-Mobileチーム全体のエンジニアが世界最先端の5Gネットワークソリューションの開発をリードしています。
T-Mobile for Business Groupのカリー・フィールド社長は、「SailGPとのパートナーシップは、当社の業界をリードするソリューションを紹介するのに最適なプラットフォームです。当社の5G 高度ネットワークソリューションの発売により、T-Mobileは新しい時代の到来を告げ、SailGPのような顧客に、実際の結果を伴うのに必要なパフォーマンスを正確に得るためのフレキシビリティを提供しています」と述べています。
SailGPのF50のレース艇は シーズン3からすべて5G に対応していきます。シーズン3ではサントロペからドバイ、コペンハーゲン、シンガポールにいたるグローバルで象徴的な会場を含め、米国のすべてのレース会場でT-Mobile5Gネットワークが導入される予定です。
なお、シーズン1、シーズン2と連続で準優勝の日本チームは今季、開幕からの数大会の欠場を余儀なくされました。スイス、カナダの2か国が今季から新規参戦したものの、新たな同一規格のF50の建造が間に合っていないため、ボートが1台足りず、日本艇をカナダに数大会レンタルすることになりました。日本チームが欠場となってしまった背景には、スポンサーからの支援が得られていないなど、経営面で苦戦している状況があります。ボートが完成次第、日本はシーズン途中から参戦予定ですが、日本セーリング界の普及、発展のためにも日本チームへのますますのご支援をお願いする次第です。
◆お問い合わせ◆
ジャパン・セールGPチーム COO 早福和彦(そうふくかずひこ)
ksofuku@sailgpjpn.com
セールGP日本語サイト
https://ja.sailgp.com/#l
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