KIIが3Dプリント型枠で建築を革新するDigitalArchiに追加出資
建築業界の環境負荷低減と生産性向上を実現する3Dプリンタ製樹脂型枠技術の実用化へ
慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)は、慶應義塾大学発スタートアップであるDigitalArchiに対して追加出資をいたしました。DigitalArchiは今回の増資により、総額約3.5億円の資金調達を実施し、人材獲得と技術開発をさらに加速し、建築現場への価値提供を本格化させていきます。
慶應イノベーション・イニシアティブ(本社:東京都港区、代表取締役社長 山岸広太郎、以下 KII)は、弊社が運営するファンドより、慶應義塾大学スタートアップである株式会社DigitalArchi(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役 松岡 康友、以下 DigitalArchi)に対して第三者割当増資による出資をいたしました。KIIは本出資ラウンドをリードし、他の出資者からの調達も含め今回の第三者割当増資によるDigitalArchiの調達額は総額3.5億円となります。
◆コンクリート型枠の低価格化・短納期化・複雑形状対応を実現する3Dプリンタ製樹脂型枠の製造体制と技術開発を加速
DigitalArchiは2023年6月の創業から1年余りの間にMVP製作とPoCを重ね、建築現場、及びプレキャストコンクリート製造現場における3Dプリンタ製樹脂型枠の確かな需要の存在確認と、現場にとっての真の課題解決となるために必要な開発要素の特定を進めた結果、多数のプロジェクトを受注するに至りました。
今回の資金調達により、獲得したプロジェクトに応えられる体制を構築するための人材獲得、及び3Dプリンタ製樹脂型枠の製造体制と技術開発を加速させて参ります。
■会社概要
会社名 :株式会社DigitalArchi
所在地 :神奈川県鎌倉市
代表者 :代表取締役 松岡 康友
設立 :2023年6月
事業内容:建築用コンクリート型枠、内装部材、什器の設計、製造、販売 、廃プラスチックの回収、再生・処理、リサイクル商品の販売 など
URL :https://www.digital-archi.com/
◆慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)について
KIIは、2015年12月に、主に慶應義塾大学の研究成果を活用したスタートアップを支援するため創設されました。また、2020年1月からは、「その研究が、その発明が、そのイノベーションが、社会を変えるまで。」をミッションに、シード・アーリーステージからのリード投資を中心とした、デジタル・テクノロジーによる社会の革新や、医療・健康などの課題解決に取組むすべてのアカデミア発スタートアップに対して、研究の社会実装と社会課題の解決を支援してきました。
2023年10月には、大学VC初のインパクトファンド「KII3号インパクトファンド」を設立し、「すべての人が、健康で、幸福な人生を達成出来る社会(生涯現役社会)の実現」を目指すと同時に、アカデミア発スタートアップにインパクト投資を行うことにより、金銭的なリターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的・環境的インパクトの創出を目指します。
<KIIの概要>
商号 :株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(Keio Innovation Initiative, Inc.)
事業内容:大学発技術系ベンチャー企業の育成、ベンチャーキャピタルファンドの運営
資本金等:1億円(資本準備金5000万円を含む)
代表者 :代表取締役社長 山岸広太郎
URL :https://www.keio-innovation.co.jp
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