Idein、長崎・佐世保の百貨店「TWINKLE西沢」にてエッジAIを活用した「人員配置・在庫最適化」プロジェクトを開始

市のデジタル化支援補助事業に採択、データドリブンによる課題解決を目指す

Idein

国内シェア2年連続No.1のエッジAIプラットフォーム「Actcast」を運営するIdein株式会社(読み:イデイン、本社:東京都千代田区、代表取締役:中村 晃一)は、佐世保市での創業120周年を迎える株式会社西沢本店(本社:長崎県佐世保市、代表取締役社長:西沢 雅幸)と共同で、西沢本店が運営する商業施設「TWINKLE西沢」にて、AIカメラを活用した需要予測に関する実証実験を、佐世保市の「中小企業デジタル化支援事業補助金」を活用して開始しました。

■実証実験の背景・目的

TWINKLE西沢は、四ヶ町商店街アーケードに面した地下1階・地上8階建ての百貨店・ファッションビルで、婦人服や宝飾品などのテナントが多数出店しています。西沢本店は、TWINKLE西沢の売上増加やコスト削減を図るため、店舗DXの取り組みをかねてより模索していました。

AIカメラを活用した店舗のデータ分析ソリューションは数多ありますが、Ideinの強みである汎用デバイスを使った低コストなAIカメラであること、また設置工事も不要でカメラをWi-Fiに接続すればすぐにデータ取得が開始できるという利便性の2点を評価いただきました。

西沢本店とIdeinは2023年3月に第1回目の実証実験を実施し、AIカメラで取得した来店者属性データ(年代・性別)と人流データから、「来店者の7割が40〜50代」「特に人流の多い時間帯は開店後1〜2時間(10〜12時)と夕刻(16〜18時)」といった傾向を可視化しました。この結果を踏まえ、第二回目となる今回の実証実験では、適切な人員配置や在庫最適化による、売上最大化、コスト削減を目的として、人流データとPOSデータを掛け合わせることで需要予測に取り組みます。

今回の実証実験は、地方小売店が抱えるデジタル化・DX化対応の遅れを解決するため、行政機関が提供するデジタル化支援事業補助金を活用して官民一体で取り組むものであり、今後、地方小売業のDX化のモデルケースになると考えています。

TWINKLE西沢TWINKLE西沢

実証実験で設置したAIカメラ実証実験で設置したAIカメラ

■今後の展開

前回・今回の実証実験で得られた成果をもとに、テナントの販促支援を含め、売上増加やさらなるコスト削減に寄与する取り組みを検討してまいります。

また、データをもとに、来店客層やニーズとマッチしたテナント誘致を進め、来店客にも出店テナントにも双方に寄与する取組として展開していく考えです。


■西沢本店からのコメント

Ideinの汎用デバイスを使った低コストなAIカメラと行政の補助金を活用することで、限られた予算の中で、デジタル化、DX化を進めることができると考えています。今回取得したデータを活用し、適切な人員配置、在庫の最適化、売上最大化を目指すとともに、今後の新規ブランドの取扱いやテナント誘致に利用していきたいと考えております。


■実証実験の概要

◯ 期間:2023年7月~(約4か月間)

◯ 場所:TWINKLE西沢(2階)

◯ AIカメラ設置台数:2台

◯ 取得データ:フロア人流データ


■エッジAIプラットフォーム「Actcast」について

Actcastは、画像や音声等の解析技術を用いて実世界のデータを収集・活用できるようにする国内シェアNo.1のエッジAIプラットフォームです。

<「Actcast」の特長>

・高度なAI解析をクレジットカードサイズの小さく安価なデバイスでできるため、デバイスのコストを劇的に削減できる(通常は数十万円のデバイスを使用するようなAI解析を数千円のデバイスで使用可能)

・当社独自の高速化技術によりAIモデルの軽量化をすることなく最先端のAI解析ができる

・カメラ、マイク、温度計等を搭載したセンシングデバイス使用して、多様な実世界の情報を収集・活用できる

・リモートで複数デバイスの管理・運用ができる

・エッジAIは必要最低限の情報だけをクラウドへ送るためプライバシー・機密情報に配慮しながら利用できる


「国内シェアNo.1」について

デロイト トーマツ ミック経済研究所 『エッジAIコンピューティング市場の実態と将来展望 2022年度版』

https://mic-r.co.jp/mr/02530/)「エッジAIプラットフォームのベンダシェア(台数)」の調査結果に基づく


■株式会社西沢本店 概要

株式会社西沢本店は、長崎県佐世保市での創業120周年を迎える小売店で、同地区の四ヶ町商店街に商業施設「TWINKLE西沢」を構えています。婦人服をはじめ、呉服、宝飾等、幅広い商品を取り扱っております。1830(天保元)年 滋賀県愛知郡泰川村にて麻織物の卸業を創業して以来、近江商人の原点である、三方よし「買い手よし、売り手よし、世間よし」の精神に立ち、お客様に心から満足して頂ける地域密着型のお店創りを目指しています。


【設立日】 1936年4月1日(創業:1903年10月1日)

【代表者】 代表取締役社長 西沢 雅幸

【所在地】 長崎県佐世保市本島町4番7号

【事業内容】 小売事業、クレジットカード事業、不動産事業

コーポレートサイト: http://www.nishizawahonten.co.jp/


■Idein株式会社 概要

安価な汎用デバイス上での深層学習推論の高速化を実現した、世界にも類を見ない高い技術力を有するスタートアップです。当該技術を用いたエッジAIによる現場データ収集プラットフォーム「Actcast」を開発し、実用的なAI/IoTシステムを開発・導入・活用する開発者及び事業会社へのサービス提供を行っております。今後もパートナー企業と共に、AI/IoTシステムの普及に貢献してまいります。「実世界のあらゆる情報をソフトウェアで扱えるようにする」をミッションに掲げ、日本国内では経済産業省 J-Startup選定をはじめ、日本経済新聞社 NEXTユニコーン企業にも選ばれています。英Arm社のAI Partnerや、米NVIDIA社のInception Program Partnerになるなど、海外でも高く評価いただいています。


【設立日】 2015年4月7日

【代表者】 代表取締役 中村 晃一

【所在地】 東京都千代田区神田神保町1-4-13

【事業内容】 Actcast事業(エッジAIプラットフォームの開発・運営)、受託開発事業(次世代自動車開発での協業等)

コーポレートサイト: https://www.idein.jp


https://prtimes.jp/a/?f=d26271-69-d215071196db7f36f8c39f224b24e8f5.pdf

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会社概要

Idein株式会社

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URL
https://www.idein.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田神保町1-4-13
電話番号
-
代表者名
中村晃一
上場
未上場
資本金
28億6700万円
設立
2015年04月