育てた花が贈り物に――世代を結ぶ『はなつむぎプロジェクト』第二回開催
農園芸のイノベーションカンパニー株式会社welzo(本社:福岡県福岡市博多区/代表取締役社長:金尾佳文)は、2025年11月19日、地域の保育園・福祉施設・教育機関と連携した『はなつむぎプロジェクト』第二回を開催しました。今回も、welzoが寄せ植えプランターづくりの場をコーディネートし、めぐみ保育園の園児の皆さん、介護付き有料老人ホーム マナハウス2番館の入居者の方々、そして西日本短期大学 緑地環境学科の学生が参加しました。 会場では、久しぶりの再会に「また会えたね!」と声を掛け合う場面が見られ、 花とみどりを通じて再び繋がったあたたかな交流と学びの輪が広がりました。
■実施内容と参加者について
今回は、人にも地球にもやさしい未来につながる視点として「循環」をテーマに、2つの取り組みを行いました。
①「贈り合いの循環」~押し花しおりと園児の絵の交換~
当日の活動までに、それぞれが前回の寄せ植えで育てたお花を使い、再び会える日を心待ちにしてプレゼントを制作しました。当日は、マナハウス入居者が押し花しおり、園児が花をモチーフに描いた大きな花の絵を、互いに贈り合いました。会場では、互いの顔を見つけた瞬間にパッと笑顔が広がり、「前にも一緒に植えたよね!」「今日はこれ作ってきたよ」と自然に言葉がこぼれました。寒い朝でしたが、嬉しい笑顔や得意げな笑顔とありがとうの言葉が飛び交っていました。



交換会では、園児と高齢者の皆さんが、作品を手渡しながら笑顔で会話を弾ませる姿が印象的でした。押し花しおりと園 児の絵を贈り合うことで、世代を超えた優しさと喜びが会場いっぱいに広がりました。
②「資源の循環」~寄せ植え体験~
寄せ植え体験では、園児・高齢者・学生がテーブルを囲み、前回使用したプランターと土に、リサイクル材(※1)を混ぜる作業から始まりました。これにより、一度使用した土を無駄にせず、再び寄せ植えに活かすことができました。前回同様、プランターはもみ殻を51%使用した「もみっく」を使用。もみ殻をみせると、「本当にこれがプランターになるの?」と、驚きの声を上げていました。

(※1)リサイクル材は、使用済みの土に混ぜることで、通気性や保水性を改善し、微生物を増やして土壌を豊かにし、土の再利用を可能にするための資材です。
今回、植える花は、春先まで楽しめるよう、パンジー・ビオラ・チューリップを用意しました。各テーブルでは、色とりどりの苗を手に笑顔で植え込む姿が見られ、それぞれが好きな花を選びながら、「どこに植えようかな?」と相談し合う声や笑い声が会場にあふれ、和やかな雰囲気に包まれました。
また、西日本短期大学 緑地環境学科の学生が植え付けのコツやお世話の方法をレクチャーすると、園児や高齢者の皆さんは興味津々に耳を傾け、質問しながら楽しそうに作業していました。完成した寄せ植えを見て「きれいにできたね」とお互いに声をかけ合う様子から、植物を育てる喜びと達成感が自然に生まれていることが伝わってきました。


今回作った18鉢の寄せ植えは、9鉢が高齢者施設に、9鉢が保育園に設置され、これから地域のみんなと一緒に育まれていきます。
■参加者
・介護付き有料老人ホーム マナハウス2番館の入居者(3名)
・めぐみ保育園園児(27名)
・西日本短期大学緑地環境学科の学生・先生(4名)
・welzoグループ社員(4名)
■西日本短期大学 緑地環境学科 山本俊光准教授のコメント
「植物は、人の気持ちを落ち着かせ、世代を超えたコミュニケーションを生む力を持っています。学生にとっても、園児や高齢者の皆さまに植物の魅力を伝える経験は大きな学びになります。橋渡し役の社員の方も心があったかくなって笑顔になるところも大きな魅力です!この活動が、地域全体で花とみどりを育てる土壌づくりにつながれば嬉しいです。」
■株式会社welzo 担当者のコメント
「園芸には、人に役割を生み、喜びを循環させ、世代をつなぐ力があります。保育園・福祉施設・大学との連携により、花とみどりの価値がより広がることを実感しました。今後も地域の皆さまと一緒に、持続可能な“はなつむぎプロジェクト”の形をつくり続けていきたいと考えています。」
■「はなつむぎプロジェクト」とは
「はなつむぎプロジェクト」は、株式会社welzoが人と地球の幸せな未来づくりに向けて推進する、社会との共創プロジェクトです。花を介して人と人を“つむぐ”ことを通じて 、園芸活動をきっかけとした多世代交流を広げ、持続可能な、人にも地球にもやさしい社会づくりを目指し、以下の三つの価値を同時に育んでいくことを進めていきます。

・高齢者には、地域社会の一員として役割を実感できる機会を
・子どもたちには、高齢者と共に活動する体験を通じて、思いやり支え合う心を育む学びを
・環境面では、資源循環を意識した園芸資材の活用を通じて持続可能な暮らし方を実践する機会を
■協力団体
「はなつむぎプロジェクト」は、グループ会社のサンアンドホープや籐吉郎企画とともに取り組みました。グループ全体で力を合わせることで、多世代交流の場を温かく支える取り組みとなりました。
資材提供●株式会社サンアンドホープ:https://www.sun-hope.co.jp/
障がい者雇用を通じて、社会に貢献する家庭園芸肥料・家庭園芸用土のリーディングカンパニー
花苗提供●有限会社籐吉郎企画: http://www.toukichirou524.com/about/
植物全般の企画・生産、販売種子・培養土、その他農業資材の販売、園芸資材販売

welzoグループは、「人にも地球にも、幸せな未来を開拓する」をパーパスとし、環境・社会への配慮を重視した事業活動を推進するとともに、地域・業界を問わず多様なパートナーとの協業・共創を通じて、新たな価値の提供をしてまいります。
【株式会社welzo 概要】
食・農業を通して、持続可能な社会と人々の暮しを豊かにする商品やサービスを提供する、農業資材・家庭園芸用品・フラワー関連商品・飼肥料原料を中心に取り扱う専門商社です。2022年で創業 101 年を迎えたニチリウ永瀬は、2023年1月1日をもって、「株式会社welzo」に社名を変更。BtoB を中心としたビジネススタイルを築き、国内に24拠点を置いています。 社内外のビジネスパートナーと共創し、ITやAIの技術を活用しながら、日本が直面する課題にも積極的に取り組んでいます。

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本 社 |
福岡県福岡市博多区博多駅東1丁目 14-3 |
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代表者 |
代表取締役社長 金尾佳文 |
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設 立 |
1952年8月(創業1921年8月) |
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資本金 |
470百万円 |
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売 上 |
50,137百万円(2024年12月期) |
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事 業 |
農業資材・家庭園芸用品・フラワー関連商品・飼肥料原料を中心に取り扱う専門商社 |
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H P |
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