issue+designとテオリア・テクノロジーズが協働、認知機能タイプチェック「認知症世界の歩き方 MNTI」をリリース

〜自分の認知機能を知り、認知症を“特別なもの”ではなく“自分ごと”として捉える第一歩に~

issue+design

特定非営利活動法人イシュープラスデザイン(東京事務所:東京都文京区/代表:筧 裕介、以下issue+design)は、テオリア・テクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役CEO:坂田 耕平、以下 テオリア)と協働し、自分の認知機能タイプをチェックできるWebサービス「認知症世界の歩き方 MNTI(My Ninchi-kino Type Indicator)(以下MNTI)」の提供を開始しました。

issue+designは認知症のある方100名のインタビューをもとに、認知症のある方の見ている世界への想像を促す「認知症世界の歩き方」プロジェクトを運営しています。

▶︎「認知症世界の歩き方」https://issueplusdesign.jp/dementia_world/

テオリアは、認知症に関する様々なソリューションや人々をつなぐ「認知症プラットフォーム」の構築を事業の核とし、ひとつのサービスとして認知症についての知識や制度、セルフチェックの方法などの認知症に関するあらゆる情報が集約された認知症ポータルサイト「テヲトル」を運営しています。

▶︎認知症ポータルサイト「テヲトル」https://theotol.soudan-e65.com/

異なる角度から認知症への偏見・誤解をなくすべく活動してきた両社が、認知症をある無しという二元論ではなく、誰もがなりうる「自分ごと」として捉え、共に幸せに暮らせる社会の実現のため、今回サービスの協働開発に踏み切りました。

認知機能タイプチェック「認知症世界の歩き方 MNTI」とは?

「MNTI」は30問の質問に答えるだけで、記憶・注意・実行・五感など10の領域から自分の認知機能の傾向を可視化できるWebサービスです。

▶︎「認知症世界の歩き方 MNTI」 https://issueplusdesign.jp/dementia_world/mnti/

「認知症世界の歩き方」の世界観を取り入れ、結果は“旅”の形式で表示されます。自分の認知機能の凸凹が「認知症世界のスポット」として表現され、自分自身を旅人に見立てながら理解できる設計になっています。単なる知識の提示にとどまらず、認知機能タイプに応じた特性、直面するハプニング、特性との上手な付き合い方など日常生活のヒントも提供。楽しみながら自分の認知機能の特徴を知ることで、「自分にも似た経験がある」と気づき、認知症の人を特別視せずに理解するきっかけをつくります。

利用方法

「認知症世界の歩き方 MNTI」は、スマホやタブレット、パソコンから使えます。自分の顔写真の撮影を行い、30問の簡単な質問に答えるだけで、すぐに結果が見られます。撮影した写真は、生成AIが作った旅人の顔のイラストになり、結果をSNSでシェアしたり、メールで保存することもできます。

本サービスは、「テヲトル」の監修者の1人であり、issue+designが主催するゼミ等にも出演してくださっている、認知症専門医の内田直樹先生の監修を受けています。

監修医師からのコメント

内田直樹先生

認知症専門医。医療法人すずらん会 たろうクリニック院長、精神科医、医学博士。

書籍『認知症世界の歩き方』は、認知症の人の体験世界を描き、重症像に偏りがちなイメージを変えることに貢献しました。
今回のMNTIは、自分の認知機能の傾向を知り、認知症を"自分ごと"として捉える入口です。認知症は老化の一部であり誰にでも訪れるものです。
このサービスが、認知症を正しく知り、一人ひとりが自分らしく生きるための備えに繋がることを期待しています。

イベント出展情報 

本サービスは、神奈川県大和市にPR協力をいただき、2025年9月25日(木)大和市文化創造拠点シリウスにて開催される「認知症講演会」にMNTI体験ブースを出展します。
https://www.city.yamato.lg.jp/gyosei/soshik/60/ninchisho/jyourei/activity/24681.html

MNTIにご興味のある方は、ぜひお越しください。

開発・運営

■issue+design 

「社会の課題に、市民の創造力を。」を合言葉に、2008年から始まったソーシャルデザインプロジェクト。市民・行政・企業が参加し、地域・日本・世界が抱える社会課題に対して、デザインの持つ美と共感の力で挑む。東日本大震災のボランティアを支援する「できますゼッケン」、妊娠・出産・育児を支える「親子健康手帳」、人との出会いを楽しむ旅のガイドブック「Community Travel Guide」、300人の住民とともに地域の未来を描く「高知県佐川町 みんなでつくる総合計画」、認知症の方が生きる世界を見える化する「認知症世界の歩き方」他、行政や企業とともに多様なアプローチで地域が抱える課題解決に挑むデザインプロジェクトを多数実施中。 

https://issueplusdesign.jp/

 ■テオリア・テクノロジーズ株式会社について 

テオリア・テクノロジーズは、「認知症との向き合い方を、テクノロジーで変えていく。」をミッションに掲げ、エーザイグループの一員として認知症という社会課題の解決を目指しています。認知症の当事者やご家族、医療関係者との対話から得た膨大な知見とAIなどのテクノロジーを掛け合わせ、健常・未病時の備えから診断後のケアまで、一貫して認知症に関する事業に取り組んでいます。 

https://theoriatec.com/

取材・プレスリリースに関するお問い合わせ先

 特定非営利活動法人イシュープラスデザイン 

認知症世界の歩き方 MNTI担当:宮崎

 info@issueplusdesign.jp

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会社概要

URL
http://issueplusdesign.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都文京区千駄木2-40-12
電話番号
-
代表者名
筧裕介
上場
未上場
資本金
-
設立
2015年06月