世界最大級の女子中高生向けアプリ開発コンテスト「Technovation Girls 2026」参加者募集開始
〜ファイナリストは米国・シリコンバレーでピッチ!テクノロジー教育 × 起業家精神 × グローバルマインドをここで手に入れよう!〜
特定非営利活動法人Waffle(東京都港区、理事長:田中 沙弥果、以下Waffle)は、次世代のテックリーダーを育成する国際的なアプリ開発コンペティション「Technovation Girls 2026」への日本国内出場者を募集します。本日より、日本リージョン公式ウェブサイトにて参加申込を開始します。

Technovation Girlsは、米国・STEM教育NPO「Technovation」が主催する、女子(*1)を対象とした世界最大級のテクノロジー教育プログラムです。
本プログラムの大きな特徴は、プログラミングの経験がない初心者でも参加ができる点や、ロールモデルとも言える第一線で活躍するビジネスパーソンによる伴走支援が受けられる点です。参加者は、社会課題の解決を目指すアプリの開発を通じて、ITスキルや起業家精神などを身につけることができます。
Waffleは、日本公式アンバサダーとして、日本国内からの出場者の支援を行う独自のプログラムを提供しています。
◾️日本国内の独自プログラムの内容
Technovation Girlsは、女子がITに触れる機会を増やし、次世代の多様なリーダーの育成につながる取り組みです。特に地方では、ITに触れる機会やロールモデルと出会う機会が少なく、進路や職業に対するイメージが湧きにくいことが、中高生が理工系進路に興味を持ちにくい要因の一つとなっています。これらの課題を解決するために、Waffleは日本出場者向けに独自の支援プログラムを展開しています。
参加者は最大5名のチームを組み、6ヶ月間にわたり、自ら設定した社会課題をテクノロジーで解決する方法について検討していきます。その成果物として、アプリと事業計画を作成し、米国で開催されるグローバルコンペティションに応募します。またプログラム中には、テクノロジー業界で活躍する女性起業家やエンジニア、ビジネスパーソンに触れる機会も積極的に設けていきます。
さらに、グローバルコンペティションとは別に、日本国内の独自プログラムとして、公式ピッチイベントを2026年6月に開催する予定です。スタートアップの起業家がアクセラレーターや投資家にプレゼンテーションするのと同様に、事前審査で選抜されたチームがスポンサー企業の審査員にアプリと事業計画をプレゼンし、評価を受けることができます。
日本独自プログラムの参加者は、以下の支援を受けることが可能です。
・ビジネス開発講座:ビジネスの基礎を学び、起業体験を支援します。
・アプリ開発講座:プログラミングや生成AIなど、最新の技術を学ぶ機会を提供します。
・AI応用講座:AI実装をサポートする専門メンターによる指導を提供します。
・伴走支援:第一線で活躍するビジネスパーソンや、TA(ティーチングアシスタント)/メンターによる指導を受けることが可能です。
・パソコン・Wi-Fi機器の貸し出し:プログラムの参加に必要な機器の貸し出しを行います(自宅に使用できる機器がない方を対象としています。詳細は、本プログラム申込後にお伝えします)。
◾️募集要項(最新の情報は、日本リージョン公式ウェブサイトをご覧ください)
1. プログラム概要
・名称:Technovation Girls 2026
・主催:米国・Technovation
・日本国内公式アンバサダー:特定非営利活動法人Waffle
・日本国内プログラム・公式ピッチイベント後援:文部科学省
・参加費用:無償
・応募締切:2025年11月23日(日)23:59(日本時間)
・事前説明会(オンライン):10月19日(日)・25日(土)、11月2日(日)・16日(日)
・日本国内スポンサー(2025年10月1日現在、順不同):
<スペシャルスポンサー>
レノボ・ジャパン合同会社
<ゴールドスポンサー>
株式会社日本総合研究所
2. 参加条件
・世界を変えるために、成長する意欲があること。
・2025年12月1日時点で13歳以上、かつ2026年8月1日に18歳以下である中高生。
※米国「Technovation Girls」への応募条件は8歳以上ですが、今回、すべてオンラインでの実施となるため、Waffleでは中学生以上を対象としています。
・2025年12月〜2026年2月中旬に行われる7日間のアプリ開発講座と4日間ビジネス開発講座(合計30時間程度)に参加できること。
・2026年1月〜5月の5ヶ月間に週5時間ほど、オンライン環境での活動時間を確保できること(日本公式ピッチイベントでファイナリストに選出された方は、6月中旬まで活動が続きます)。
・日本在住で日本語が話せること(国籍・人種などは問いません)。
・女性およびジェンダーマイノリティの方(*2)。
・日本全国から集まった仲間と作り上げたビジネスを、最終的に首都・東京で起業してみたいという意欲やモチベーションを持つ方を大歓迎します!
◾️2026年度プログラムの新機能・強化ポイント
1. AI教育の本格導入
2026年度は、アプリ開発講座内でAI応用講座を新設し、AI実装をサポートする専門メンターを配置します。参加者は、最新のAI技術を活用したアプリ開発を学ぶことができます。これは、Technovation米国本部の審査基準に2025年から「プログラムを通したAIの学び」が追加されたことを受けて、グローバルでAI教育が加速する中、日本の女子中高生にもAI技術に触れる機会を積極的に提供していく取り組みです。
2. 全国の女子中高生をエンパワーメントする対面の機会を拡充
本プログラムは、オンラインでの参加を基本としていますが、2026年度は全参加者を対象とした対面フィードバックイベントを地方でも開催予定です。テクノロジーに触れる機会や理工系のロールモデルと出会う機会が少ない地方の女子中高生にも、より多くの学びと刺激の場を提供します。また、夏休み期間中には、日本公式ピッチイベントのファイナリストを対象とした企業・大学訪問ツアーも検討中です。
3. 継続的な成長支援の強化
プログラム終了後もアプリ開発の継続を希望するチームに対して、実際のアプリのリリースまでを支援します。これにより、参加者の本格的なテックリーダーへの成長をサポートしていきます。
◾️2025年度の成果
2025年度のTechnovation Girlsには、全国44都道府県より総勢440名、88チームが参加しました(前年度:409名)。大手企業をはじめとする社会人ボランティア130名超のサポートのもとでアプリを開発し、選抜された20チームが日本公式ピッチイベントに参加。過去参加者が文系から理系に転じ、アメリカやスペインの大学(コンピューターサイエンス学部)への進学という事例も生まれ、卒業生(大学生)が後輩である参加者のメンターになるという好循環も確立されています。
▼2025年度に日本出場者が取り組んだテーマ(一部)
・認知症予防のためのAIチャット日記アプリ(文部科学大臣賞受賞)
・視覚障害者が音声操作で安全に移動できるようサポートするアプリ
・熱中症予防のための家族連動アプリ
・富士宮市の観光客のマナー問題を解決するゲーム感覚の多言語対応クイズアプリ
・若者向けの性教育・コミュニケーションアプリ
・女性乗客と女性ドライバーをつなぐ女性専用のタクシーアプリ
・災害時に水が必要な被災者と確保された水をマッチングするアプリ
▼「Technovation Girls 2025 日本公式ピッチイベント」ハイライト動画
https://youtube.com/live/qfUN0AhhJ4M
◾️関連リンク
▼「Technovation Girls 2026 日本リージョン」公式ウェブサイト
https://www.technovation.waffle-waffle.org
▼「Technovation Girls 2026 日本リージョン」申し込みフォーム
https://share.hsforms.com/1FgrggNskSKSq5DqDLQ2jswcjgs8
▼「Technovation Girls 2026 日本リージョン」事前説明会申し込みフォーム
https://share.hsforms.com/1dgMml4NTR3eo_23lN2hlHQcjgs8
▼「Technovation Girls」公式ウェブサイト(英語)
https://technovationchallenge.org/
▼スポンサー企業募集のお知らせ
Waffleでは、本イベントおよび全国からの参加者チームをご支援いただける企業スポンサーを募集しています。ご興味のある企業の方は、tg-japan@waffle-waffle.orgまでご連絡ください。
◾️Technovation Girls(テクノベーション・ガールズ)とは
Technovation Girlsは、米国のSTEM教育NPO「Technovation」が主催する、次世代の女性IT起業家の育成を目的とした、アイディア・ピッチ(プレゼン)・技術力・起業家精神の4つを競い合う10代のためのテクノロジー教育プログラムです。2025年度は、世界117か国から約33,000人が参加しています。日本では、Waffleが他の教育系NPOなどと連携しながら、世界大会への出場者を支援しています。2025年度は、全国44都道府県より、過去最多となる総勢440名、88チームが参加しました。大手企業をはじめとする社会人ボランティア130名超の支援のもとアプリを開発し、6ヶ月間のプログラムを経て、選抜された20チームが日本公式ピッチイベントに参加しました。
◾️特定非営利活動法人Waffle(ワッフル) https://waffle-waffle.org
誰もがテクノロジーの世界で活躍できる社会の実現を目指し、女性のエンパワーメントと社会構造そのものの変革に取り組むNPO法人。中高生を対象とした無料のWebサイト制作コース「Waffle Camp」や、国際的なアプリ開発コンテスト「Technovation Girls」への日本国内出場支援、企業と連携した各種イベントの開催、大学生・大学院生向けキャリア支援・テック教育プログラム「Waffle College」など、多様な教育プログラムを展開している。さらに、「経済財政運営と改革の基本方針(通称:骨太の方針)」をはじめとする政策への提言を通じて、社会構造の是正にも積極的に取り組んでいる。2020年第4回ジャパンSDGsアワード「SDGsパートナーシップ賞」受賞。主な著書に『わたし×IT=最強説』(リトルモア刊)がある。
(*1)(*2)米国・「Technovation Girls 2026」の募集要項に沿って、「Technovation Girls」に興味のあるトランスジェンダーの方はもちろん、ノンバイナリーやジェンダー・ノンコンフォーミングを自認する方で、女性向けの環境で学習したい方を対象とします。
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