フルスピードがトライバルメディアハウス、ガイアックスの事業責任者による海外SNSプロフェッショナル座談会を実施
~グローバル展開でも『伝わる』ソーシャルメディアマーケティング~
アドテクノロジー&マーケティングカンパニーの株式会社フルスピード(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:友松功一)は、マーケティングデザインカンパニーの株式会社トライバルメディアハウス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:池田紀行)とシェアリングエコノミー事業やブロックチェーン事業を展開する株式会社ガイアックス(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:上田祐司)の3社は、ソーシャルメディアマーケティング事業を統括する事業責任者から、日本企業の海外SNS活用をテーマにインタビューを実施しました。
インタビュー全文は下記のURLをご覧ください
http://growthseed.jp/symposium-overseas-sns
国内から海外に向けてSNSを活用した情報発信に必要なのは、外国語対応だけではありません。対象国のSNS利用状況の分析や、特性を踏まえた長期的な運用プランニングなど、検討するべき要素は多くあります。また企業内の運用ノウハウやスキル不足などが課題となり、思うようにSNS活用が進んでいないという現状があります。
当座談会はソーシャルメディアマーケティングにおける代表的企業3社が、SNSコンサルティングにおける運用方針の違いと共通項を明らかにすることで、国内企業が世界各国のSNSを活用して適切なプロモーションを実施する際のヒントになることを目的としています。
座談会の概要を一部ご紹介します。
トピックス①:高まる日本から海外への発信需要。中国、ASEAN、イスラム地域にまで。
今まで国内向けのSNSマーケティングを行っていた企業が国外への発信も積極的に行う状況へと変化しているなど、海外SNSに関する相談件数は増加しています。3社それぞれの現状をお聞きしました。
[座談会からの抜粋]
田中「自動車、化粧品、家電といった業種のクライアントから依頼をいただいています。中国・香港・台湾などの周辺諸国よりも、ASEAN地域や英語圏からのご相談が目立ちます。」
管「エンタメ系をはじめ、海外不動産やメーカー、アニメやオタク系などの商材が中心です。日本に比べ海外のFacebook広告単価は安くて非常に効率も良く、成果も出ています。」
米村「量販店・ホテル・観光地など中国・香港・台湾向けのインバウンド需要が圧倒的に多いです。最近はアメリカや東南アジア向けの越境ECの相談やイスラム圏向けの依頼もあり、特にUAEではInstagramがとても流行っています。」
アジア地域のSNSではコメント欄で物が売れていく、という興味深い話もありました。
トピックス②:運用ノウハウを持ち、その国の文化風習を理解した人材をみんな探しています。
2017年7月に当社が実施したアンケートの結果によると、海外SNSを検討している企業にとって、外国語対応やSNS運用のスキル不足などのリソース不足が大きな課題となっていることがわかりました。各社が企業から実際はどうなのかをお聞きしました。
[座談会からの抜粋]
管「現地の文化を理解している担当者がいないと不安だ、という声を聞いたことがあります。また、責任(を持っていること)はもちろんですが、配信の方法やマナーなどのノウハウも持っている人材がいいですね。ただこの2つのスキルを両方持っている人を見つけるのは本当に難しいです。」
田中「例えば「東南アジア」や「中国」と一言で言っても、それぞれの国や地域で異なる文化があります。それをひとくくりにできないため、非常に難しいところだと思います。」
このような課題解決のためにルール整備やガイドライン作成などの依頼も大変多いのが現状です。運用だけではなく、企業に入り込んだコンサルティングが必要とされている状況を各社が感じていました。
トピックス③:日本は遅れているかもしれない、各国のSNSの使い方から見えるものとは。
世界のSNS利用状況に関する資料を参考に、各国どのようにSNSを利用しているのかを実際に感じた事を現場の視点をお聞きしました。
[座談会からの抜粋]
米村「中国ではもはや小銭を持ち歩いてないと聞きます。日本は世界から遅れているんじゃないかなという危機感が沸きます、日本人ってあんまりそういう意識ないですけど。日本は意外と情報がクローズなのかもしれないですね。」
独自のSNS網が普及している中国のみならず、各国で普及、発展しているSNSはその国の特性を表していると言えます。
トピックス④:使い方が違うように、発信に対する反響も国ごとに全く異なります。
日本とアメリカでは同じクリエイティブを使っても結果が全く異なるという事実が。ここでは、海外SNS運用の注意点やポイントを、各社の運用実績から得た具体的な事例を踏まえてお話しいただきました。
[座談会からの抜粋]
管「アメリカで非常に反応が良かったクリエイティブは日本では全然反響がありませんでした。同じコンテンツでも見せ方の違いが大事だなっていうのは運用していても感じます。」
田中「SNSといえども、その他のマーケティングコミュニケーションと同じ戦略ですから。誰にどのような目的でなにを伝えたいかというのは、どのプラットフォームがうまくブランドメッセージを伝えるのに適しているか次第だと思うんです。」
このように地域の文化はもちろん、宗教、習慣などにも配慮した発信が必要です。
トピックス⑤:失敗しない「海外SNS運用」とは?
SNSを「情報発信ツール」ではなく「コミュニケーションツール」として意識することが成功への大きなポイントになることがわかりました。それを踏まえて、海外SNS運用で想定しておくべきリスクやアドバイスについてお聞きしました。
[座談会からの抜粋]
田中「「何のために」SNS運用をして「誰に対して」コミュニケーションをしていくのかといったコンセプトやコンテンツがしっかり決まっていれば、あとは国の文化やSNSに対する姿勢に合わせて運用していくだけだと思います。」
米村「どう組み合わせたら最適な結果に近づけるかを考えて使う事が大事です。ブランディングもコミュニケーションもコンバージョンもできるのがSNSのいいところかなと思います。」
管「今、企業アカウントからの発信は結構リーチも厳しくなっているので、一般のユーザーを巻き込んだマーケティング活動が大事だと思っています。」
「SNSで発信する」事を目的とせずに「誰に向けて」「何のために」といった目的をきちんと意識した運用が成功のカギになるようです。
トピックス⑥:SNS、こんな素晴らしいツールはない!恐れず一緒にチャレンジしましょう。
最後に、今後ソーシャルメディアマーケティングを実施するうえで、押さえておくべき重要なポイントを教えていただきました。
[座談会からの抜粋]
米村「これから海外向けのプロモーションを始めるのであれば、入口は絶対にSNSが良いと思います。まずはSNSで試してみて、うまくいけば次に現地の様々な手法を試してみればと思います。」
管「目的をしっかり持って!と言うような話もしたんですけど、挑戦しやすい施策でもあると思います。ですから恐れすぎることも無く、試行錯誤しながら始められるのではないかなと。」
田中「スマートフォンのトップ画面に並ぶ主要アプリのような「人のいる場」でどういったコミュニケーション活動を行っていくかが非常に大事だと思います。」
2020年のオリンピックイヤーを見据えて、インバウンド需要は今まさに右肩上がりに急増しています。ソーシャルメディア運用の第一線に立つ我々にとって、まさにこれからが勝負です。当社は今後も海外SNS運用に関する情報発信やノウハウ提供を積極的に行い、インバウンド事業の発展に貢献してまいります。
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インタビュー全文
http://growthseed.jp/symposium-overseas-sns
参考資料
フルスピード「海外SNSに関するアンケート調査レポート」
http://www.fullspeed.co.jp/press/wp-content/uploads/2017/07/fullspeedreport20170726.pdf
WORLD MAP OF SOCIAL NETWORKS
http://vincos.it/world-map-of-social-networks/
【当リリース・取材に関するお問い合わせ】
株式会社フルスピード
経営戦略室 松本・竹本
TEL : 03-5728-4460(代表) FAX : 03-5728-4461
E-Mail : press@fullspeed.co.jp
【株式会社フルスピード 会社概要】
設 立 : 2001年1月4日
資 本 金 : 898百万円 (2017年4月末日現在)
代 表 者 : 代表取締役社長 友松功一
従業員数 : 連結 326名 単体 230名 (2017年4月末日現在)
事業内容 : アドテクノロジー事業
インターネットマーケティング事業
その他
所 在 地 : 東京都渋谷区円山町3-6E・スペースタワー8階
U R L : http://www.fullspeed.co.jp/
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