「サーキュラーエコノミーに関する産官学のパートナーシップ」に参画
~プラスチックケミカルリサイクルなどの技術・システムの社外連携による共創にむけて~
株式会社レゾナック(社長:髙橋秀仁)は、経済産業省が主導する「サーキュラーエコノミーに関する産官学のパートナーシップ」に参画したことをお知らせいたします。
当社川崎事業所(神奈川県川崎市)では、2003年から使用済みプラスチックを水素やアンモニアなどの化学品原料にリサイクルする「プラスチックケミカルリサイクル」(当社では「川崎プラスチックリサイクル(KPR)」と呼称)を実施しています。このKPRをはじめ、当社が保有する技術・プロセスを通じて社外のみなさまと繋がり、共創をすることで、脱炭素社会の実現など持続可能な開発目標(SDGs)の達成に今後も貢献していきます。
レゾナックは、すべてのステークホルダーとの共創により、私たちが抱えるさまざまな社会課題に対して解決を図っていきます。
■レゾナック サステナビリティビジョン2030
レゾナックは、「化学の力で社会を変える」をパーパスに掲げています。その実現のためには、経営の根幹にサステナビリティの概念を据える必要があると考え、執行体制の強化を進めています。その一環として、「サステナビリティビジョン2030」を設定するとともに、長期ビジョンの主要戦略を実行するためのサステナビリティ重要課題を特定し、社内浸透を進めています。当社は、「共創型化学会社」として、全てのステークホルダーとの共創を通じて、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。
■プラスチックケミカルリサイクル事業(KPR)とは
使用済みプラスチックを原料に、高温でガス化し分子レベルまで分解して水素とCO2を取り出しています。定常運転中に化石燃料をまったく使いません。ここで取り出された水素の一部は近隣プラントにて化学原料向けや水素ステーションにて燃料電池自動車向けに活用されます。そのほかは主にアンモニアの原料になり合成繊維、合成樹脂、化学肥料、薬品などに使われます。一方のCO2は大気中に放出することなくグループ会社でドライアイスや炭酸飲料、医療用炭酸ガス向けの原料に使用されるなど、資源循環を実現し持続可能で豊かな社会実現に向け活躍しています。レゾナックのガス化ケミカルプラントは2003年に稼働を始めましたが、20年近く長期にわたって安定運転しているガス化ケミカルプラントは世界で唯一です。
関連サイト:
サーキュラーエコノミーに関する産官学のパートナーシップについて
https://www.meti.go.jp/press/2023/09/20230912002/20230912002.html
レゾナック サステナビリティビジョン2030
https://www.resonac.com/jp/sustainability/vision
プラスチック ケミカル リサイクルについて
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