Snowflake、「Japan Data Drivers Awards」を発表
データ・コラボレーションの未来を再構築するリーダーを表彰

2025年6月25日- AIデータクラウドを提供するSnowflake合同会社(所在地:東京都中央区、社長執行役員:東條 英俊)は、第5回「Japan Data Drivers Awards」を発表しました。
Japan Data Drivers Awardsは、業界全体でデータクラウドによる可能性を高めた Snowflakeの顧客を表彰する最高レベルのアワードです。データを利活用することで困難な課題を解決した企業や、データドリブンによって組織内だけでなく地域や社会に貢献している企業を表彰しています。
Japan Data Drivers Awardsの各賞は以下の通りです。
株式会社NTTドコモ(所在地:東京都千代田区)
受賞部門:DATA DRIVER OF THE YEAR
Data Drivers Awardsにおいて最上位である「Data Driver of the Year」では、データドリブンの意味を完全に体現している企業を表彰します。綿密な計画により導入されたデータおよびAI戦略が、どのようにイノベーションを促進し、ビジネスの生産性を高め、カスタマーエクスペリエンスを強化するかを示す輝かしい事例となります。
受賞理由
NTTドコモは、日本最大の通信事業者として、通信およびdポイントなどを含むスマートライフ事業のデータをSnowflakeに統合し、柔軟なリソース管理とコスト最適化を可能にする分析・マーケティング基盤DICEを構築しています。またビジネス部門の社員がStreamlitや各種分析ツール等を活用し、現場主導型で日常的なデータ分析と意思決定ができる環境を整えています。
さらに、モバイルネットワークに関するビッグデータ基盤IDAPをSnowflake上に集約し、ネットワーク部門の社員が通信品質の改善や保守業務を日常的に実施できる仕組みを構築しました。また、Snowflake Internal Marketplaceを通じて、モバイルネットワークの通信品質や運用に関するデータを流通・可視化し、データ利活用の高度化を推進しています。これらの取り組みにより、NTTドコモは全社的なデータ駆動型経営を加速させ、業界における新たなスタンダードを創出したことが評価され、APJ地域における先進事例としても認められました。
受賞コメント
株式会社NTTドコモ
R&Dイノベーション本部サービスイノベーション部部長 梅澤 良夫 氏
このたびSnowflakeのAPJ地域に加え日本においても『Data Drivers of the Year』という最高賞を受賞し、大変光栄です。当社は通信事業とスマートライフ事業から生成される膨大なデータをSnowflake上で効率的に活用し、業務プロセスの高度化と運用品質の向上を実現してまいりました。今後も引き続き、データドリブンな企業文化を推進し、イノベーションの創出とカスタマーエクスペリエンスの強化に努めてまいります。
株式会社ぐるなび(所在地:東京都千代田区)
受賞部門:AI Innovator
「AI Innovator」では、AIの急速なイノベーションに迅速かつ俊敏に対応した組織を表彰します。受賞企業は、AIユースケースを実稼働環境に実装し、定量化された明確なインパクトをビジネスにもたらしている必要があります。
受賞理由
ぐるなびは、従来活用していた他社クラウドベースのデータ分析基盤からSnowflakeへの全面移行を果たし、コスト削減と運用効率の大幅な向上を実現しました。コンピュートとストレージの分離により、柔軟なリソース管理が可能となり、システム全体の安定性と拡張性も飛躍的に強化されています。さらに、Streamlit in Snowflakeを活用した社内アプリケーションの内製化を推進するとともに、Cortex Analystの導入により、業務部門によるセルフサービス型の分析基盤を構築。全社的なデータ活用の民主化を力強く加速させている点が高く評価されました。
受賞コメント
株式会社ぐるなび CTO 岩本 俊明 氏
「AI Innovator」部門での受賞、大変喜ばしく思います。生成AIの持つ可能性と弊社の豊富なデータを融合し、Snowflakeを軸としたデータ基盤構築でサイロを解消、データの価値を最大限に引き出せる体制を整えました。さらに、生成AI活用により、長年培った実績を進化させた次世代のぐるなびを目指します。今後は業務活動へのAIエージェント戦略を推進し、イノベーションを加速しながら、ビジネスの更なる飛躍を実現してまいります。
株式会社静岡銀行(所在地:静岡県静岡市)
受賞部門:Innovation in Data Analytics
「Innovation in Data Analytics」では、自社のデータ資産の価値を最大限に高めている企業を表彰します。 受賞企業は、明確で綿密に練られたアナリティクス戦略を持ち、サイロを解消して強力な ビジネスインサイトを獲得し、組織をパワーアップすることができます。
受賞理由
静岡銀行は、明確かつ綿密に設計されたアナリティクス戦略を基盤に、卓越したビジネスインサイトの創出と、業務の高度化・効率化を同時に実現する優れた成果を上げています。さらに、静岡銀行は顧客や営業情報をはじめとする、幅広い業務データ活用に向けた統合データプラットフォームの構築に取り組んでおり、高水準なセキュリティにも十分配慮しながら、お客さまの経営環境の変化に柔軟に対応し、最適な提案を支援する仕組み作りを進めています。こうした先進的な取り組みは、地域金融機関におけるデータ利活用と生成AI活用の新たなモデルケースであり、その革新性と実践力が高く評価されました。
受賞コメント
株式会社しずおかフィナンシャルグループ 執行役員 グループCIO
株式会社静岡銀行 常務執行役員
静銀ITソリューション株式会社 代表取締役専務執行役員 鈴木 統也氏
「Innovation in Data Analytics」部門での受賞を光栄に思います。しずおかフィナンシャルグループは、データ分析・活用プラットフォーム「S-hare(エスハレ)」の整備、システム基盤のクラウド化、ゼロトラストセキュリティの構築など、最新テクノロジーを駆使し、お客さまへの安心・安全の提供と持続可能な経営基盤の整備を進めています。このたび、地域金融機関におけるデータ利活用と生成AI活用の新たなモデルケースとして、革新性と実践力が認められたことは大きな自信となりました。今後も、お客さまの信頼に応え、経営環境の変化に柔軟に対応できる仕組みづくりに取り組んでまいります。
CCCMKホールディングス株式会社(所在地:神奈川県横浜市)
受賞部門:Data Collaboration
「Data Collaboration」では、自社の組織、エコシステム、世界全体でコラボレーションを行い、データアセットの価値を最大化している企業を表彰します。 データとアプリシェアリングを活用し、これまでアクセスできなかったデータに対して、より迅速かつ安全にビジネス成果を生み出します。
受賞理由
CCCMKホールディングスは、1億3,000万人規模のVポイントのデータをSnowflakeのセキュアな基盤に集約し、データ活用の高度化に継続的に取り組んできました。ポイント統合を契機としたグループ内外のデータ連携の加速、多様なパートナー企業との協働による先進的なコラボレーション、さらにAIクラウドの構築を推進することで、業界の枠を超えた新たな価値創出を実現しています。これらの取り組みは、データを核とした企業変革をけん引する先進事例として高く評価されました。
受賞コメント
CCCMKホールディングス株式会社 取締役 撫養宏紀 氏
このたびは「Data Collaboration」部門での表彰、誠にありがとうございます。弊社は、1億3,000万人規模のVポイントのデータをSnowflakeのセキュアな基盤に集約し、プライバシーを最優先とした厳格な管理体制のもとで運用してまいりました。CCCMKホールディングスだけでなく、CCCグループ会社のカルチュア・エクスペリエンス、Catalyst・Data・PartnersそれぞれにSnowflakeを基盤とした分析サービスをクライアント企業へ提供し、また多様なパートナー企業とデータの相互活用による先進的なコラボレーションを推進してまいりました。今後も多様な企業との連携をさらに深め、業界の枠を超えたデータ活用の高度化による新たな価値を創出し、社会に貢献してまいります。
株式会社JERA(所在地:東京都中央区)
受賞部門:Data for Good
「Data for Good」では、データとAIを使用して世界にポジティブなインパクトを与えた企業を表彰します。受賞企業には、人道的な問題の解決や社会的インパクトの促進(ヘルスアウトカムの改善、人権の保護、サスティナビリティの推進、教育の改善、環境負荷の低減など)に有意義な方法でデータとアナリティクスを使用するという明確な義務があります。
受賞理由
「世界のエネルギー問題に、最先端のソリューションを提供する」というミッションのもと、JERAはデータの力を活用して社会および業界にポジティブなインパクトをもたらしました。特に、発電所の運転・保守(O&M)業務をデジタル化し、従来の働き方を抜本的に見直すことで、業務の効率化と省人化を実現する「デジタルパワープラント(DPP)」の構築を推進。サステナビリティとデータ利活用を融合させたこの先進的な取り組みは、産業界における新たなスタンダードを創出するものとして、高く評価されました。
受賞コメント
株式会社JERA 常務執行役員
Chief Information Officer (CIO) 兼 Chief Information Security Officer (CISO)
行徳セルソ氏
このたび、「Data for Good」部門での受賞という栄誉にあずかり、大変光栄に存じます。
JERAは本年、設立10周年という節目を迎えました。これまでの歩みの中で、私たちはプラントのIoTデータをはじめとする多様なデータを広範に活用し、業務の高度化と新たな価値創出に取り組んでまいりました。
「世界のエネルギー問題に最先端のソリューションを提供する」というミッションのもと、データの力を最大限に引き出し、社会とエネルギー業界の発展と課題解決に貢献することを目指してきた私たちにとって、今回の受賞はその取り組みが評価された証であり、大きな励みとなります。
今後も、データとテクノロジーを積極的に活用し、持続可能な未来の実現に向けて、さらなる挑戦を続けてまいります。
イオン株式会社(所在地:千葉県千葉市)
CTO 山﨑 賢 氏
受賞部門:Data Executive of the Year
「Data Executive of the Year」では、明確に定義されたデータおよびAI戦略を組織内で開拓しているシニアリーダーを表彰します。受賞者は、データとAIに関する目まぐるしく変化するイノベーションに適応するリーダーシップと俊敏性を発揮、将来に向けて堅牢で安全かつスケーラブルなデータ基盤を構築することができます。
受賞理由
日本最大級の小売グループであるイオングループは、300社を超える事業会社のデータを活用し、グループ内外の連携強化を目的に、グループ共通データ基盤のコラボレーションレイヤーとしてSnowflakeを採用しました。すでに複数のユースケースでSnowflakeが活用されており、事業会社間のデータ共有やグループ外パートナーとの協業においても重要な役割を果たしています。その中で山﨑氏は、企業全体におけるデータの価値最大化と、サイロ化されたデータの解消を牽引しており、その活動が高い評価を得ました。
受賞コメント
イオン株式会社 CTO 山﨑 賢 氏
この度、「Data Executive of the Year」にお選びいただき大変光栄に思います。弊社は日本最大の小売企業として広く認知いただいておりますが、社内のデータの多くはサイロ化され、データの共有や統合に対してのオーバーヘッドに都度苦労をしていました。イオンのCTOとして、データを統合することは最も重要なミッションであり、その為の仕掛けとしてSnowflakeを導入し、今後の連携の第一歩を進めたことは、イオングループにとって大きな価値があることだと認識しています。国内の大企業においては、類似のサイロ化のケースが多くあると聞きます。そういった会社に対して事例を共有するという意義においても今回の受賞を喜ばしく思っております。
トヨタ自動車株式会社(所在地:愛知県豊田市)
開発・製造IT推進部 リードアーキテクト 川嶋 真希 氏
受賞部門:Data Hero of the Year
「Data Hero of the Year」では、戦略的リソースとしてデータとAIの利活用を促進し、組織内でテクノロジーの先駆者として行動した個人を表彰します。このアワードは、アカウント内でのSnowflakeデータクラウドの展開と拡大において主要なチャンピオンとして行動した個人を表彰することを目的としています。
受賞理由
川嶋氏は、EDP(Enterprise Data Platform)をはじめとするSnowflake関連プロジェクトをリードし、組織全体のデータ基盤強化に大きく貢献しました。さらに、次期データプラットフォームの構築に向けた新たなアーキテクチャの検討にも積極的に取り組み、技術と戦略の両面から変革を推進しています。加えて、地域ユーザー会の活動を主導し、Snowflakeユーザーの拡大や企業間の連携促進にも寄与。こうした取り組みは、自組織の枠を超えてコミュニティ全体に価値をもたらすものであり、Snowflakeエコシステムの成長において欠かせないリーダーシップとして高く評価されました。
受賞コメント
トヨタ自動車株式会社 開発・製造IT推進部 リードアーキテクト 川嶋 真希 氏
「Data Hero of the Year」を受賞できたことを大変光栄に思います。私は3年以上Snowflakeを利用しており、3年前にはクラウドに関する知識がほとんどない状態からスタートしました。Snowflakeとの出会いは、私たちのデータの風景を大きく変えるものでした。この3年間、Snowflakeの進化とともに、弊社のデータ基盤も飛躍的に成長しました。データが一箇所に集約され、日々活用されるようになることで、私たちの仕事の文化も進化を遂げています。
しかし、ビジネスユーザーの意識を変えるという真のデータ活用は、3年経った今でも弊社の現場目線では十分に達成されていない状況です。この難局を乗り越えるために、国内外の事例を共有できるSnowflakeのエンジニアやコミュニティの仲間がいることは、私にとって大きな支えとなっています。これからも共に成長し、データの力を最大限に活かしていきたいと思います。
(参考:2024年のData Drivers Awardsについてはこちらです)
(参考:2025年のアジア太平洋および日本地域受賞企業はこちらです)
Snowflakeについて
Snowflakeは、簡単かつ効率的で信頼性の高いエンタープライズAIを実現します。世界最大規模の数百の企業を含めた11,000を超える世界中のお客様が、SnowflakeのAIデータクラウドを利用して、データ共有、アプリケーション構築、AIによるビジネス強化を実践しています。エンタープライズAIの時代が到来しました。詳しくは、snowflake.com/ja(ニューヨーク証券取引所:SNOW)をご覧ください。
© 2025 Snowflake Inc All rights reserved. Snowflake、Snowflakeのロゴ、および本書に記載されているその他すべてのSnowflakeの製品、機能、サービス名は、米国およびその他の国におけるSnowflake Inc.の登録商標または商標です。本書で言及または使用されているその他すべてのブランド名またはロゴは、識別目的でのみ使用されており、各所有者の商標である可能性があります。Snowflakeが、必ずしもかかる商標所有者と関係を持ち、または出資や支援を受けているわけではありません。
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