AIストーム、早稲田大学・小野田弘士教授と「環境価値×トレーサビリティ基盤」の共同研究を開始
〜中古トラック・蓄電システムの“環境価値の見える化”を推進〜
AIストーム株式会社(旧株式会社ジェクシード、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:今井俊夫、証券コード:3719)は、早稲田大学 理工学術院 小野田 弘士(おのだ ひろし)教授と、「中古トラック・エネルギー貯蔵システム等のトレーサビリティ・モニタリングシステムの開発とその効果の価値化に関する研究」に関する共同研究を開始しましたのでお知らせいたします。
本研究は、当社が展開する中古トラック事業およびエネルギー貯蔵システム(BESS)事業を対象に、
IoT・DPP(Digital Product Passport)を活用した高度なトレーサビリティ基盤を構築する取り組みと、環境価値の“見える化”と“価値評価"を目指すものです。
AIストームは、AI・IoT・GPUクラウドによる社会インフラのアップデートを成長戦略の柱としており、本共同研究はその技術基盤を一段と強化する重要なプロジェクトとなります。
◆背景:DPP時代の到来と社会インフラの透明性向上
カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの必要性が急速に高まる中、産業分野ではCO₂排出削減と資源循環の両立が急務となっています。
欧州が主導する、DPP(Digital Product Passport)は製品のライフサイクルを一元管理する仕組みとして注目されており、日本においても導入が本格化しつつあります。
こうした背景のもと、製造・物流・エネルギー分野では、製品の稼働実態の可視化や、環境負荷・再利用可能性の定量評価が求められる時代へシフトしています。
特に、物流を支えるトラックや再エネの安定運用を担う蓄電池(BESS)といった領域は、DPPの中心となる分野です。
◆当社の成長基調と研究投資の位置づけ
当社は今期決算において増収増益を見込んでおり、その成果の一部を研究開発へ戦略的に投資することで、事業拡大と技術基盤の強化を進めています。
本共同研究をはじめとした先進技術分野への投資を通じ、企業価値向上と社会課題解決の両立を目指してまいります。
◆共同研究の概要:IoT × DPP × 環境価値評価の統合基盤構築へ
本共同研究では、以下の技術開発および検証を実施します。
●IoTを活用した統合モニタリング
中古トラック・蓄電システムの 稼働状態・性能・電力利用などの主要データを一元管理。● DPP準拠のトレーサビリティ基盤の開発
製造〜運用〜再利用までのライフサイクル情報を統合し、サプライチェーン全体で共有可能な基盤を整備。
● CO₂削減・資源循環効果の価値評価フレームワーク
取得データをもとに、CO₂削減効果・再利用効果・環境価値を定量化し、評価フレームを構築。
(将来的な“資産化”を見据えた基盤形成も視野)
● 金融・投資・インセンティブへの応用可能性の検討
環境価値を織り込んだ 投資モデル・金融商品・インセンティブ設計 の可能性を検討。
◆期待される効果
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中古トラックの長期活用・再利用価値を可視化
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蓄電池を活用した再エネ利用料量とCO₂削減量の定量評価
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DPP対応によるサプライチェーン全体の透明性向上
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環境価値を織り込んだ、新たな金融・投資モデルの可能性
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AI・IoT・クラウドによる産業GX(グリーントランスフォーメーション)の基盤確立
本研究は、物流・エネルギー・再エネの三領域を横断し、環境価値を新たな産業軸として創出する取り組みです。
◆共同研究パートナー
早稲田大学理工学術院 環境・エネルギー研究科 小野田 弘士教授

小野田 弘士教授
博士(工学)取得後、教育・研究に従事し、2017年より早稲田大学環境・エネルギー研究科教授、2022年には同研究科長に就任。
環境配慮設計、資源循環、スマートコミュニティ、次世代モビリティを中心に研究を展開し、学術研究と産学連携の両面で幅広い実績を有する。
また、「本庄スマートエネルギータウンプロジェクト」や、埼玉県久喜市南栗橋駅前街区における「BRIDGE LIFE Platform構想」など、社会実装型のエネルギー・都市づくりプロジェクトにも深く関与。
豊富な実践経験を背景に、地域エネルギー、スマートシティ、次世代モビリティ分野における産官学連携を牽引する研究者として高い評価を得ている。
◆今後の展望
AIストームは、エネルギー・モビリティ・社会インフラにおける環境価値の可視化と最適化を次世代事業の基盤と捉え、AI・IoT・GPUクラウドを軸に社会実装を進めています。
小野田教授との共同研究で構築するトレーサビリティ基盤は、車両や蓄電システムに紐づく環境価値を精緻に把握し、再エネ・資源循環を支えるインフラの透明性を飛躍的に高めるものです。
また、並行して進める劉教授との研究では、中古トラックの市場価値をAIで高精度に推定する仕組みを開発しており、小野田研究(環境価値)×劉研究(経済価値) の両輪が、当社の事業競争力と未来戦略を強く後押しします。
これらの産学連携成果を事業成長へつなげながら、
“時価総額500億円”という節目を現実のものとし、
日本発の「エネルギー×AI」リーディングカンパニーとして新たな価値創造に挑戦してまいります。
本共同研究は、その未来を切り拓く重要なマイルストーンです。
◆会社概要

会社名:AIストーム株式会社(旧株式会社ジェクシード)
代表取締役:今井 俊夫
所在地:東京都千代田区神田錦町 3-17-11 榮葉ビル 9 階
事業内容:AI 事業、AI 教育、AI プロダクト開発、ERP/HR コンサル、LED ビジョン、トラック販売・リース、アドトラック広告、IT 機器販売 等
企業HP:https://www.ai-storm.co.jp
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報道関係者お問い合わせ先
AIストーム株式会社 広報担当
E-mail:press@ai-storm.co.jp
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